フラットなパートナーとして、基幹システムの変革に挑む
変革の波はフロント領域から基幹システムへ
異業種の金融サービス参入により競争が激化する一方、日本国内の伝統的な金融機関では生き残りをかけたデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速し、フロント領域(金融商品のマーケティング・営業・事務業務等)を中心にデジタル化が進んでいます。
そんな中、アクセンチュアも金融機関のフロント領域における数々の支援を行ってきました。しかし、事業の本丸ともいえる基幹系システムについては検討が先延ばしになっていた企業も多く、「2025年の崖」*も迫る中で、現行の基幹システムを刷新する必要性が高まっています。
今、基幹系システムの変革に正面から取り組む企業に必要なことは、豊富な業界・業務に関する知識・経験を持ち、既存の方法にとらわれないチャレンジができる変革力を持っていること。アクセンチュアは特定のソリューションに対して既得権益を持たないフラットな立場から、お客様の課題や方向性に応じて最適な手法やソリューションを選び取り、戦略立案から業務変革、基幹システムのプランニング、構築、保守までをエンドツーエンドでご支援します。
プランニングからデリバリーまでチームとして実行する
コンサルティングからデリバリーまで一貫して支援する以外にも、業務への影響が軽微なCOBOLからJavaなどへのリライト、クラウドマイグレーション、機能の部分的な切り出し、技術者育成など、お客様の課題やビジネスの方向性に応じた適切な提案を行います。
また、基幹システムの変革は大規模なプロジェクトになることが多く、システム開発の難易度も高くなりますが、自社でプランニングからデリバリーまで遂行できるケイパビリティを持っている点はアクセンチュアの大きな特徴です。さらに、金融業界の業務を熟知したメンバーやテクノロジーに精通したメンバーが揃い、チームとしてお客様の変革をご支援します。
金融機関における基幹システムの変革は、避けられない流れでありながらも、他の業界以上に失敗が許されない困難なチャレンジといえます。アクセンチュアは、変革の足かせとなってしまっている現行のシステムや業務を、お客様の未来を見据え刷新し、日本の金融機関の変革を加速させます。
* 「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」(経済産業省、2019年)
ケイパビリティ
イノベーション
最新テクノロジーを駆使し、これまでになかった新たな顧客体験、サービス、金融商品の創出を支援します。
カスタマーエクスペリエンス
「顧客を知る」、「顧客に応える」、「顧客とともにビジネスを育てる」という顧客起点の考え方、アプローチによる新たな商品・サービスの実現を支援します。続きを読む。
ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング
従来の効率化を越えて結果にコミットする新たなオペレーションの実現を支援します。続きを読む。
デジタル変革:銀行
Bank4.0時代にも必要とされ続ける銀行であるための、デジタル変革、イノベーション創出を専門家の知見を結集して支援します。続きを読む。
デジタル変革:保険
保険会社のデジタル変革、イノベーション創出を専門家の知見を結集して支援します。続きを読む。
デジタル変革:証券
証券会社のデジタル変革、イノベーション創出を専門家の知見を結集して支援します。続きを読む。
コスト効率化
New ITを活用し、組織横断で本質的なコストの最適化を図ります。続きを読む。
モダナイゼーション
変化する市場環境においても顧客に選ばれる柔軟性の高いサービスの実現に向け、レガシーシステムのモダナイゼーションを実行します。続きを読む。
規制対応・ファイナンス&リスクサービス
複雑さを増す規制への対応のみならず、経営管理の高度化を踏まえ、テクノロジーを活用した管理体制の構築を支援します。続きを読む。
セキュリティ
グローバル化の加速とビジネス環境の変化により複雑化・高度化するサイバー攻撃に対して、海外のベストプラクティスを活用し、セキュリティの強化を図ります。続きを読む。
人材・組織変革
顧客起点の銀行を実現するための、デジタル人材の採用、育成及び組織・体制づくりを支援します。続きを読む。
事例
住宅ローンビジネスの収益性向上とお客さまの利便性向上を目的に、業務の自動化に取り組む三菱UFJ銀行と三菱UFJインフォメーションテクノロジーは、Pegaソリューション導入のパートナーとしてアクセンチュアを選択。業務量75%削減と審査プロセスの劇的な時間短縮を実現しました。
大同生命保険株式会社は契約事務領域における中期経営計画策定のグランドデザインや改革コンセプト検討、デジタル活用などの支援をアクセンチュアに依頼。顧客接点からバックエンド業務までの一貫したDXを推進中です。
三菱UFJフィナンシャル・グループでは、富裕層向け金融サービス「MUFGウェルスマネジメント」を強化し、徹底した顧客視点によるビジネスモデルへの転換を志向しています。
10年先も必要とされる銀行でありつづけるために、伊予銀行は、DHD(デジタル・ヒューマン・デジタル)バンクというコンセプトのもと、アクセンチュアと共にデジタル変革に取り組んでいます。
海運業界大手の日本郵船株式会社は、電子通貨プラットフォーム「MarCoPay」の事業会社をフィリピンのTransnational Diversified Group(TDG)と共同で設立。電子通貨による船上での給与支払い、決済のキャッシュレス化、船の安全運航強化等に取り組んでいます。
「日常と非日常」、「金融と非金融」をつなぎ、「お客様の夢の実現」を支援する、モバイルアプリによるサービス「iBank」を実現しました。
リーダー紹介
採用情報
金融システムは以前に比べて多様化しており、解決すべき課題も山積しています。スクラッチで開発するシステムが多い点も他業界と比べた際の特徴で、プランニングからデリバリーまで関われるのはエンジニアにとってやりがいのある部分です。
また、新しい金融サービスの創出が求められる時代において、アクセンチュアでは新しいテクノロジーを用いた戦略策定部分からお客様の変革を支援することが可能です。日本の金融機関の再生や活性化に貢献したいという方にとって、魅力的なフィールドが広がっています。
クラウドやアジャイルなどテクノロジーや開発手法が多様化する中で、金融業界以外の経験を持った方も多数活躍しています。業界の経験有無にこだわらず、ぜひアクセンチュアの金融領域で経験を生かしてください。