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アクセンチュア(グローバル)
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アクセンチュア(日本法人)
Japan
拝啓、秋冷の候、貴社におかれましてはますますご清栄のことと、お慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2023年はAIの注目度が急上昇した年になりました。生成AIの精度が向上して以来、あらゆる金融機関が生成AIの活用余地の検討を開始しています。弊社も多くの金融機関様と内外でワークショップ、提案、プロジェクトをさせていただく中で、あらためて再認識していることが2つあります。 1つ目は、AI(生成AIだけでなく)の活用は、全社改革の一環として進めるべき 2つ目は、特定のAIメーカーが解決する事は限定的であり、AIを活用するシステム基盤が必要となる
弊社の金融サービス部門は、全世界のAIプロジェクトの状況を週次で情報共有しています。その情報から、➀各部の検討テーマにしている金融機関、➁デジタル部門の担当としている金融機関、➂全社の取組みとしている金融機関、の3種類に分かれます。実はこの中で比率が一番少ない➂から、実用化されはじめているケースの大半が生み出されています。➀は小さなPoCが散在し、➁は組織論になりがちです。
また、特定のAIメーカーとPoCを進めているケースも多く、結果的には実用できるユースケースを作るまでに何枚もの壁がある状況です。弊社はここ数年、社内業務でAIを活用してきました。それを可能としているのが、AI-Hubというシステム基盤です。例えば、同じリクエストをAさんと、Bさんでは見ていい情報が異なります。これをどう制御するのでしょうか?同じリクエストを作業実施時に依頼した場合と、会議中に依頼した場合では、アウトプットは同じでいいのでしょうか?検討すればするほど、このような壁に直面しますし、我々も悩んできました。このような壁を乗り越えるシステム基盤がないと、AIを継続的に活用する事は難しくなります。
AI活用に関しては、世界的な活動を通じて得た知見が蓄積されてきましたので、ぜひご一報いただければ幸いです。
今後ともご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
敬具
2023年10月吉日
アクセンチュア株式会社 常務執行役員 金融サービス本部 統括本部長 中野 将志
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常務執行役員 金融サービス本部 統括本部長
2013 年に金融サービス本部統括本部長、2017 年に常務執行役員に就任。銀行、証券、生損保、ノンバンクにおける多くの金融機関に対して、大規模変革、事業戦略、業務改革、営業改革、IT 再構築、海外戦略の企画立案から実行支援までの幅広い経験を有する。