多くの企業が経済的な苦難に直面したにも関わらず、IDCはブロックチェーンについて、2桁の前年比成長率が維持され、2020年の全世界での支出額が43億米ドルに達すると予測しました。

今となっては、マルチパーティシステムの導入の爆発的な増加はそれほど驚くべきことではありません。マルチパーティシステムを利用すれば、個人間・組織間で データ基盤を共有することで、効率性を高め新しいビジネスモデルと収益モデルを構築することができます。マルチパーティシステムには、ブロックチェーン・分散型台帳・分散型データベース・トークナイゼーション・その他さまざまなテクノロジーや機能が含まれています。

すでに多くのマルチパーティシステムが準備されていました 。新型コロナウイルスの流行により、公共サービス機関は先行きの見えない混沌とした状況を単独では乗り越えられないことが明らかになり、マルチパーティシステムプロジェクトの導入が急ピッチで進められています 。

公共サービス従事者の87%は、公共サービス業界では野心的な取り組みとされていたマルチパーティシステムが、短期間のうちに差し迫った必要性のあるソリューションと見なされるようになったと思う、または非常にそう思うと回答しています。

パンデミックの最大の影響の一つは、世界中の企業の脆弱性が明らかになり、産業界全体で企業の提携関係が分断され、解決策の奪い合いが起こったことです。

しかし、多くの場面において行政機関は著しい回復力を見せました。

現在の公共サービス機関は、既存の連携と未来の連携を支える適応性と信頼性のある土台を構築するという、大きな課題に直面しています。

しかしこれはチャンスでもあります。パンデミックの混乱により、エコシステムに対するこれまでの期待が覆り、野心的な公共サービス機関は新たな業界標準を打ち立てようとしています。組織的かつ戦略的なエコシステムパートナーシップにより、現在の混乱に対処する態勢を整えた公共サービス機関は、新たな混乱に備えることができます。また、新たな交流を生み出したり、新たな成果を上げる方法を発見し取り入れることができます。またこれらのパートナーシップは、問題を解決するためにまったく新しい産業を形成していくかもしれません。

公共サービス機関は、今後3年の間で移り変わる国民・市民のニーズなどによって引き起こされる突然の変化に対応することになるでしょう。こうした変化に対応できる行政機関や法人の第一人者となり、リードしていくためにはパートナーシップを支える信頼性のある土台が極めて重要となるでしょう。

協力して混乱を乗り越える

抜け目のない機関はただ生き残るだけでなく、イノベーターとして台頭する機会を見出そうとします。新型コロナウイルスの流行によってデータの共有方法が変わり、逃してはならない大きな機会が生まれました。円滑かつ安全に業務を行い、データを共有し、パートナーの間を立ち回ることができれば、地方や地域だけではなく世界で成果をあげる上での優位性を得ることができます。

テクノロジーによって業界をリードし、新しいパートナーシップにより優位性を維持していきましょう。 公共サービス機関の成功には、エコシステムにおける正しい連携が不可欠なのです。

著者について

Ryan Oakes

Senior Managing Director – Strategy & Consulting, Global Public Service


Valerie Armbrust

Managing Director – Consulting, Public Service


Todd Kimbriel

Managing Director – Public Service, North America


Eyal Darmon

Managing Director – Strategy & Consulting, Public Service


水田 響

公共サービス・医療健康本部 マネジング・ディレクター

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