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デジタル化時代における未来のワークフォース――仕事における「人間的側面」を拡大する

テクノロジーの新しい波は、決して人間的な側面を奪い取るのではなく、むしろ仕事をより人間味あふれるものにするのです。

概要

「デジタル化とは、冷酷に効率化を推し進め人間的側面を排除することである」というのは正しい解釈でしょうか。いや、むしろその逆です。デジタル化によりワークエクスペリエンスや現場の意思の尊重とネットワーク化が進み、仕事をより人間味あふれるものにし、人間ならではの付加価値を拡大するのです。

デジタルが普及し始めたころ、技術進歩は主に効率化を連想させるものでした。人の介入を必要としないオートメーションを取り入れることで、それまでの仕事のやり方を根本から変えていたのです。現在、コラボレーションとソーシャルメディアの進歩により、デジタルは再び仕事を変革しています。まずデジタルは従来の境界線をなくします。そして仕事をオープンエコシステムの中で再構築することにより、さらなるコラボレーションを生み出します。頭脳と体力を根底から増強し、人間の肉体的可能性だけでなく仕事の認知的・協働的側面のどちらも向上させます。さらには仕事のやり方は社員の自主性を重んじ、組織のあらゆる階層からトップ層に至るまでどのように運営されるべきかについての考えを新たにさせます。

背景

3つの根本的な変化
アジリティ(敏しょう性)を高め、変化する社員の要請に応えるとともに、社外の人材を幅広く活用するためには、企業は下記3つの根本的な変化に対応する必要があります。

  • ヒエラルキーの崩壊
    企業は上位からの命令に従い整然と動く組織に代わり、お互いにつながったネットワークの集まりとしての性格を強めるでしょう。つまり、企業やサードパーティ、サプライヤー、専門スキルを持つ契約社員、自身の業務内容を自ら決定できる社員などで構成されるエコシステムに近づいていくでしょう。

  • デジタル化競争
    ロボット化、自動化、技術進歩、コラボレーションツールの普及は今後も継続するでしょう。こうしたデジタル化技術を能動的に受け入れる必要があります。デジタル化を通じて仕事の質を高めることで競争優位に立つ競合相手に対し、後塵を拝すような状況に陥ってはなりません。

  • 社員のマルチスキル化
    企業が必要とする新たなスキルを常に身に付け、企業に価値をもたらすような新たな機会を積極的に求め実現する社員を育成・輩出しなければなりません。その際重要なことは、発想力やコミュニケーション力、分析力、新しいことに挑戦する力、データ解析能力など機械に置き変わる可能性が少ない分野の能力を高め、機械化やコンピューター化に振り回されない人材の育成に注力することです。
インフォグラフィックで『デジタル化時代における未来のワークフォース――仕事における「人間的側面」を拡大する』の特長を見る(英語のみ)別ウィンドウで開きます
Click here to download Reorganizing Work. This opens a new window. インフォグラフィックで『デジタル化時代における未来のワークフォース――仕事における「人間的側面」を拡大する』の特長を見る(英語のみ) [PDF, 13.6 MB]

提言

デジタル化時代の経営における矛盾と対処法
経営者はデジタル化時代がもたらす矛盾に対し、下記の手法で対処する必要があります。

  • エコシステムや非正規社員に対しても企業のコアとなる価値観や目的の徹底を図ると同時に新たな製品やサービスの投入、組織変革を積極的に行う。
  • 社員の自由度を高めクリエイティビティを発揮しやすくする。
  • 複雑さを制御してシンプルなルールを導入する。
  • 未曾有の情報量を前にしても適切な判断を下す。

デジタル化時代における未来のワークフォース――仕事における「人間的側面」を拡大する 全文をPDFで読む [PDF, 660KB]


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