新規事業の立ち上げは、事業戦略の立案、具体的なサービスの開発から、ECサイト含むタッチポイントの構築・具現化、そしてコミュニケーション施策まで、新しい挑戦の連続です。このすべてを、ニッポンハムグループとアクセンチュア インタラクティブは強力なパートナーシップをもって推進しました。インタラクティブ本部はこの新たな挑戦のため、食品業界、マーケティング、サービス、コマースプラットフォーム構築などの各専門家とクリエイティブエージェンシー
Droga5 Tokyoやコミュニケーション部門のクリエイター、デザインスタジオ
Fjord Tokyoのデザイナーを集結させ、コンサルティングとクリエイティブを掛け合わせた支援体制を構築しました。
通常、上流の戦略から下流のコミュニケーション施策は段階的に立案されます。しかし、この方法では戦略立案段階で「数字上で事業として成立させることを優先してしまい、自由な発想に挑戦できない」、コミュニケーション施策段階で「もっと魅力的な事業であれば、よりクリエイティブが発揮できるのに」といった葛藤が生まれがちです。そこで、ニッポンハムグループの「たんぱく質を、もっと自由に。」の想いとともに戦略を立案するマーケティングチームとブランドのコンセプトを開発するクリエイティブチームが協働し、事業戦略と具体的なコミュニケーション施策を並行して構想していきました。その結果、ビジネス成果にコミットしつつ最終的に価値を届ける新たな顧客像が具体的に示され、新規事業への挑戦に大きな一歩を踏み出すことができました。
「事業立ち上げに至るまでに様々なチャレンジがありましたが、チーム全体で次の二つを共有することで一丸となって取り組むことができました。一つ目は、日本ハムさまの企業理念、Vision2030、マテリアリティ、新規事業で解決すべき社会課題と消費者ニーズを常に念頭に置き、いかに具現化できるかを考えること。二つ目は、社内外、チーム間、上下関係、受発注関係などの垣根を越えた"Respect for the Individual"の精神です。世の中で待ってくださっている消費者のために、良いものを創りたい。各人のモチベーションとその集積としてのチームワークによって、立ち上げまで漕ぎ着けたプロジェクトだと感じています。本ご支援のような、ビジョン策定から新規事業部署の立ち上げ、D2C構想、新商品・サービス企画、コンセプト開発、各タッチポイント設計、デザイン、デジタルマーケティング実行など、"文字通り"全体のビジネス変革を実現できたのは、明確な目的をチームメンバーで共有しながら、コンサルティング×クリエイティブなど異なる領域の専門家が協働したからこそ。アクセンチュア ソングならではのトランスフォーメーションだと思います。引き続き世の中にポジティブなインパクトを与え続けていくべく、取り組みを推進していきます」
Accenture Song シニア・マネジャー 早川 豊晃