クラウド・プラットフォーム
July 30, 2021
July 30, 2021
国内外に多くの実績を持つサービス群を提供することにより、お客様マルチクラウドの利用に伴うコストや運用負荷の軽減、セキュリティとガバナンス強化を支援します。詳しくはこちら
クラウドが本格的に普及するにつれ、複数のパブリッククラウドサービスを使い分けるマルチクラウドを採用する企業が急増しています。その結果として、お客様の間ではクラウド利用の現状やあり方について以下のような多様な要求・課題が出始めているのが昨今の状況です。
これらのニーズの詳細は企業によって異なりますが、可能な限り迅速にマルチクラウドの課題解決を図り、運用負荷とコスト削減効果を目指すという目的は共通しています。
アクセンチュアが提供する「アクセンチュア・クラウド・プラットフォーム(ACP)」は、このようなマルチクラウドの課題を抱えるお客様を対象とするソリューションです。
ACPは、パブリッククラウドを運用するための管理サービス(ポータル、バックアップ、監視等機能を提供)であり、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の3つの主要クラウドサービスを利用するお客様に対し、複数の環境にまたがって存在するクラウドリソースの統合管理を実現します。ACPを活用いただくことで、特定のパブリッククラウドに依存することなく、ビジネスに最適なクラウドサービスを適材適所に選択・導入し、すべてを横断的かつ一元的に管理・運用できるメリットが得られます。
上記のようなACPの特長を整理すると、以下の3点に集約されます。
ACPの第1の特徴は、ポータルと統合管理基盤による一元的な管理機能を提供できる点にあります。
ACPはクラウドリソースの管理、環境の払い出しといったマルチクラウド環境の統合運用管理に求められる機能を、業界標準のSaaSやクラウドプロバイダーのツールを組み合わせたベストプラクティスとして提供します。運用管理の仕組みを個別には開発・実装しない思想に基づいて設計されており、汎用性や連携性を十分に確保した状態で、マルチクラウド環境の統合運用管理を実現します。
第2の特徴は、マルチクラウド環境に求められるセキュリティ対策や課金管理、ガバナンス管理の自動化や、各クラウドサービスをシングルサインオン認証での利用を可能にする機能が組み込まれている点です。
組み込み済みのセキュリティコントロールは200種類以上に及んでおり、お客様企業は必要に応じてサービスを選択・適用することが可能です。これらの機能により、マルチクラウド環境のセキュリティ強化に貢献します。
さらに、アクセンチュアが提供しているマネージドサービス「Active Cloud Management(ACM)」は、各クラウドサービスにかかるコストの一元管理とリアルタイムの可視化、AIによる分析結果に基づく継続的なコスト最適化・構成最適化を実現します。
このサービスはインスタンスごとに発生するコストの累積であるクラウド利用料を分析・可視化し、アクセンチュアのナレッジに基づくデータを加えたうえで「稼働時間の短縮」「スペックの最適化」「契約の見直し」の観点から最適なコスト圧縮効果を提案するものです。
ACPは、各クラウドサービスと個別にライセンス契約を結ぶ場合よりもコスト抑制に貢献し、通常費用よりもコスト削減が見込めるメリットがあります。この削減効率はACMと組み合わせて利用し、利用量を最適化することでさらに大きな削減率を見込むことがでるなど、大きなシナジー効果を得ることが可能となります。
一方、運用工数においてもACPはクラウド環境の運用・管理を自動化し、複雑性の解消をご支援します。これによる効果として大きな運用工数の削減が期待できます。
このほかにもアクセンチュアではオンプレミス環境とマルチクラウド環境で構成されるエンタープライズ規模のハイブリッドクラウド環境に必要な技術要素をオールインワンパッケージで提供するサービス「Accenture Hybrid Cloud(AHC)」をご提供しています。このサービスをACPと組み合わせてご利用いただくことで、データセンターやコロケーションなど、設置場所を限定することなく、かつ導入から運用保守までをカバーするサービスとしてご活用いただけます。
クラウド・プラットフォームに関連したアクセンチュアのサービスは市場から高い評価を得ています。
米調査会社ガートナーの2020年の発表によれば、アクセンチュアは全世界のパブリッククラウドインフラストラクチャ向けマネージドサービス事業者の「リーダー企業」に位置付けられています。お客様企業に対する価値提供実績が豊富であること、業界横断の知見が差別化要因である点が高く評価されています。
事実としてACPは、グローバルで3,000社を超えるお客様企業が利用しており、日本国内においても大手製造業、大手流通業、大手製薬会社など豊富な導入実績を有しています。コープこうべ様事例、日東電工様事例のように、マルチクラウド環境の運用管理とコストの課題を解決するという効果が得られています。