――リニューアルした「セブンマイルプログラム」を2020年6月にリリースしてから、すでに1年以上が経過しましたが、手応えを感じている成果を教えてください。
伏見 7iD会員数は2,000万人を超えましたが、同等規模の会員数を有している小売グループは他に見当たらず、驚異的な数字だと思っています。もちろん、この新規会員獲得の最大の原動力となっているのは「セブンマイルプログラム」に他なりません。また、こうした会員の拡大に伴い、SNSを通じたお客さまによるさまざまな発信情報を目にする機会も増えてきました。マイルをためて交換した特典の写真と喜びのコメントを投稿するなど、お客さまに楽しんでいただいている様子が、私たちにも伝わってきます。
良質な商品を取り揃えたセブン&アイグループの各店舗で日常の買い物を楽しみ、そのお買い物でマイルがたまり、さらにそのマイルを使って特典を手に入れ、喜びを発信することで、また新たな会員を呼び寄せるというサイクルが回り始めていることを、マーケティング分析の結果からも確認しています。その意味からも、今回のグッドデザイン賞の受賞は決してゴールではなく、魂を込めてお客さま満足度のさらなる向上を目指し続けていきたいと考えています。正解は無い中でより良いサービスとデザインを追求し続けることが、結果につながると信じています。
番所 デザインの力を最大化するには、アクセンチュア インタラクティブのデータ分析やビジネスプランニングチームとの連携も欠かせません。これからも、セブン&アイ・ホールディングス様の取り組みをFjord Tokyoはじめアクセンチュア全体で全力を挙げて支援していく所存です。
――多くの企業の皆さまのサービスデザインにも役立つ、示唆に富んだお話をありがとうございました。
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