Skip to main content Skip to footer

半導体設計のワークロードに不可欠なクラウド

2021/08/20

概要

パブリッククラウド

新興企業に適したアプローチで、スケーラビリティと順応性、高いパフォーマンスをもたらすとともに、業績やコラボレーションなどの向上を実現させます。

ハイブリッド型パブリック/プライベートクラウド

このアプローチでは、既存企業が既存インフラを活用しながら、パブリッククラウドのメリットを享受することができます。

柔軟なオンプレミス型プライベートクラウド

サーバーOEMは、半導体顧客の施設にサーバーを設置し、需要の高くなった時には有料でアクセスできるようにします。

導入モデルによって、スケーラビリティやコスト面でのメリットが異なってきます。企業は、組織の優先順位を考慮しながら、最新の環境で成功に役立つ最適なモデルを選別することができます。

業界の背景

今日のクラウド上EDAの状況:現在のEDAアプリケーションはほとんどがオンプレミスで動作していますが、長期的見ると、ソフトウェアがクラウドネイティブになることがEDAベンダーと顧客の双方にとって、より大きな価値になると考えられます。

クラウド上EDAのバリューケース

スケーラビリティと柔軟性

CSPによる計算処理とストレージのリソースを即座に利用可能。レイテンシーの問題は、オンプレミスのプライベートクラウドで対応します。

キャパシティにとらわれない

CSPは、イノベーションに役立つ洗練されたツールとサービスを提供します。設計チームは、EDAエコシステムのソフトウェアツールを活用できます。

生産性

計算処理とストレージのリソースを瞬時に利用できるため、同時にテストを行うことができ、生産性を高めることができます。

予測可能性と可視性

様々な機能について、タイムラインや完了までの時間、潜在的な障害などを包括的に把握できます。

セキュリティ

ハイパースケーラーは、自動化ツールの統合型パッケージと、通信中および静止中の暗号化など最新鋭のベストプラクティスを提供します。

行動に移す

クラウドに適したワークロードを見極める

EDAワークロードには、特定のハードウェア構成を必要とします。最適なパフォーマンスを得るためには、ワークロードを適切なインスタンスに適合させることが不可欠です。

データコストを意識する

どのワークロードをパブリッククラウドに展開し、オンプレミスに残すかを決定する上で、データ管理は重要な検討事項となります。

価値を重視する

ビジネスツールであるインフラがCSPに提供されたら、企業はキャパシティをパブリックインフラに移行するべきです。

小規模から始める

企業は、失敗を最小限にとどめるため、パイロットプロジェクトを実施して、プロセスを学び、課題を明らかにする小規模スタートが必要です。

単独で進めない

半導体企業は、ソフトウェアベンダー、CSP、システムインテグレーター、サーバーOEMと連携し、ピボット成功のための協力を得る必要があります。

著者について

佐藤 亮介

ビジネス コンサルティング本部 コンサルティンググループ ハイテク プラクティス日本統括 マネジング・ディレクター


Jason Mitchell

Managing Director – High Tech, Cloud, Global


Nick Sidhu

Managing Director – Intelligent Cloud & Infrastructure, North America


Harmandeep Ahuja

Managing Director – Strategy & Consulting, Technology Strategy & Advisory


Harish Ananthamurthy

Director – Technology, Product Engineering Services, North America


ニュースレターで最新情報を入手(英語)