アフターサービス領域におけるデータ駆動型変革

データサイエンスやアナリティクスを活用した企業変革、すなわちDDX（データドリブントランスフォーメーション）サービスシリーズに共通するアプローチは、企業や組織の戦略アジェンダからスタートしてビジネス成果に到達するよう変革を進めること。データサイエンスにより科学的で精度の高いインサイトを得ながら推進することで、企業変革に必要なアクションを継続的に取ることができます。

DDXシリーズでは、データ活用の考え方、様々な分析アルゴリズム、インサイトからアクションへの転換、成果のモニタリング、改革を継続するための人材育成、組織デザインなどを提供し、マーケティング、セールス、アフターサービス等様々な領域で変革を実現します。

他のDDXサービスについて
マーケティング領域におけるデータ駆動型変革
データ戦略に基づいて業務課題を解決し、マーケティング施策の高度化を支援します。

セールス領域におけるデータ駆動型変革
データ分析業務を効率化・高付加価値化し、セールス活動を支えるアナリティクス体制を構築します。

モノからコトへ、製品の付加価値を高めるサービス化が進む中、顧客への提供価値を向上し、販売後も顧客接点を維持し、かつ長期的な収益化が見込めるアフターサービスの重要性が増しています（例：産業機器、医療機器、コンシューマー機器など）。一方で、顧客ニーズの多様化、製品のデジタル化、サプライチェーンのグローバル化、専業サービサーの参入を含めた価格低下圧力の増加により、アフターサービス領域におけるグローバルレベルでの競争が激化しています。

アクセンチュアは、ビッグデータ解析などを通してアフターサービス領域のDDXを実現しサービス収益を向上することはもちろん、ビジネスモデルのアズ・ア・サービス（as a Service）化や、データを用いた新規デジタルビジネスの構築を見据えた支援を行います。

本サービス（DDX for アフターサービス）は、サービス契約・実績や機器稼働状況を可視化・分析し、得られたインサイトをアクションに結びつけて改善プロセスを回すことで、サービスパフォーマンスの最大化を実現します。これにより、適切なサービス契約・故障対応・保証内修理を行えるだけでなく、製品・サービスに対する顧客の声が十分・適切にフィードバックされることを目指します。

日本の大手電機メーカーA社はDDX for アフターサービスにより、アフターサービス領域において数十億円の収益改善を実現しました。

会社概要

• 売上高：1兆円以上
• 事業領域：コンシューマー向けハイテク製品

ビジネス課題

• 補償在庫の不足、ポリシーの不徹底により補償コストが売上の数%まで増加
• グローバルのガバナンス・KPI標準プロセス・ルールの不在

アクセンチュアの支援概要

• グローバルアフターサービス体制・プロセス・KPIの設計
• 新組織・業務導入のためのビジネスプロセス改革
• データ分析基盤および他社で実績のある分析ロジック・ダッシュボードの提供
  
• 成果にコミットする分析サービス、ビジネスプロセスアウトソーシング

成果

• 補償修理コスト：数十億円削減（5年）
• KPI管理による業務・パフォーマンス可視化、グローバル体制の確立
• リペアマネジメント以外の他領域（設計・品質保証など）へのシナジー効果創出