2020 サイバー脅威の動向
2020/10/19
2020/10/19
この1年間は、これまで誰も経験したことがないほど、企業のセキュリティ戦略とその実践が試されました。
急激に加速するデジタルトランスフォーメーション(DX)、混乱に便乗して横行するフィッシング、企業の情報セキュリティ運用の途絶と財務的な制約などが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックで混乱した世界により拍車をかけています。
現状の課題を十分に理解し、組織のセキュリティ戦略をピボット(方向転換)できるCISOの存在は、組織にとって大きな強みとなります。
アクセンチュアのサイバー脅威インテリジェンスおよびインシデント対応チームは、20年以上にわたり、関連性が高く、タイムリーかつ実用的な脅威インテリジェンス(サイバー脅威への対策)を作成、提供してきました。
アクセンチュアは、過去12か月間のサイバーセキュリティ脅威の変化を紐解き、サイバー脅威の動向に影響を与える5つの要因を明らかにしています。
2019年の調査以降、アクセンチュアのサイバー脅威インテリジェンスおよびインシデント対応チームは、サイバー攻撃者が用いている巧妙な手法、技術や手順を明らかにしてきました。
最新レポートは、先頃アクセンチュアが買収したContext Information SecurityとDeja vu Securityのチームの協力のもと、お客様、パートナー、コミュニティのメンバーがビジネス、業界、地域に関連するサイバー脅威に対処するための情報提供を目的として作成されています。
2020年第1四半期のランサムウエア攻撃による身代金の平均支払い額は17万8,254米ドルで、およそ60%増加しています。
「2020 サイバー脅威の動向」では、サイバー脅威の動向に影響を与える5つの要素を明らかにしています。
2020年に世界を襲ったかつてないほどの健康および人道的な危機によって、革新的なサイバー犯罪が引き起こされています。
企業がより柔軟性が高く安全な未来を実現するためには、次のステップの実践が有効です。
これらのステップを実践した企業は、不確実性を克服して危機から力強く回復し、今の苦境をサイバーレジリエンスを高める絶好の機会に変えることができます。
著者について