BPOスキームの実践的効果を最大化する、体系化されたアクセンチュア独自のアセット

昨今の日本企業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)は必ず経営会議の俎上に載るテーマです。一方で、デジタル化を志向してエンド・ツー・エンドの取り組みに着手してはみたものの、「紙書類の処理プロセスが削減できずに残存」「現場社員の再配置に関する苦悩」などへの解決策が描けないまま、尻すぼみになってしまうケースも散見されます。

DXに頓挫した企業と成し遂げた企業とでは何が違っているのでしょうか。第1に、その答えは業務運営モデルの中にあるとアクセンチュア オペレーションズでは考えています。第2に、日々の業務を通じて多種多様なデータが社内システムに流れ込んでいますので、データを資産化し、価値を取り出せるかどうかもDX成否の重要な分岐点です。たとえば形式が正規化されていないデータ群、分析手法を決められないまま放置されているビッグデータなど、利活用されることなく眠っている資産が少なくありません。

データを使って高い付加価値を生み出し、経営課題の解決に結びつけるには、何が重要なのでしょうか。それにはまず、小手先の施策に飛びつくのではなく、目指すべき"業務運営モデル"のイメージとその実現に向けたジャーニーを描く必要があります。アクセンチュアが提唱する「インテリジェント・オペレーション」は、業務のデジタル化を可能とし、データ分析の結果をビジネス成長へダイレクトに繋ぎ、連続的な価値創出を目的とする考え方です。「SynOps(シンオプス)」は、そうした目標達成へとお客様を導くアクセンチュア独自のアセットです。

DXを必ず成功させる万能なソリューションは存在しません。お客様がBPOスキームを活用しながらDXを推進していく上では、SynOpsで整理・体系化された、あるべきプロセスへの変換とシステム群を組み合わせることが有効です。これによりDX成功に寄与する価値創出が実現できます。

言い換えるならば、SynOpsは、これまでアクセンチュアが世界中でBPOサービスを提供するなかで培った経験から導き出されたベストプラクティスを体系化したアセットです。

「超自動化」「高付加価値創出」でDX実現をご支援

SynOpsの効果は、アクセンチュア オペレーションズが掲げる「超自動化」「高付加価値創出」の2つに集約されます。これをお客様視点の価値へと置き換えると次の3つになります。

  1. エンド・ツー・エンド(E2E)での効率化・コストの削減
  2. AI/Analyticsを用いたデータ活用によるビジネスへの貢献
  3. 人員創出による事業拡大

これらの3要素はバラバラに機能するものではありません。相互に連携しあいながら価値創出を実現し、お客様のDX実現を包括的にご支援します。

お客様のビジネスをE2Eで効率化するとは、お客様が抱える業務上の難所を乗り越える方法を一緒に考え、業務運営を見直しより広い範囲の業務をデジタル化する、ということです。そうすることで、業務を通じてデータを蓄積することができ、そのデータに対しAI/Analyticsの適用が可能となり、ビジネスに貢献する示唆を得ることができるようになります。たとえば、さらなる自動化・効率化余地を洗い出したり、財務上の無駄を識別しキャッシュフローを改善したり、よりニーズのある顧客を識別し売上につなげる、といったビジネス貢献の機会が広がります。

次のステップとして、ルーティン的な仕事から解放されたお客様側の人員にはデジタル領域の知識・経験を身につけていただき、新規事業開発など「人にしかできない仕事」への転換を進めます。

しかし単にSynOpsのシステム群を導入すればこれらの効果が連続的に得られるのではなく、重要なポイントは、お客様社内の既存のルールや業務プロセスの見直しといった抜本的改革を伴うことで真に効果ある取り組みとなる、ということです。それはいわば、お客様とアクセンチュアが供に歩みながら改善を繰り返すサイクルを回すことで到達できる成果です。

SynOpのユースケースと柔軟性・先進性

SynOpsはアクセンチュアがグローバル規模で運用している体系化されたアセットです。以下でご紹介する活用モデルは、お客様の業務効率化・コスト削減のみならずビジネスへの貢献にも成功した事例で、アクセンチュア オペレーションズが提唱する「インテリジェント・オペレーション」を表現しています。

ある日本のメーカー企業のお客様は、財務/経理・経営管理(F&A)業務のBPOでSynOpsのアセットを適用し、効果を最大化しています。こちらのお客様は、関連会社を含んだF&A業務の集約を検討していた際にアクセンチュアのBPOに着目されました。グローバル展開をなさっているため、アクセンチュア フィリピンのセンターを活用し各国のF&A業務の集約化を図るとともに、業務改革により広範囲にわたる標準化・自動化を実現しました。同時に、財務上のビジネス指標の可視化とAI/Analyticsによる示唆提供を行うことで、キャッシュフロー改善にも成功しました。最大の障壁であったコミュニケーション(言語)の問題もSynOpsが提供するAIを用いた高度な翻訳システム等を用いて解決しました。これにより、お客様は抜本的なコスト構造改革を実現しました。

SynOpsでは、各分野・領域におけるアクセンチュアの専門家の知見やシステム群といったアセットを用いることで高い付加価値の創出を実現しています。お客様が「あるべき業務運営とはどのようか?」の検討を深める上で、特に重視されるのはデータです。データは適切に流れて利活用することが重要であり、データモデルとシステム連携を実現するプラットフォームの整備にSynOpsが貢献します。

また昨今、非常に多いのは紙が業務プロセス改革のボトルネックとなっているケースです。アクセンチュアではお客様の業務フローを見直し、紙が改革を阻害していた箇所を特定、その紙が真に必要なのかどうかを再検討したり、承認・判断のプロセスをデジタル環境へ置き換えたりするなど、日本企業のお客様にとってのベストプラクティスをご提案します。

BPOは最新テクノロジーの活用で効果を最大化し続けるものでもあるため、SynOpsは、デジタル技術の進歩も常に取り入れていく柔軟性を持つアセットです。アクセンチュア・オペレーションズでは、業務運営の状態や時代に合わせた最適な選択肢を常に検討し、お客様へご提案し続けることで継続的な価値をご提供しています。

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