• 日本はストライバー（努力家）の割合が最も高く、グローバル全体が41％であるのに対し、60％ となっており、さらなるセールス機能の改善が必要である。日本の産業機械メーカーは、今後3-5年以内に、現状グローバル平均以下であるオンライン販売の割合を増やすことが重要である。
• 日本の産業機械メーカーは、5つの主要な機能のうちデジタル・カスタマー・インタラクションの分野については、リーダーや他のすべての国をも凌駕している。 デジタル・カスタマー・インタラクション・ツールは、平均してグローバルレベルよりも多く利用されている傾向。 特に検索エンジン最適化（SEO）の利用率が日本は高く、グローバルではSEOは9位であるのに対し、日本では3位となっている。
• しかし、セールスプロセス・オートメーションに関しては、ラガード（後発組）のレベルにとどまっている。日本企業はこの分野での投資計画が世界平均より低く、リーダーとの格差拡大につながる可能性がある。
• セールス、マーケティング、アフターセールス間のコラボレーションについては、日本は調査対象国の中でも最も高いレベルを達成している。しかし、この機能はストライバー（努力家）レベルにとどまっており、今後コラボレーションレベルが悪化する可能性がある。
• 日本企業のもう一つの課題は、新しいツールを使いこなせていない従業員である。グローバル平均とは対照的に、日本では課題のトップ3にランクインしている。

デジタルセールスの実現に向けた道のりは企業によってそれぞれ異なり、各社の強みや弱みによっても変化します。このジャーニーの最初の一歩として、企業はまず自社のセールス機能の成熟度を評価し、どこから着手するべきかを見極める必要があります。時間の猶予はもはやありません。デジタルセールスの加速的な展開を目指すなら、今すぐ行動を起こさなければなりません。