サプライチェーンのレジリエンス(危機から立ち直る力)

サプライチェーンにおけるリスク管理の強化、レジリエンスのストレステスト、アジリティの向上を通じてニューノーマルに適応

インテリジェントでレジリエントなサプライチェーン

サプライチェーン全体でリスクを管理し、レジリエンスを高めることは、今日最も重要な経営課題の一つといえます。

ニューノーマルが普及しつつある中で、最高サプライチェーン責任者には日々のリスクを最小限に抑えると同時に、どのようなディスラプションの影響も吸収・適応して、ダメージを迅速に修復できるサプライチェーンの構築が求められています。

つまり、リスクに予防的に対処することができ、サプライチェーン全体でレジリエンスのDNAを強化していくことが重要です。

「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、世界中のサプライチェーンの弱点を露呈させ、深刻な混乱を引き起こしました。その結果、透明性を強化して混乱を予測し、迅速な意思決定を可能にするインテリジェントなサプライチェーンが求められています」

— クリス・ティンマーマンズ, ストラテジー&コンサルティング、サプライチェーン&オペレーションズ・グローバル・リード、シニア・マネジング・ディレクター、

レジリエンスを高めることで実現できること

インテリジェントでレジリエントなサプライチェーンは、以下のような強みを備えています。

リスクの低減

リスクや混乱を事前に察知することで、迅速に対応することができます。

安全性

人の健康や製品の安全性を計画的に維持します。

透明性

すべての製品とチャネルで顧客に高い透明性を提供します。

適応性

需給パターンの変化に柔軟に対応し、決断力を高めます。

迅速性

データサイエンスを活用することで、混乱に対して迅速かつ効果的に対処することができます。

最適化

サプライチェーンのネットワーク全体で可能な限りコスト効率を高めます。

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適応力、対応力、回復力を強化する

サプライチェーンのレジリエンスとは、日々の運用上のリスクからサプライチェーンの混乱に至るまで、広範囲にわたって未知のリスクを管理しながら適応することを意味します。

運用上のリスク

リアルタイムの可視性を高めるとともに、リスクを特定・軽減するソリューションを用いてサプライチェーンの突然の変化に対処します。

戦術的なリスク管理

営業およびオペレーション計画の一環として、シナリオ計画とモデリングに加え、リスク/機会の分析を通じて進化する需給環境に適応します。

戦略的なリスク管理

ネットワークのモデリングとシミュレーション、戦略的なバッファサイジング、およびマルチソーシングオプションによって柔軟性とキャパシティを高め、不確実性を管理します。

レジリエントなサプライチェーン 

レジリエンスのストレステストを通じて潜在的に障害となるポイントを特定し、大規模な混乱への適応および回復能力を強化します。

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サプライチェーンを支えるレジリエンスのストレステスト

アクセンチュアとマサチューセッツ工科大学(MIT)は、災害およびその他の壊滅的な事象によって生じる業務・財務面でのリスク評価に利用できる、サプライチェーン向けのレジリエンス・ストレステストを開発しました。

2008年の金融危機後に義務化された金融サービスのストレステストにヒントを得たこの取り組みは、サプライチェーンの回復力をデータに基づき戦略的に評価するためのグローバルスタンダードを生み出すことを目的としています。

サプライチェーン、オペレーション、分析におけるアクセンチュアの幅広い専門知識と、MITのデータサイエンスに関する最先端の研究および技術を活用することで、ストレステストはサプライチェーンのレジリエンスを単一の指標で定量化することができます。

企業は、サプライチェーン障害における潜在的なポイントの迅速な特定、関連する財務リスクの評価、適切な緩和戦略とアクションの定義、およびレジリエンスに関する同業他社とのベンチマーク評価を行うことができます。

アクセンチュアは、VentilatorChallengeUKコンソーシアムの一環としてロールス・ロイスとの協働を通じて、英国の医療サービスにおいて急速に需要が高まっている人工呼吸器を製造しています。

「企業はストレステストを通じて自社のサプライチェーンのレジリエンスや弱点を認識することで、未曾有の事象が顧客や業務、財務に与える影響に迅速に対処できるようになります」

— デビッド・シムチ・レヴィ, 'マサチューセッツ工科大学、工学教授、

アクセンチュアとMITのストレステスト

アクセンチュアのアプローチ

  • デジタルツインによってサプライチェーン全体をマッピングし、混乱時のシナリオを再現する(バリエーションや組み合わせを含む)
  • 2つの重要な指標(危機を乗り切るまでの時間と回復するまでの時間)と財務的な影響に基づいて、各シナリオの合格/不合格を評価する
  • エンドツーエンドのサプライチェーンリスク管理の成熟度を評価する

目的

  • サプライチェーンのレジリエンスを定量化する(シナリオの通過率として)
  • 故障の可能性のあるポイントを特定する 。
  • 緩和戦略と行動の定義
  • 関連する財務リスクの評価

誰にとってメリットがあるのか?

  • 現在または想定されるサプライチェーンモデルのレジリエンスを評価するために、戦略的なデータドリブンのサプライチェーンリスク管理機能を定期的に必要としている企業
  • 単発の事象の影響を予防的に緩和したいと考えている組織
  • 戦略的に重要な産業のリスクを評価したいと考えている政府や規制当局

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