企業と生活者の接点が多様化している昨今はコミュニケーションチャネルを広く手がけるだけでなく、デジ タルとリアルを行き来する生活者に寄り添うマーケティングのあり方が必要とされています。
しかし多くの企業のマーケティング現場では縦割りの組織構造が弊害となって、「一貫性のあるエクスペリ エンス(体験)」を顧客(生活者・消費者)へ十分に提供できていないのが実情です。
最高マーケティング責任者(CMO)やマーケティング本部長といった意思決定を担う階層の方々の多く が、所属するマーケターには俯瞰的な視野による戦略立案や企画といった自社の成長に直接貢献するような 仕事や、クリエイティビティの高い業務へ注力して欲しいと考えています。
その一方で、現場業務を担うマーケターはデータの処理やレポート作成、各種のキャンペーンや施策の準備 と対応に追われ、目先の業務で手一杯です。デジタル技術に関する知識・知見を持つスペシャリストが組織 内にいないといった点も、マーケティング活動のデジタル変革(デジタルトランスフォーメーション、DX)が遅々として進まない要因となっています。
マーケティング部門で多くみられる具体的な課題としては、次の3つが挙げられます。
- 膨大にある定型業務の単純作業
- 属人化しすぎている業務プロセス
- 実行結果が次の施策に活かされていない
ツール等への入力作業など、量が多く、かつ正確性が求められる作業を人手でこなしているため、生産性が低い状態となっているほか、マーケティング部内で「その人にしかできないやり方で業務が長らく遂行されている」といった理由で属人化しているケースが非常に多く見られます。また、結果やデータを見て次の施策に活かすための仕組みや環境が整備されていないため、やりっぱなしの状態になっています。
お客様企業の上記のような課題に対して、アクセンチュアでは先進的なデジタル技術の活用によるギャップの解消と課題解決をご提案しています。その提案の中核であり、マーケターが新しい顧客体験を創出して生活者へ届ける活動の実現に必要な取り組みを体系的に整備したアウトソーシングサービス、それがアクセンチュアのマーケティングBPOです。