テクノロジーコンサルティング本部クロスプラットフォーム コンサルティング サプライチェーン&オペレーション(以下、XPF SC&O)に所属しているマネジング・ディレクターの松村 直です。私の組織からTechnology Diariesへの投稿は初めてとなります。初回ということで、今回は我々の組織のミッション及びどのような人材を育成しようとしているか、お話したいと思います。

XPF SC&Oのミッション

私は2008年の入社以来、ハイテク業・素材エネルギー業・製造業・小売業など多くのお客様に対してSAPやSalesforceを利用した基幹業務システム(エンタープライズシステム)の導入に携わってきました。

私がアクセンチュアに入社した頃は、基幹業務であればSAPやOracleに出来る限り業務・機能を寄せつつ、どうしても合わない部分についてはクライアントに合わせた個別対応で対応していました。結果として、大量のアドオンを開発して大規模にリリースするようなプロジェクトが主流で、如何にパッケージ製品に作りこみを行い、使い倒すかが検討のポイントでした。

しかし、昨今のテクノロジーの進化により、お客様のニーズに合致した・もしくはニーズを先取りしたシステムやサービスが多数出現しています。コロナによるDX加速の後押しもあり、従来の姿からエンタープライズシステムの在り方は大きく変わってきていると感じます。

そのような時代背景もあり、アクセンチュアでは2020年にクロスプラットフォーム コンサルティング(XPF)が発足しました。XPFでは複数のソリューションを組み合わせて設計・構築することに特色があり、アクセンチュアが保持している幅広いソリューションの中から最適なソリューション連携を提案することが出来ます。

特に、私の組織はXPFの中でもサプライチェーン&オペレーション(SC&O)と呼ばれるサプライチェーンに特化した組織です。例えば、Salesforceを利用したECサイトを構築し、リアルタイムでSAPへ受注・在庫引き当てを行い、倉庫管理システムや輸送管理システムで各現場状況をリアルタイムで確認できるようなシステムを構築するなど、お客様にとってのベストプラクティスを模索しながら、顧客体験やサプライチェーンの最適化を行っていくシステム構築を強みとしています。

XPF SC&Oコンサルタントとして働くことのやりがい≒難しさ

現代はVUCA:Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の時代と言われ、企業を取り巻く状況も流動的であり、レジリエントなシステムが求められます。そのためには、1つのシステムに多機能を詰め込むのではなく、各業界やテクノロジーの優れたサービスを用い、各サービスを疎結合で繋ぎ合わせるという志向がエンタープライズシステムの理想的な形と考えています。

特に、サプライチェーン領域は我々のクライアントにとって競争力の源泉となるような付加価値を出す「攻めのシステム構成」が求められる領域です。日々のテクノロジーの進化に対応し、常に部品を交換・最新化するようにシステムを抜き差しできる成長するシステム作りが求められます。

アクセンチュアには多くの組織やチームが存在し、グローバルに見てもトップレベルのスペシャリティを持った集団です。各スペシャリティを持った人材はプロジェクトにおいて不可欠ですが、上記のような時代背景に対応したシステムを作るためには各スペシャリストを繋ぎ合わせてシナジーを発揮させることが重要であり、各ステークホルダーのHUBとなるXPFコンサルタントは非常に重要な役割を持ちます。

実際、私が担当したプロジェクトでは、XPFのメンバーがプロジェクトの中心となり、クライアントの対面に立ながら、SalesforceやSAPのソリューションコンサルタント・エンジニア、EAI/ETL(データ連携)基盤のInformaticaエンジニア、AWSテックアーキテクトなど多様な人材を繋ぎプロジェクトを回していました。まさにシステムデリバリにおけるHUBとなりつつ、常に全体を俯瞰してプロジェクトを進めているわけです。プロジェクトの躍動感を強く感じるポジションであり、非常にやりがいがある一方で、バランス感覚や高いコミュニケーションスキルが求められる難易度が高い仕事でもあります。

様々なスキルが求められるXPF SC&Oコンサルタントにとって、スキル・経験値の磨き方は大事な課題です。XPF SC&Oドメインではキャリアアップの型として大きく3パターンを定義しています。

Platform/Functional ExpertはSAP、Salesforce、Anaplanなどエンタープライズシステムで重要視されるソリューションに基軸を置き、その中で得意な業務領域を見つけて成長していくキャリアです。これまでのアクセンチュアのテクノロジーコンサルタントのキャリア形成に最も多いパターンだと思います。

Delivery ManagementはPMO(Project Management Office)・移行・テストなどシステムインテグレーションのプロジェクトにおいては不可欠な機能軸に特化したキャリアです。一般的には設計・開発のスキルが注目されがちですが、我々の組織では移行やテスト等の特定フェーズに特化したスキルも重要だと考えています。

Industry Specialistは特定の業界に特化した知識・経験を軸に成長していくキャリアです。アクセンチュアには業界軸の組織もありますが、XPF SC&Oで志向しているのはあくまでサプライチェーンのスペシャリストですので、サプライチェーン×業界という組み合わせで尖った人材を育てていきたいと考えています。

※誤解の無いように補足しますが、アクセンチュアは多様性や個人のキャリア志向を重んじる会社ですので上記のキャリアモデルに当てはまらないキャリアも勿論認められます。これらはあくまで標準的な型という位置づけです。

我々はコンサルタントの力はプロジェクトで培われると考えています。SC&Oキャリアモデルを見据えて、組織全体で各社員のプロジェクトアサインを考え、適切なスキル育成やキャリア構築が出来るように取り組んでいます。コンサルティングファームというとあくまで各自が独立したような、ドライな雰囲気を想像されるかと思いますが、決してそのようなことはなく、1人1人が充実したアクセンチュアライフを築けるよう全力でサポートする文化・仕組みが備わっています。

次回以降は我々の組織が携わっている案件のご紹介や具体的な人材育成方法について言及していきたいと思います。

キャリアブログ 人材とテクノロジーを編成し最適なソリューションを生み出す。アクセンチュアのクロスプラットフォーム コンサルティング
https://www.accenture.com/jp-ja/blogs/japan-careers-blog/xpf01

リンク

アクセンチュア テクノロジー採用トップ
https://www.accenture.com/jp-ja/careers/explore-careers/area-of-interest/technology-careers

アクセンチュア 事例紹介
https://www.accenture.com/jp-ja/about/company/japan-client-stories-index

組織紹介
https://www.accenture.com/jp-ja/services/technology/supply-chain

採用情報
https://www.accenture.com/jp-ja/careers/jobdetails?id=R00003810_ja

 

松村 直

テクノロジー コンサルティング本部 クロスプラットフォーム コンサルティング - サプライチェーン & オペレーション グループ マネジング・ディレクター

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