企業におけるITシステム・クラウドに加えてあらゆる工場”Smart Factory”・製品”Smart Product”をつなげ、さらに企業間のサプライチェーンを高度化することで従来とは全く異なるレベルの精度とスピードを実現する攻めの変革が求められています。
一方で、つながればつながるほど、あるところで発生した事象が思いも寄らない影響をもたらすリスクがあることも考慮しなければなりません。企業ITやサプライヤにおけるセキュリティインシデントが工場停止につながり、システムの脆弱性により無数の自動車車両でドアが遠隔解錠されてしまう、といった事案が与える影響は自社ビジネスだけでなく、新たなことに取り組む業界全体の変革にも影を落とす可能性すらあります。そのためESG経営の評価基準としてプライバシー・セキュリティという観点が考慮されている業界もあるほどです。
本ウェビナーでは、製造流通業の変革に強靭さを与えるサイバーセキュリティの要諦を、IT・工場・製品の各観点、及びそれらのつながり、更にはサプライチェーン全体に亘って具体的な事例とともにご紹介します。
- つながる社会に貢献するセキュリティガバナンス:
グローバルレベルで自動化、ロボティクス、AIなどの最新テクノロジーを駆使し、効率的で柔軟性のある製造プロセスを実現する先行企業が現れる一方で、すべてが数珠つなぎであるが故の脆さが生まれるリスクもはらんでいます。そこで、多種多様なテクノロジー・広大なサプライチェーンを横串で統括するセキュリティガバナンスのあり方をアクセンチュアが提案します。
- クラウドの複雑化が招く新たなセキュリティリスクとその対策:
クラウドが広く認知され、マルチクラウドの運用やクラウドネイティブなシステムの利用のように複雑さが増す一方、事業部門主体での導入による設定不備や管理漏れなどによるリスクも高まっています。ビジネスのスピードを落とさず、しかしサービス横断でセキュリティも維持するアプローチを事例とともに紹介します。
- Smart “&SECURE" Factoryの新処方:
工場にて発生したセキュリティインシデントの約8割はITからの“染み出し”によって発生している、と言われています。また、工場側に十分な知見をもったセキュリティ有識者を確保し続けることは容易ではありません。ITとの接続を大前提とするSmart Factoryにおけるセキュリティの実装、更にITとの防波堤を実現する方法に迫ります。
- エンジニアリングチェーンを総動員!セキュアなSmart Productの作り方:
Smart Productの悪用は金銭被害・機能停止・プライバシーといったITセキュリティの侵害によって発生する被害に加え、利用者の安全にも影響を及ぼす可能性があります。“これだけやれば大丈夫”といった特効薬はない中で、エンジニアリングチェーン全体でどのように製品のセキュリティを作り込んでいくか、その要諦を解説します。
質疑応答もございますので、是非ご参加ください。