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教育DX事例 「東洋大学公式アプリ開発」プロジェクトはなぜ成功したか。座談会記事のご紹介

所要時間:約3分

2022/10/27

インダストリーX本部 プロダクト・エンジニアリング&サービシング・グループ に所属している、マネジャーの高橋 都子です。Webサービスやモバイルアプリのデリバリーをはじめとした、お客様のデジタル推進に関わるプロジェクトに従事しています。

2022年4月、アクセンチュアが支援させていただいた東洋大学様学生向けの公式アプリがリリースされました。先日、本アプリがリリースされるまでの開発の道のりが記事になりましたので、本稿ではそちらの記事をご紹介させていただきます。

ここ数年時流となっている「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」への取り組みに対する期待は、教育分野においても例外ではありません。特に大学機関にとっては、2020年からのコロナ禍に伴い、学生たちが大学に足を運ぶことができなくなり、これまでとはかけ離れた大学生活を送ることを余儀なくされた、という背景も加わることになります。わずか数年という限られた期間であり、そしてその期間が人生の中で最も多感な時期である学生を相手にしている大学機関こそ、この数年は特に、デジタルの力を味方に付け、よりスピーディーに変化をもたらしていく必要があったといえるのかもしれません。

そんな中、2021年12月に、東洋大学様とアクセンチュア合同で学生向けアプリ開発のプロジェクトが開始しました。 学生の周りには、履修情報や成績関連のお知らせなどといった大学生活に欠かせない情報から、ボランティア活動や講演会の案内など、大学生活をより実りあるものにするための情報が多くあふれています。そして、コロナ禍において授業のリモート化への切り替えをうけ、さらに多くの情報が渦巻くようになりました。

学生時代の貴重な時間をより有意義に過ごしてもらうため、そしてそれをより多くの学生に享受してもらうため、2022年4月を、学生たちが新生活の開始をアプリとともに迎えられるようにすること…それが、このプロジェクトの最大のチャレンジでした。

この、“開発期間わずか4か月”というチャレンジについて、この度、東洋大学様と振り返る機会を設けさせていただきました。本プロジェクトを進めていくうえでポイントとなった、

① 東洋大学 ・アクセンチュア間で共通のマインドセットを持ち、全メンバーが同じ方向を向くこと

② 学生目線を常に意識し、学生目線で優先順位をつけながらプロジェクトを推進させること

③ デジタル化を目的ではなく手段と捉え、デジタルを起点とした学生との生の繋がりを大切にすることこれらを含めた様々なお話を座談会形式で伺うことができましたので、詳細は以下の記事をご参照ください。

https://www.accenture.com/jp-ja/insightsnew/technology/toyo-university

私はデジタル推進に関する仕事に携わる中で、“新しい習慣を生み出す”ことこそがデジタルの醍醐味であり、大切にしていきたいと考えていることです。

今回のこのプロジェクトは、まさに、幼少期からデジタルツールに慣れ親しんでいることで、常に習慣の変化を求めている学生を対象としています。

アプリの正式リリースから半年経ち、実際にアプリを手にした学生たちからは、“授業前にアプリで教室を確認するようになった!”といった、ちょっとした習慣の変化が報告されるようになりました。一方で、“〇〇ができるようになってほしい!”という、新たな習慣を求める声も多く聞くことができています。

日々の生活を少しずつアップデートしていくことそのものが習慣化している学生たちの、“生の声”から勉強させていただき、今後も様々な分野で「あ、便利になったかも!」という習慣の変化を生み出し続けていきたいと思っています。

筆者

高橋 都子

インダストリーX本部 プロダクト・エンジニアリング&サービシング・グループ マネジャー