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ブログ

楽しく働くことを大切に、コミュニケーション重視のスクラムチームビルディングで困難を克服!

所要時間:約3分

2022/12/12

こんにちは。テクノロジーコンサルティング本部 金融グループに所属している広瀬未来です。楽しく働くことを大切に、コミュニケーション重視のスクラムチームビルディングで困難を克服したエピソードについてご紹介させていただきます。

"楽しんで働ける人が多くなればいいな"と感じたことから、アクセンチュアに新卒入社

新卒就活は、大学3年時の留学先のオーストラリアから帰国後に始めました。オーストラリアでは自由にのびのびと働いている人が多いのが印象的でしたが、"日本で働いている人はあまり楽しくなさそうだな……"と思ったのが、帰国後の第一印象でした。

その印象から、"様々な企業で働いている人たちに対してより働きやすいように仕組みを変えたり、サービスを良くしたりすることで、生き生きと楽しんで働ける人が多くなればいいな"と考え、コンサル業界を中心に就活をしていました。

コンサルティングファームはよく"人材を大事にする"といいますが、特にアクセンチュアは”人”を大事にしていることが就活時に関わった方々から伝わってきましたし、また、テクノロジーを強みにしていきたい思いもあったので、2018年6月にアクセンチュアに新卒入社しました。

プロジェクトと並行しながら大学リクルーティングチームにも継続参画中

入社後は金融系のモバイルアプリプロジェクトにアサインされており、出身大学リクルーティングチームにも入社2年時から参画しています。リクルーティングチーム主催のイベントへの登壇や、学生の相談会実施等を中心に活動しています。

"学生の方々にアクセンチュアについて誤解のないように伝えたい"と思ったのが、大学リクルーティングチームに参画したきっかけです。なんとなくのネガティブな情報や噂に左右されて、"アクセンチュアはちょっと……"と思われるのは、非常にもったいないと思います。学生目線では見えない、入社したからこそ分かる生の情報を素直に伝えたいと思い、リクルーティングを続けています。

本業のプロジェクトと並行していて大変だと思ったことはほとんどなく、むしろ学生と話す機会を得ることや、所属組織上普段関わることのないメンバーともプロジェクトとして仕事できるので、リフレッシュになっている部分が大きいと感じています。

拠点が点在するシステム開発案件でのブレークスルー:不安打破の2つのポイント

2021年の夏から6ヶ月間アサインされていたシステム開発プロジェクトが、入社以来私にとって最もチャレンジングな経験となりました。今までのスキルセットとは全く異なり、初の開発者としてのアサインでしたし、このアサインまでは全メンバーが出社しており直接顔を合わせながら仕事をするプロジェクトでしたが、今回はメンバーが中国、日本国内でも北海道・東京・福岡に点在していて、他の開発メンバーとは実際に会うこともできず……。すべてが初めて尽くしの状況でした。

開発時には自分ひとりで解決できないことが度々発生するのでメンバーとのコミュニケーションが非常に重要になりますが、拠点が分かれたリモートチームであることに加えて私自身がほぼ開発未経験でしたので、参画初期はうまくメンバーとコミュニケーションが取れないと感じ、苦戦していました。

ある日、私が担当していた部分の開発がうまくいかずメンバーに仕事を巻き取ってもらい、それを挽回したい一心で1日中チームメンバーと話さずもくもくと慣れない開発をしていたところ、仕事中にふと、"あっ、辛い"と思う気持ちが入社以降初めて発生してしまい、もうどうしようと……。

私は元来コミュニケーション好きだと自認しているのですが、その時期は"メンバーに聞きすぎていたり、時間を奪いすぎたりしていないかな”"チームメンバーも自身の作業が忙しいのに、開発できないやつ(=私)が入ってきたと思われていたら嫌だな"と不安でいっぱいになっていました。そんな苦しい時期もあったのですが、次の2つの方法を取り入れたことでどうにか初めてのシステム開発案件を終えました。

1. 立ち回りに悩んだ時こそ、心機一転。自力で分かる部分と分からない部分を明確にする

不安の打破として、モヤモヤした思いを一旦割り切ろう!と思い、"新しい種類の仕事(開発案件)に入って、右も左も分からないのは当然。コツコツわかることを増やしていこう"と、気持ちをリセットしました。

新卒入社時代から意識していた当たり前なことも、モヤモヤしている状態では忘れてしまうもの。もう一度、"自分はここまで分かっていて、ここからが分からない"という状況をしっかりと明確にし、"一度教えてもらったものは二度教わらないようにする"ことを意識しました。

例えば、ソースコードを見たものの、処理の詳細が分からないとき。いきなり周りのメンバーに何となく聞いたりせずに、まず自分なりに当たりをつけていくつか組み合わせてトライしてみてから、どうしても分からないところを具体的な不明点や想定される原因を自分なりに特定したうえで、メンバーの時間をもらって聞くなどを意識的に行っていました。

2. 周りに頼らなきゃいけない場面が出てくるときこそ、スクラムチームビルディングをより強固にする

リモートチームでのコミュニケーションを円滑にするきっかけとして、"雑談の時間を作らせてもらいませんか"と上司に相談しました。チームは当時10人いましたが、中国のメンバーも含めて週次で雑談会を開催し、グループ分けやお題決め(例:今年のBest Buy!)などのアレンジも行いました。すると、チームメンバーの人となりも分かり、上司からも、"なんやかんや今までうまくやれていたものの、リモートでメンバーが点在している中だとこういう機会があるともっと仕事頼みやすくなっていいね!"と言ってもらうこともでき、私自身も以前より格段に仕事をしやすくなりました。

潤滑油みたいな人になりたい! "最強のチーム"を作っていくために、スクラムの働き方を勉強中

今は入社当初と比べて、チームに目を配る余裕ができるように成長したと思います。今後は、”最強のチーム”を作りたいです。すごくいいチームだね、と自他ともに思えるチームを、至るところで作っていけるような、潤滑油みたいな人になりたいと思っています。

おそらく前述の新卒の時に感じたことと一貫していると思うのですが、みんなが気持ちよく仕事ができて、かつ成功体験を得られることが、楽しく働けることにつながると信じています。ただの仲良しフレンズではなく、お互いを高め合えて、どれだけ効率的にバリューを出せて……そういうチームを、いろんなところで作っていきたいです。

今は、スクラム(アジャイル開発の手法の一つ)について勉強&実践しています。スクラムみたいにメンバーそれぞれいろんなスキルを持っていて、お互いはお互いをカバーし、短期間で改善活動を繰り返していくという概念が、私の思い描いている"いいチーム像"に通ずると感じているためです。これからも様々な経験を通して、自分自身もみんなも楽しく生き生きと仕事ができる環境を作っていきたいです!

筆者

広瀬 未来

テクノロジー コンサルティング本部 金融サービス グループ