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海外大からなぜアクセンチュアへ?私の就活体験記(戦略コンサルタント)

2022/08/31

こんにちは、アクセンチュアのストラテジーグループで、新規事業創出・アライアンス戦略を中心にお客様の支援をしている戦略コンサルタントのHitomiです。

私は入社までの人生のほとんどを海外で過ごし、2019年の新卒入社と同時に日本へ帰国してコンサルタントの世界へと飛び込みました。

今回は、そんな私がなぜアクセンチュアで働くことを選んだのか、そして実際に入社してどんな経験を重ね、どのような未来を描くようになったのか、少しご紹介できればと思います。

戦略コンサルタントのHitomiです。
戦略コンサルタントのHitomiです。

私はオランダの大学を卒業し、ロンドンキャリアフォーラムを通じてアクセンチュアの日本オフィスに入社しました。

「ロンドンキャリアフォーラム」は、毎年行われる海外大学生・日英バイリンガル向けの就活イベントです。こちらは主にヨーロッパの学生向けの就活機会となっており、同様のアメリカ学生向けイベントとして「ボストンキャリアフォーラム」があります。

日本人大学生の多いイギリスのような国では上記と別に「キャンパスリクルーティング」も存在しますが、私がいたオランダのような日本人が少ない国の学生にとって、ロンドンキャリアフォーラムは日本企業就職の道が開ける数少ない機会でした。

実際に参加したロンドンキャリアフォーラム2018の会場にて
実際に参加したロンドンキャリアフォーラム2018の会場にて

実際に参加したロンドンキャリアフォーラム2018の会場にて

ロンドンキャリアフォーラム当日。何社も面接を受けながら、必ず私が尋ねていた質問がありました。
「なぜ、海外で採用をしているのですか?海外大生に何か特別に求めていることがあるのですか?」
グローバルな人材を求めているから、英語が必須となる仕事だから、海外市場を重要視しているから…似通った答えが多い中、私が求めていた答えをくれたのはアクセンチュアの面接官だけでした。

「日本でも海外でも、求める要件は変わりません。
ただ、より多くの人へと門戸を広げるために、海外でも採用をしています」

この言葉で私は「ああ、この会社は『真のグローバル企業』を目指しているんだ」と悟り、アクセンチュアへの入社という決断を大きく後押ししました。
「グローバル」という言葉を聞くと、どうしても「海外」や「英語」を特別視しがちですが、真にグローバルであることとは、「『日本』と『それ以外』で区別し囚われることなく、広い選択肢の中からベストを選択すること」であると私は考えています。

だからこそ私は、海外大卒や日英バイリンガルであることが「特別」にならない企業に行きたい、と考えており、その思いに唯一答えてくれたのがアクセンチュアだったのです。

ただ勿論、決断するにあたり全く不安がなかったわけではありません。
特に私は海外で周りに日本企業や日本人もいない環境にいたため、社員や企業を知る方と話す機会がロンドンキャリアフォーラム以外に全くなく、「本当に企業のことを理解できているのだろうか」「入社したら思い描いていたものと全く違う雰囲気だったら…」と考え出せばキリがありませんでした。

その中で決断ができたのは、面接官であった社員の方を、人として心から尊敬し、信じることができたからです。「会社の全てを知ることはできないけれど、この人のいる組織であれば信じられる」との思いが、私をアクセンチュアに導きました。

そしてその時の自分の思いと決断が、コンサルタントしての今の私の根幹となっています。
私があの時、あの人を信じてアクセンチュアに導かれたように、チームメンバーから、そして何よりお客様から、「あなたがいるのであれば信じられる」と思われる存在になる。
それが今の私の目標です。

世界の知を結集し、新規事業を描く

入社後は幅広い業種のプロジェクトに従事しながらも、特に新規事業創出を中心にキャリアを紡いできました。

取り扱ったテーマは、昨今話題のMaaSやマイクロモビリティ統合型リゾート(IR)、テクノロジーカットではドローンデータセンター、更に社会トレンドであるカーボンニュートラル戦略など、多岐に渡ります。

プロジェクトで携わった統合型リゾートの本拠地、ラスベガスにて
プロジェクトで携わった統合型リゾートの本拠地、ラスベガスにて

プロジェクトで携わった統合型リゾートの本拠地、ラスベガスにて

「新規事業」と聞くと、全く何もないところから検討を始めるようにも聞こえますが、必ずしもそうではありません。
異なる国や異なる業種では芽生え始めていたものが、他の場で花開き「新規事業」として新たな世界を描いていくことは数多くあります。
そしてその状況で、アクセンチュアのグローバルネットワークが非常に効果を発揮するのです。

例えば日本でドローンの新規事業創出を検討した際は、日本の一歩先にドローン市場が確立していたアメリカオフィスのチームと連携し、アメリカでのドローン事業立上における要諦から学び、共に議論させてもらうことで、日本における新規事業立上の大きな足掛かりになりました。

他にも、例えば脱炭素化に向けた新規事業創出を検討した際は、日本より先んじて動きが活発化しているヨーロッパで事業検討を行ったチームと連携し、しみじみとした経験談や知見を共有していただきながら、日本でどんな事業が有力となりそうか、熱く討議を交わしたこともありました。
また逆に、海外オフィスの方から「日本で××の市場はどうなっているのか?」「なぜ日本では○○を成功させることができたのか、討議させてほしい」など、日常からチャットベースで気軽に日本に関する問い合わせを受けることも多くあります。

お互いの知見を共有して高めあいながら、時には互いの国の働き方や文化についても談笑を交わし、常日頃からグローバルの知見を結集させた、垣根のないワンチームとして新しい世界を描いていく――これはアクセンチュアの強みであり、何よりとてつもなく面白いところであると私は感じています。

アクセンチュアで描く、自分自身の未来

「アクセンチュアに入って1番よかったことは何か?」と問われたら、私は迷いなく「魅力的な人々との出会い」だと答えます。

心から尊敬し慕っている上司から、入社時から苦楽を共にした同期たち、個性溢れるチームメンバーまで、「なんでこんな個性的な魅力を持つ人々がこんなに集まったの?」と時に不思議に思ってしまうくらい、魅力的な人々との繋がりを私はここで得ることができました。

同期と行った箱根旅行での一枚
同期と行った箱根旅行での一枚

同期と行った箱根旅行での一枚

考えてみればそのはず、「コンサルタント」とは、商品も工場も何もなく、ただ人が人を信じ、無形である戦略を求め頼ることだけで生まれる、究極的に「人」の魅力が価値となる職業です。
自分にはない魅力を持つ人々に囲まれるがあまり、逆に自分の自信を失ってしまうときもありました。
ただそこで気づいた大事なことは、私たちは「個」ではなく、「チーム」として価値を出す、というところです。
互いが互いにない魅力を持っているからこそ、チームとなったときに強い力を発揮できるのだと入社以降身を持って実感し、
そこで初めて、まだまだ未熟ではありますが、自分自身の魅力や強みを描き出せるようになりました。

心から尊敬する上司と共に
心から尊敬する上司と共に

心から尊敬する上司と共に

また、自身の人間としての深み・魅力を出す上でも、仕事だけに固執することなく、仕事外でも自分自身の世界を持ち、充実させていくことがとても大事だと考えています。
アクセンチュアは働き方が非常にフレキシブルで、オンオフのメリハリをつけてプライベートも充実させながら働けることも大きな魅力です。
私自身、学生時代からずっと続けてオーケストラでフルートを吹いていたり、アカデミアで論文を執筆したり、纏まった休みには旅行に足を延ばしてみたりと、趣味や活動の幅を広げています。

所属するオーケストラのコンサートにて。チームメンバーも聴きにきてくれました
所属するオーケストラのコンサートにて。チームメンバーも聴きにきてくれました

所属するオーケストラのコンサートにて。チームメンバーも聴きにきてくれました

これからも公私を通して己を磨きつつ、グローバルのワンチームで良い化学反応を連鎖させながら、よりよい世界を作るべくお客様に貢献していく所存です。

最後に

ここでご紹介させて頂いたものは、私のアクセンチュアでのたった数年の経験の一部、そして世界中に数多いる個性溢れるアクセンチュアメンバーのうち、たった一人の物語に過ぎません。

その中でこの文章を通じて、ほんの少しでもこの組織の人々が持つ魅力や強さをお伝え出来たのなら嬉しいです。

最後までこちらを読んでいただき、ありがとうございました!

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