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調査レポート 10分(読了目安時間)

アクセンチュアのPulse of Change

2025/09/05

経営幹部がAIに全力で取り組んでいても、従業員は追随することができるでしょうか。組織が真の価値を引き出すことを妨げているものは何でしょうか?アクセンチュアの最新の調査では、改革を推進する今日の企業における、ギャップと機会が明らかになっています。

グローバルな不確実性により、多面的な反応が生じる

リーダーは、何が起こるかを見通していますが、完全に準備ができていません。

90%

の経営幹部が、1月以降に変化のペースが加速していると述べており、84%がこのペースがさらに高まると予想しています。

42%

が変革に対して非常に準備ができていると感じている割合。年初の46%から低下しています。

AIのようなツールへの信頼度は向上する一方、組織としての準備は低下している状況。このギャップが、「レジリエンスの錯覚」を示していると言えます。リーダーの3分の2は、レジリエンス向上にAIが貢献していると評価していますが、年初と比較して自社の準備は整っていないのが実態です。

今後6か月間の変化に対応するために、組織はどの程度準備をしていますか?

準備状況:リーダーと従業員の比較

50%

の従業員は、組織全体として準備は進めているが、経済・技術・人材面の変革には、依然としてギャップが残っていると回答しています。 

「非常に準備が整っている」と回答した割合。

変動に対応するためのツール:組織はどのように外部からの圧力に対応しているか

39%

の組織が関税を相殺するために自動化を加速しています。

30%

の組織が消費者向けの価格にコストを転化させはじめています。 

関税をめぐる不確実性に対応して、次の行動を取る可能性はどの程度ありますか?

成長第一のアプローチ

不変のものは?AIへの投資—景気後退時も

85%

の経営幹部が今年AIへの投資を増やす計画を立てています。

67%

の経営幹部は、AIを収益成長の原動力と考えています。

注目すべきは、半数が景気後退時でもAIへの投資を加速させるとしており、投資を縮小させるとしたのは10%未満に留まる点です。これは、AIがビジネスの存続に不可欠なものと位置づけられていることを示しています。

組織の収益増加やコスト削減においてAIがより有益であると考えていますか?

貴社がAIへの投資の増加を計画している主な理由は何ですか?

AIの認識と現実

66%

の経営幹部がAIの採用が予想よりも速く進んでいると回答しています(1月時点では57%)。 

86%

の経営幹部が従業員のエージェント型AIへの対応準備を進めていると回答しています。一方で75%が変化のペースがトレーニング能力を上回っていると感じています。

明確なギャップ…

38%

の経営幹部がAIが役割を大きく変えつつあると回答しています。

22%

の従業員が同意しています。 

エージェント型AIが主流になる

63%

の組織がAIエージェントに投資しており、27%が複数の部門でエージェントを積極的に統合しています。

87%

の経営幹部がAIエージェントがプロセス変革の新たな時代を牽引すると感じています。

70%

の従業員がAIエージェントを積極的な貢献者として含めたチームを管理する準備ができていると感じています。

この勢いにもかかわらず、プロセスを一から再構築している組織は(1月時点から倍増しているものの)わずか20%で、42%は段階的な改善を通じてAIを現在のワークフローに統合することに注力しています。 

2025年に、自社の組織のAI投資の焦点は、AIエージェント/エージェント型AIの開発になりますか?

レジリエンスの錯覚:リーダーは準備状況を過大評価

深まる確信と現実のギャップ

レジリエンスの背後にある錯覚

  • AIがもたらす進歩を評価している経営幹部は3分の2に上る一方で、課題に対処する準備が適度に整っていると感じている経営幹部は半数に過ぎません。


  • 経営幹部の3分の2は、レジリエンスに人材戦略が貢献していると評価していますが、人材変革に対する準備は1月時点よりも整っていないと感じています。

従業員の実践的な適応

組織的な準備不足にもかかわらず、従業員はレジリエンスを発揮しています。

33%

の従業員がAIがもたらす変革がトレーニング能力を上回っていると感じています。 

42%

の従業員は、AIエージェントと定期的に仕事をし、変革に積極的に関わっています。 

AIエージェントとの経験をどのように説明しますか?

心強いことに、従業員の77%は、生成AIやAIエージェントなど新しいテクノロジーの導入に際して、雇用主が従業員の最善の利益のために行動すると信頼を寄せています。

44%

の経営幹部は、責任あるリーダーシップには人材開発を優先することが非常に重要であると考えています。 

37%

の経営幹部は人材開発を優先することが不可欠であると考えています。 

86%

の経営幹部がエージェント型AIの変化に対して従業員の準備を進めていると回答しています。 

70%

の従業員はAIが役割に与える影響に関する経営陣からの明確な説明を受けたと報告しています。 

職場へのAIエージェントの導入を検討している

以下の記述について、どの程度同意するか、または同意しないかをお答えください。

展望

組織がエージェント型AIの投資を倍増させる中、大胆なイノベーションと周到な実現戦略を両立させる組織が勝者となります。成功には、AIの変革を根本的に人間の課題として認識することが必要です。つまり、技術的ケイパビリティと同じペースで、労働力の開発、明確なコミュニケーション、倫理的リーダーシップを進化させることが必要です。

方法論

アクセンチュアは、2025年5月から6月の間に、補完的なグローバル調査を2回実施しました。世界最大級の組織(年間収益5億ドル以上)の経営幹部3,000人を対象に、22の業界と18の国々で調査が行われました。2回目の調査は、同規模の組織から3,000人の従業員(経営幹部以外)を対象として、同様に22の業界と18か国で実施されました。この調査では、現在のビジネス環境に関する見解をまとめています。これには、劇的な変化の要因、変化に対応するための準備状況、AIや生成AIなどの新たなテクノロジーが人材に与える影響などが含まれます。どちらの調査も誤差は+/-1.8%です。

経営幹部の役職:

  • Chief Analytics Officer
  • Chief Compliance Officer
  • Chief Customer Officer
  • Chief Data Officer
  • Chief Digital Officer
  • Chief Executive Officer
  • Chief Experience Officer
  • Chief Financial Officer
  • Chief HR Officer
  • Chief Information Officer
  • Chief Innovation Officer
  • Chief Marketing Officer
  • Chief Marketing Officer/Director of Communications
  • Chief Operating Officer
  • Chief Procurement Officer
  • Chief Production Officer
  • Chief Sales Officer
  • Chief Security Officer
  • Chief Strategy Officer
  • Chief Supply Chain & Operations Officer
  • Chief Technology Officer
  • Deputy Minister/Deputy Director
  • Director General/Minister/Executive Director
  • Division Chief
  • 公共サービスおよび連邦政府のみ
  • R&D Lead
  • Secretary/Assistant Secretary

従業員内訳/レベル:

  • Vice President/Senior Manager
  • Manager
  • Manager以下 – 非管理職
  • Manager以下 – 管理職
  • オーストラリア
  • ブラジル
  • カナダ
  • 中国
  • フランス
  • ドイツ
  • インド
  • アイルランド
  • イタリア
  • 日本
  • オランダ
  • シンガポール
  • 南アフリカ
  • スペイン
  • スウェーデン
  • スイス
  • 英国
  • 米国
  • 航空宇宙・防衛産業
  • 航空、旅行、輸送
  • 自動車
  • バンキング(リテール)
  • キャピタル・マーケッツ(投資銀行を含む)
  • 化学
  • コミュニケーション、メディア、エンターテイメント
  • 消費財
  • エネルギー
  • ヘルスケア
  • ハイテク
  • 産業用品および機器
  • 保険
  • ライフサイエンス
  • 天然資源
  • 公共サービス
  • リテール
  • ソフトウェア&プラットフォーム
  • 電力・ガス