アクセンチュア株式会社
代表取締役社長
江川 昌史
COVID-19の未曾有のパンデミックは社会や経済に様々な影響を及ぼし、これを契機に急速なデジタル化の進展、グローバル化の再検討、人々の思考や価値観の変容、さらには商品やサービスの本質的価値の再考などが進んだことなどを受け、事業経営についても大きな転換期を迎えています。しかし、一方でテクノロジーの飛躍的な進展を梃子に、新たな成長を遂げる好機でもあると我々は考えています。
私たちアクセンチュアは、こうした新たな時代を迎える経営環境下における様々な産業領域・業務領域において、テクノロジーと人間の創意工夫を融合させて、お客様に360度全方位型の価値を提供していきます。すなわち、財務上のインパクトを示すだけではなく、お客様のビジネス変革から、従業員の方々へのスキル再構築、また環境負荷の低減などにわたり、包括的な価値を創出してまいります。そして、世の中の「変化を促す存在となる」ことで、クライアントや社会のための、まだ見ぬ未来を実現します。
日本では60年にわたり、お客様のさらなる企業価値向上のため、日本における様々な課題の解決や組織変革を推進しようとするお客様のご支援をエンド・ツー・エンドでおこなっています。拠点の拡充も継続しており、東京オフィスと並ぶ日本の二大拠点の一つとして2018年に大幅にオフィスを拡充した関西では、関西圏の企業・公的機関のイノベーション創出やグローバル市場における競争力強化のパートナーとして、引き続き関西地域の成長に貢献を続けています。北海道・札幌では先進的なクラウド、セキュリティ技術等を提供、また2021年で設立10周年を迎えたアクセンチュア・イノベーションセンター福島で構築したスマートシティを支える都市OSは、全国展開に向けて始動。さらに福岡と熊本ではRPAやAI等を活用し最新の自動化技術を実現する等、最新テクノロジーを中核にした世界最高レベルのソリューション・サービスをご提供できる体制を整えています。東京・赤坂にはお客様のAI活用をさらに強力に支援する拠点として「AIセンター」を開設し、関連する専門家、知見や機能を集約させています。
今後ともアクセンチュアは、変化がもたらす力を受け入れ、日本のお客様とともに磨き上げ蓄えてきた専門的知見や経験等に基づき、世界に先駆けて顕在化した日本の様々な課題解決とデジタル社会の実現に向け、お客様、社員、株主、パートナー企業や社会へのさらなる価値を創出します。