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調査レポート

拡張現実(XR)でその先へ

5-分(読了目安時間)

2025/05/24

概略

  • アクセンチュアは、未来の会議や学習、コラボレーションは、物理的な体験と仮想的な体験の融合によって実現され、企業に変革をもたらすものと考えています。

  • 3D、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)の進歩により、アクセンチュアをはじめとする企業が、共有可能で公平な没入型体験を創出することを可能にしています。

  • アクセンチュアのメタバース空間である「Nth Floor」では、従業員が新しい方法で出会い、学び、コラボレーションすることが可能になっています。

現実の世界を超越

より良いつながりを求めて仮想世界を活用する人が増えるにつれ、連続体(コンティニュアム)としてのテクノロジーと体験の人気が高まっています。これは、未来の学習や働き方に大きな可能性をもたらすものです。アクセンチュアは、この分野の初期のリーダーとして認められており、エクステンデッド・リアリティ(XR)やデジタルツインなどのテクノロジーを活用して、10年以上にわたり画期的なソリューションを提供してきました。

「未来の働き方においては物理的な体験と仮想的な体験が共存する」という信念のもと、アクセンチュアは大胆にメタバースの世界に踏み込んでいます。働く場所に関わらず、すべての社員が参加・貢献でき、帰属意識を感じられるようなワークプレイス体験を創出するためです。  

アクセンチュアはマイクロソフトとの緊密な連携のもと、パンデミック以前このプロセスを開始し、人々が集まり、コミュニティイベントに参加できる「Nth Floor」という仮想キャンパスを構築しました。  パンデミック発生の直後、アクセンチュアはこれらの機能を活用して新入社員のオンボーディングを開始し、その後、組織内の学習やコラボレーションのニーズに応えるためにその活用範囲を拡大しました。

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アクセンチュアのメタバース:「Nth Floor」

メタバースによってデジタル変革の新時代が到来しつつあります。メタバースは、物理的な世界とデジタル世界の融合により、人々が共有体験の中で「閲覧」から「居住」に移行することを可能にします。3D、AR、VRの進化によって強化されたこの空間では、人々が出会い、土地、建物、製品、アバターといったデジタル資産が創造され、売買されます。

Nth Floor」と呼ばれるアクセンチュアのエンタープライズ・メタバースは、アクセンチュアの社員が一堂に会し、出会い、コラボレーションし、学ぶために私たちが構築した仮想環境を指します。 会議の開催から社内交流まで、メタバースは地理的に分散した従業員を結びつける、多用途で拡張性の高いソリューションです。

さらに、インドのバンガロール、スペインのマドリード、米国のサンフランシスコなど、多くの物理的オフィスのデジタルツインを作成し、従業員が慣れ親しんだ環境で、出会い、コラボレーションし、ネットワーキングを行うことを可能にしています。  

新入社員のオンボーディング

従業員が定着(リテンション)するかどうかは、入社後の数日間が極めて重要です。しかし、パンデミック前のギャラップ社の調査で、仕事のオンボーディング体験に好印象を持った従業員は12%に過ぎなかったことがわかりました。  これらの経験は、従業員の将来を決定づける重要な要素です。

アクセンチュアの「Nth Floor」メタバース内にある「ワン・アクセンチュア・パーク」と呼ばれる仮想キャンパスは、新入社員が企業文化を深く理解し、プロフェッショナルとしての人間関係の礎を築くことを支援しています。このような没入型体験を通じて、新入社員はよりパーソナルな形でオリエンテーションを体験し、その過程でより多くの人々と出会うことができます。「Nth Floor」が構築された最初の1年間で、15万人以上の新入社員がアクセンチュアでの初日の業務をメタバースから開始しました。

仮想イベント

アクセンチュアはこれまで、没入型空間で何百ものコミュニティイベントを開催してきました。同じ空間に一緒にいることで、人々はつながり、学び、より効果的なコラボレーションを実現できるからです。例えば、顧客アカウントの責任者が集まる年次戦略会議では、アバターとリアルな会議スペースを組み合わせた仮想ラウンジを設け、参加者がより深いつながりを実感できるようにしました。その結果、25か国から150名を超えるマネージングディレクターがそれぞれの拠点から参加し、直接交流する時間を享受しました。

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VRが職場での新しいつながり方を実現
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XR(エクステンデッド・リアリティ)は、従業員が対面での体験を超え、新たな可能性を発見し、ワークプレイスのイノベーションを新たな次元へと高めることを支援します。

Jason Warnke / Senior Managing Director – Global IT, Global Digital Experiences Lead, Accenture

XR excellence foundation

アクセンチュアの戦略は、コミュニティ意識を育み、企業文化を強化するためのXR活用を基盤としています。この戦略は、「エクスペリエンス(体験)」「アドプション(導入・普及)」「インフラストラクチャ」という3つの基本の柱に重点を置いています。

体験

  • アクセンチュアのメタバースを活用し、従業員の学習、オンボーディング、コラボレーションを可能にします。

  • 仕事面でも個人面でも、社員のエンゲージメントを高めるための新たな方法を模索します。

  • 従業員を喜ばせるための有意義なコンテンツを作成します。

  • エコシステム・パートナーとの関係を活用して革新と改善を繰り返し、現実からVRへのシームレスな移行など、社員に最高の体験を提供します。

導入・普及

  • 多様な国や人々を対象に、XRに対するユーザーの受容度を管理します。

  • 日常の働き方やユーザーのニーズと結びついた強力な戦略によって、導入・普及を促進します。

  • XRをアクセンチュアの組織文化に織り込み、社員がイノベーションと発見を継続できる機会を創出します。

  • 強力な変革推進ネットワークを構築し、社員がエキスパートになることを可能にすると同時に、他の社員にも働きかけて継続的な利用を促します。

インフラストラクチャ

  • デバイス戦略と、効果を最大化するために必要な主要コンポーネントを明確にします。

  • ヘッドセットをグローバルで展開する方法を決定し、広範なユーザー基盤をフィードバックに活用します。

  • ITサポートチームと連携し、新しいデバイスをサポート対象に加えるよう働きかけます。

未来を見据えると、アプリケーション作成を容易にするために設計されたMicrosoft Meshのような新しいプラットフォームの登場により、メタバースにおける複合現実(MR)を用いた新しい形のコラボレーションが期待されます。

仮想現実

仮想現実(VR)は、ユーザーが探索し、操作できる、コンピュータによって生成された3次元の環境です。

拡張現実

拡張現実(AR)は、ユーザーが見ている現実世界にコンピュータが生成した画像を重ね合わせ、合成された景色を提供するためのテクノロジーです。 

複合現実

複合現実(MR)とは、現実世界と仮想世界を融合させて、物理的なオブジェクトとデジタルオブジェクトがリアルタイムで共存し、相互に作用する新たな環境や視覚情報を生成することです。 

エクステンデッド・リアリティ(XR)

エクステンデッド・リアリティ(XR)には、仮想現実(VR)、複合現実(MR)、拡張現実(AR)に加え、ハプティクス(触覚技術)、ホログラム、没入型ツール、そして人間の自然な感覚を活用・拡張する多様な世界が含まれます。