ACPの第1の特徴は、ポータルと統合管理基盤による一元的な管理機能を提供できる点にあります。
ACPはクラウドリソースの管理、環境の払い出しといったマルチクラウド環境の統合運用管理に求められる機能を、業界標準のSaaSやクラウドプロバイダーのツールを組み合わせたベストプラクティスとして提供します。運用管理の仕組みを個別には開発・実装しない思想に基づいて設計されており、汎用性や連携性を十分に確保した状態で、マルチクラウド環境の統合運用管理を実現します。
第2の特徴は、マルチクラウド環境に求められるセキュリティ対策や課金管理、ガバナンス管理の自動化や、各クラウドサービスをシングルサインオン認証での利用を可能にする機能が組み込まれている点です。
組み込み済みのセキュリティコントロールは200種類以上に及んでおり、お客様企業は必要に応じてサービスを選択・適用することが可能です。これらの機能により、マルチクラウド環境のセキュリティ強化に貢献します。
さらに、アクセンチュアが提供しているマネージドサービス「Active Cloud Management(ACM)」は、各クラウドサービスにかかるコストの一元管理とリアルタイムの可視化、AIによる分析結果に基づく継続的なコスト最適化・構成最適化を実現します。
このサービスはインスタンスごとに発生するコストの累積であるクラウド利用料を分析・可視化し、アクセンチュアのナレッジに基づくデータを加えたうえで「稼働時間の短縮」「スペックの最適化」「契約の見直し」の観点から最適なコスト圧縮効果を提案するものです。