2011年8月、アクセンチュアは東日本大震災の復興支援及び地域産業の活性化を目的に、福島県会津若松市にアクセンチュア・イノベーションセンター福島(AIF)を設立しました。
AIFが担う役割は大きく二つ。
一つ目は、会津若松市の産官学民連携を通じた会津地域のスマートシティ化と、それを“日本版スマートシティ標準モデル”として昇華させ、日本の他の地方へ展開することを通じた地方創生への貢献です。市民の方が持つ多様なデータを市民生活向上のために活用する、市民中心の次世代社会の創造を目指し、AI、ビッグデータ、IoTなどの先端デジタル技術を駆使した都市づくりを推進しています。
もう一つは、先進デジタル技術の実証実験です。実証に最適なコンパクトさのある会津若松市をデジタル実証フィールドとして、多くの地元組織と密に連携し、社会課題解決型の実証実験を行います。会津地域でモデルを作り、地域の活性化に貢献した上で、企業が実証モデルを全国に展開させていく支援を行います。
こうした新しい試みを推進するAIFで働くメリットは数多くあります。先端技術を用いた実証実験、地方創生の取り組みにご関心をお持ちの方はもちろんのこと、充実したトレーニングや、資格取得支援制度が整備されており、市場価値の高いエンジニアとして成長したい方にも最適の環境です。
インターナショナルな環境で働けることも魅力の一つです。アクセンチュアには海外オフィスのメンバーが日本オフィスで一定期間働くことのできるプログラムがあり、多数の海外メンバーが会津オフィスに在籍しています。国境をまたぐグローバルなプロジェクトにも参画することも可能です。またAIFのオフィスは会津若松市がICT関連企業の集積を目的に整備を進めてきた「スマートシティAiCT(アイクト)」の中にあり、この立地を活かして大手SIer、ソフトウェアベンダー、スタートアップ企業、会津若松市や会津大学など、多様な企業・団体とワンチームとなりプロジェクトに取り組んでいます。会津にいながらにして、世界や様々な業界との間に構築できるつながりは、大きな財産となるはずです。
会津若松市は自然が豊かで、良質な米やお酒だけでなく四季折々の旬の食材を楽しめるほか、歴史ある街並み、お祭りやスノースポーツなど、さまざまなイベントを存分に楽しむことができます。
豊かな生活を楽しみながら、世の中の多くの人々の生活をもっと便利に、もっとスマートに変貌させる。そんな壮大なプロジェクトに携わってみたい方と共に働けることを楽しみにしています。
相川 英一
製造・流通 グループ 兼 アクセンチュア・イノベーションセンター福島 センター統括