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消費財業界に求められるパラダイムシフト
そのための秘訣が詰まった一冊

急速なデジタル技術の進化は、さまざまな消費財製品やその関連サービスに囲まれた気まぐれな消費者を生みだした。変貌する消費者への洞察と対応が企業の生命線になってゆく。本書はそのような消費財業界の変化に対応するための秘訣がつまっている。

概要:本書ではデジタル技術の進化が事業環境変化のみならず、消費者の行動・心理・価値観にも大きな影響を与え、デジタル時代特有の新たな消費者像が形成されていることに着目している。

無関心でありながら欲張りであったり、ブランド忠誠心が低いなど、非常に移り気だが、気に入ったサービスの周囲への推奨努力は惜しまないなど、神出鬼没でもあり、掴みどころがない「気まぐれ」な彼らを、まるで液体のようなその様から「液状消費者」と名づけ、行動特性や心理特性を深く考察している。

なかでも特徴的な日本の「液状消費者」と対峙するための考察を追加章として収録。

気まぐれな「液状消費者」が企業の経営やブランディングに及ぼす影響やその対応のあり方についても、 幾つかのコンセプトや事例とともに考察している。そこでは、主に以下のような対策の重要性を提言している。

デジタルを活用した液状消費者とブランド・企業のデジタル・コネクティビティ

「利便性―体験」スペクトラムのなかで自社の商品・サービスが追求する際立ったポジショニング(アマゾンダッシュボタンのように手間や煩わしさといったPainを徹底排除するか、Nike+のように新たな体験価値を創造してGainを生み出すか)

企業と消費者間が緊密に繋がり、相互のインタラクションを創発していくなかで双方のネットワーク効果を生みだすデジタル ・ブランド・プラットフォームの構築(そのためのペルソナ定義とそのカスタマージャーニーの設計)

 

消費財メーカーのみならず流通業界こそデジタル化によって業界を揺るがす大きな環境変化に見舞われており、そのような劇的な変化に適合しつつある先進的な流通企業の動向をおさえておくことが、消費財メーカーにとって肝要であると進言している。液状消費者に最高の顧客体験を提供するには、顧客接点を確保することが重要であり、従来のようになるべく多くの小売りチェーンのなるべく多くの店頭棚に自社の商品を並べるかという量的な戦いではなく、消費者目線で流通企業を選別し、協業を推し進めることが重要とも指摘している。

後半においては、目線を顧客から企業に移し、液状消費者が主役となる時代における成長戦略・チャネル設計から資金調達や実行手段のあり方に至るまで、内部的に努力すべき取り組みについても、消費財メーカーが現在直面している課題にどのように対応していくべきか、地に足ついた総合的なアプローチを提供している。

本書の特徴:

  • デジタル時代において消費者がいかに劇的な変化を遂げているか。その結果として、消費財メーカーがどのような発展を目指し、変化への適合を推し進めているかを解き明かす。
  • デジタル・ブランディングの新たなモデルとして、デジタル・テクノロジーを、Eコマースにとどまらないのさまざまな領域に導入/活用するアプローチの提唱。
  • 業界の変革に直面する中で、消費財メーカーがいかにして競争優位性を維持しているか、デジタル化された消費財/小売業界において、いかにして新たに説得力のあるポジションを獲得しているかについて、複数のケーススタディを交えて解説。
  • 日本目線のチャプターを最後に加え、グローバルに学びながらも日本特有の課題に取り組むためのインサイトを提供。日本企業の事例を交えながら加速するデジタル化の波を乗りこなしていくロードマップを提示。

著者:

テオ・コレイア

テオ・コレイア Teo Correia

アクセンチュア 消費財・サービス業部門のシニア マネジング・ディレクター。同ジャンルに30年近い実績があり、とくにデジタル戦略および組織改革を得意とする。スタートアップ企業や起業家に向けたデジタル戦略プログラムの開発なども手がけている。

日本版監訳:

関 一則

関 一則 せき・かずのり

アクセンチュア 製造・流通本部、消費財・サービス業グループ総括、
マネジング・ディレクター。慶応義塾大学理工学部修士課程卒業。
1994年現アクセンチュア入社。消費財業界を中心にマーケティング・営業・SCMなど幅広い領域で戦略策定から業務変革・システム化・変革実行支援までエンド・ツー・エンドのトランスフォーメーションに従事。2008年より現職。



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