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EnterFinland―デジタル国境管理/e入国管理サービス

フィンランドにおける新たな国境管理およびe入国管理サービスの導入をアクセンチュアがサポート

クライアント・プロフィール


非効率な手続きを解消するEnterFinland

ユーザーファーストの視点から設計・開発された新たなデジタル入国管理サービス

現代社会に大きな影響を与えている問題のひとつに、国境管理/入国管理があります。フィンランドでは2010年以来、年間平均で22,000人が初回在留許可申請(first residence permit)を行っており、そのうちの約半数は留学や就労を目的としています。申請者にとってその国の「第一印象」が、入国管理局/移民局での手続きにおける対応で決まってしまう場合も多いことから、フィンランド移民局「Migri」では、入国手続きの煩雑さを解消し、直感的に手続きを行うことができる入国管理プロセスと実用的なサポートを申請者に提供したいと考えていました。

概要

Migriは、アクセンチュアおよびFjordとのパートナーシップを通じて、まず現時点での課題や問題点を明らかにするためのワークショップを開催しました。ユーザーテストではいくつかの申請内容を想定して、各種申請用紙への記入プロセスの確認や、サービスのあり方を検討するためのクリエイティブ・エクササイズ、テストユーザーからのフィードバックの検討などを行いました。他の国と同様にフィンランドでもデジタル・テクノロジーを活用した公的サービスの改善が推進されており、路面電車の切符をモバイルデバイスで簡単に購入できる仕組みなどがすでに導入されています。新たに導入する入国管理サービスにおいても、在留許可申請プロセスの高い信頼性に加え、ユーザーの利便性を高めるフレキシビリティが求められました。

もちろん、こうしたユーザーフレンドリーかつ直感的なデザインが、ビザや市民権を発行する際の厳格な審査規準に影響を与えるようなことがあってはなりません。それでもなお、Migriは、誰もがよりスムーズに申請を行えるようにするための改善は可能なはずだ、と考えました。

「目標は、世界最高のeサービスをデザインすることでした」
MONNA AIRIAINEN
eService Project Lead, Migri

ソリューション

「EnterFinland」と命名された新たなeサービスは、ユーザーファーストの観点からデザインされたデジタル申請管理システムです。その設計にあたっては、在留許可申請の準備から手続きの完了に至るまでのすべてのプロセスで、オンライン・デジタルサービスを申請者に提供するための最も望ましい方法を再検討・再構築する必要がありました。EnterFinlandでは、申請者が手続きに必要な情報量に戸惑うことなく、一度で申請を完了できるプロセスの構築を目指しました。そこで、段階的かつシンプルな申請プロセスによって申請者を次のステップへと導くとともに、現在手続き中のステップを明確に表示することで、プロセスの進捗を申請者が容易に把握できるようにしました。また、記入漏れのある申請書を誤って送信しないようにするなど、手続きの手戻りを未然に防ぐ機能も設けました。

成果

EnterFinlandの導入によってフィンランド移民局は、より効率的かつユーザーフレンドリーなサービスを、在留希望者とその家族に提供できるようになりました。申請手続きの大部分を申請者本人で完結できるようになったため、手続きに要する職員の時間や労力も大幅に低減されています。

この新たなサービスはすでにさまざまなメリットを生み出しており、EnterFinlandのリリースからわずか半年後に、次のような成果が報告されています。

  • 市民権申請者の49%がEnterFinlandを利用して手続きを完了。

  • 留学生の85%が在留許可申請にEnterFinlandを利用し、手続きに要した日数は従来の33日から23日と30%短縮。

  • 就労者の在留許可申請にEnterFinlandを使用した際、手続きに要した日数は平均で従来の137日から87日と37%短縮。

効率的なシステムやプロセスの設計には、継続的なコラボレーションと見直しが不可欠です。入国管理や関連する法律、また在留希望者の特性や人数は常に変化するため、EnterFinlandはこうした変化に常に適応していく必要があります。サービスの継続的な改善を図ることで、EnterFinlandは国内の公的サービスの手続きに要する時間やリソースを削減し、初めてフィンランドを訪れる外国人の入国プロセスを円滑にしています。

「アクセンチュアは、私たちが心から誇れるものを提供してくれた」
VESA HAGSTROMICO氏
CIO、Migri

 

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