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アクセンチュアの財務機能のデジタル化

財務変革プログラムを通じた、未来の変化に柔軟なインフラストラクチャの実現

概要

2008年に発生した世界規模の金融危機は、取引銀行が企業の存続を大きく左右する出来事となりました。アクセンチュアもこの世界金融危機をきっかけに、組織が持続的な発展を遂げていくためには、能力開発がいかに重要であるかを再認識しました。そこではまず、金融業界でいかなる変化や課題が生じようとも適切に対応していけるような、より柔軟な事業基盤の構築が不可欠となります。世界金融危機が明らかにしたこれらの課題を解決するために、アクセンチュアは財務変革プログラムを新たに策定しました。このプログラムを通じて、「すべての国において、複数の銀行とより効率的な方法でパートナーシップを締結する」という目標を達成し、組織体制のさらなる最適化を実現しました。

事業機会

2008年に発生した世界規模の金融危機は、取引銀行が企業の存続を大きく左右する出来事となりました。アクセンチュアもこの世界金融危機をきっかけに、組織が持続的な発展を遂げていくためには、能力開発がいかに重要であるかを再認識しました。まず、金融業界でいかなる変化や課題が生じようとも適切に対応していけるような、より柔軟な事業基盤の構築が不可欠となります。この世界金融危機に際して企業の経営幹部は、メインバンクが通常業務を継続できなくなった場合、銀行とのパートナーシップが事業運営の大きな障害になるという事実に直面しました。メインバンクが危機に陥れば、支払い処理がストップし、ヘッジ活動は滞り、資金繰りとオペレーションに必要なその他のさまざまなトランザクションも甚大な影響を被ります。このようなシステマチックなリスクをさらに複雑化したのが、銀行とそのクライアントを結ぶ独自のテクノロジーシステムでした。これらのプラットフォームはその独自性ゆえに、多くのグローバル企業は速やかにメインバンクを乗り換えることができず、仮にできたとしても大きな困難に直面しました。

ソリューション

これらの課題を解決するために、アクセンチュアは財務変革プログラムを新たに策定しました。このプログラムは以下の4項目にフォーカスし、18カ月間にわたって実践されました。

  • 銀行とのトランザクションを行うための専用プラットフォームを、より一般的な構造のSWIFT(国際銀行間通信協会)フォーマットに基づいたフレキシブルなソリューションに刷新する。これにより複数の銀行とのトランザクションが可能になり、不測の事態が発生した場合は速やかに銀行を乗り換えることでき、リスクを分散できる。
  • 財務関係のトランザクションを、社内のSAPシステムに組み込んだ全社的な財務システムに移行する。
  • 分析ツールやトレーディング・プラットフォーム、為替ヘッジ機能を使って、財務部門を支援する。
  • より合理的な企業間のセトルメント・プロセスに移行する。
「このプログラムを通じて、アクセンチュアの財務部門は単なるコストセンターから、市場をリードし、付加価値を生み出す、デジタルな財務部門へと生まれ変わりました」
オンカール・リダール(Onkar Liddar)

グローバル・リクイディティおよびバンキング/財務変革プログラムビジネスリード

成果

財務変革プログラムの結果、アクセンチュアの組織体制はさらに最適化され、「すべての国において、複数の銀行とより効率的な方法でパートナーシップを締結する」という目標を達成することができました。現在は不測の事態に際しても、数カ月単位ではなく、わずか数週間で銀行を乗り換えることができるプロセスが確立されています。また、このプログラムによって中核的な現金管理トランザクションを担う取引銀行の数は2倍になり、銀行への依存から脱却し、経営効率を著しく改善することができました。たとえば、各国での決済にかかる時間を70%短縮化し、合理的なキャッシュレスの企業間セトルメント・プロセスを、重複した手動プロセスに代わって導入することに成功しました。その他の経営効率の改善ポイントとしては、財務部門の作業負荷は大きく低減し、また各国の財務センターを3カ所から2カ所に統合した結果、3年間で100万ドルの運営予算の削減が実現しています。

キャッシュレスの自動トランザクションへの移行によって、毎月の企業間セトルメントのために銀行口座間で移動させていた現金を5億ドル削減でき、これにより銀行手数料も大きく削減されています。さらに、源泉徴収税の計算作業や企業間手数料の処理作業も大幅に減らすことができました。また、キャッシュレスの企業間自動処理はより迅速なセトルメントを実現し、為替リスクの縮小にも貢献しています。

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