調査レポート

サマリー

サマリー

  • 三つの大きなテクノロジー・トレンドによって消費財業界におけるゲームのルールが激変した。
  • 摩擦ゼロ・ビジネス―大規模パートナーシップ構築の為に
  • データの正確性―信用が第一
  • AIを「市民」に―ビジネスや社会に恩恵をもたらすAIの育成


消費財業界で今後10年間で起こりうる変化はこれまでの40年間よりも凄まじいものになるでしょう。このように言い切る根拠は明白である、すなわち、既存ビジネスのパフォーマンスが絶え間なく低下し続けているからです。なぜこのような事態が起こったでしょうか。答えはシンプルです。消費者の行動及び求めるものが変化したからです。

3%

消費財業界におけるトップ25のプレーヤーのうち、3%が売上成長を果たした

97%

97%の売上成長は小規模で俊敏な消費財会社によって実現された

あらゆる場所に散在するデジタルチャネルのおかげで、消費者は自分の選択をガイドし新商品の情報を知らせてくれる消費者同士やインフルエンサーと緊密につながります。さらに大きな変化は、消費者の行動そのものが変わってきたことです。消費者がこれまで以上に情報を持っているため、自分自身が欲しいと思う商品を最適な価格で入手する手段を熟知しています。加えて、消費者はよりスピーディーでパーソナライズされたサービスを求めています。その結果、大手企業の画一的なブランドプロポジションは競争における優位性を失っています。一方で、訴求ポイントが明確な小規模企業によるデジタルブランドが先頭を走ります。

消費財企業へのインパクトは明らかです。消費財企業は変化が加速し続ける環境で経営をしなければならず、そのためには、「高速モデル」を積極的に取り入れなければなりません。そうすることによって、彼らは高速で変化を続け、自社のエコシステムを通じて差別化商品とサービスを提供し、絶えず変化する消費者の期待に応えることができます。



テクノロジー・トレンドをさらに探る

アクセンチュアのTechnology Vision 2018では業界横断で五つのトレンドを取り上げています。消費財・サービス業界は特にそのうちの三つに焦点を当てています。その三つのトレンドが消費財企業に大きなインパクトを与えるのみならず、消費財企業を先進的なコネクテッド・エンタープライズに変化させるからです。

摩擦ゼロ・ビジネス

消費者は「摩擦ゼロ」の経験を期待しています。消費財企業はオンラインとオフラインのすべてのチャネルとプロセスにおいて、前例のない規模で消費者にその経験を提供しなければなりません。このような「摩擦ゼロ」のビジネスモデルを実現する為には、チャネルの増加やリーチの拡大及びスピードの向上を実現させるオープンITアーキテクチャが必要となります。

データの正確性

真のコネクテッド・エンタープライズを経営する為に、消費財企業はデータを財産として重宝すべきです。昨今、消費者との関係性はよりパーソナライズしてきているため、収集してきたデータは競合優位性となり得ます。データの正確性がこれまで以上に肝心であるといえるでしょう。

AIを「市民」に

パーソナライゼーションや応答性及び俊敏な動きを実現する為に、消費財企業はAIのポテンシャルに投資する機会を探っています。彼らはリアルな世界でAIがどのように振る舞うかに責任を持たなくてはいけません。なぜなら、AIは自分を「鍛えてくれた」データ以上の効果を果たすことはできないからです。

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