デジタルテクノロジーが創造的破壊をもたらす
2016年1月、アクセンチュアは世界のテクノロジートレンドに関する調査レポート「Accenture Technology Vision 2016(テクノロジービジョン2016)」を発表しました。
今後3~5年の間に企業のビジネスに大きな影響を及ぼすと予想される新たなテクノロジートレンドを、アクセンチュアの知見と調査を基に作成したテクノロジービジョン2016では「主役は“ひと”(People First):デジタル時代は“ひと”こそ最優先」をメインテーマに掲げています。
2013年には、「すべてのビジネスがデジタルに(Every Business is a Digital Business)」をメインテーマに据え、今後のビジネスの中にデジタルが浸透し、デジタルテクノロジーを活用したビジネス変革が起きることを予見しました。この3年間のうちにデジタルテクノロジーは急速に進化し、創造的破壊(クリエイティブ・ディスラプクション)を促す数多くの新しいビジネスを創出し、さまざまな既存ビジネスを変革しています。
「人の代替になる」のでなく「人のためになる」テクノロジーを
しかし、デジタルテクノロジーの進化は、必ずしも企業のビジネスを成長に導いたわけではありません。競合他社との熾烈な競争の中、「デジタル・カルチャーショック」に直面し、テクノロジーの進化の速さに圧倒されている企業もあります。デジタルテクノロジーはあくまでもツールであり、ビジネスを成長に導くにはツールを使いこなす“ひと”の存在が欠かすことができない、とアクセンチュア テクノロジーサービスの最高責任者を務めるバスカー・ゴーシュ(Bhaskar Ghosh)は述べています。