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試行錯誤と改善をアジャイルに推進 デジタルテクノロジーによる新サービスの成功へ

IoTやAIなどの技術を活用し、新しいサービスを立ち上げる企業が増加している。こうしたチャレンジを成功させるためには何が必要だろうか。

多角的な視点を踏まえて早期にビジョンを描き
アジャイル型アプローチでサービスを進化

テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通 グループ
マネジング・ディレクター
相川 英一

IoTやAIなどの技術を活用し、新しいビジネスやサービスを立ち上げる企業が増えています。こうしたチャレンジにおいてはスピードが重要。素早くサービスを投入し、ユーザーからのフィードバックを得て改善を繰り返す必要があります。その過程で、貴重なデータを収集できるでしょう。それは、優位性を獲得する上での大きな武器になります。

試行錯誤や継続的な改善を効果的に実行するためには、一定程度ビジョンを明確にしておく必要があります。注意すべきポイントは「どんなサービスを実現するのか」「どのような手段で実現するのか」、そして「マネタイズ方法」の3つ。戦略や業務、技術に詳しいメンバーが初期段階から議論を交わし、60点のサービスであってもできるだけ早く投入する。そして、短サイクルで改善していくというスタイル。システムだけでなく、ビジネスプロセスそのものをアジャイル型で推進するのです。

IoTやAIなどの新技術が、新サービスの創造を可能に
異業種連携のエコシステムを生成する

あらゆる産業において、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。あらゆるモノがあふれ、人々の製品への欲求は減退傾向にあります。こうした中で、多くの企業は製品そのものではなく、新しい価値創造を目指しています。自動車であれば、それによって実現する新しいライフスタイルといった価値を追求するという具合です。多くの製品分野において、優れたスペックで購買意欲を刺激できた時代は過ぎ去りました。

新しい価値づくりの手段として期待されているのが、AIやIoTなどのテクノロジーです。デジタル化の進展は、新しいサービスやビジネスを可能にします。

例えば、家電機器に人感センサーを取り付けてネットワーク化すれば、その部屋にいつ、何人いるのかを把握することができます。生活パターンを認識した上で、異常値が出ればアラート通知もできる。こうした機能を用いて、高齢者に対する見守りサービスなどが可能になります。家電機器メーカーは警備会社のライバルになるかもしれません。よりよいサービスづくりのために、両社がパートナーシップを結ぶことも考えられます。

いずれにしても、かつては強固なように見えた業界の壁は、簡単に飛び越せるようになりました。ある日突然、強力なライバルが出現するかもしれません。では、そんな不透明な時代を勝ち抜くために、企業にはどのような取り組みが求められるでしょうか。

素早くプロトタイプをつくり、試しながら改善する
データで顧客の声をとらえ短サイクルでサービスを進化させる

多くの企業がさらなる成長を求めてデジタル技術の活用、それによる新サービスの創造に向けた取り組みを強化しています。お手本を模倣するというやり方では、勝者となることは難しいでしょう。世の中に無いサービスを構想し、素早くプロトタイプをつくって試すという姿勢が重要です。

アイデアを実行し、ユーザーからのフィードバックを反映しながら、短サイクルでサービスの改善を繰り返す。そんなアプローチが求められています。そのためには、初期段階でビジョンを明確化する必要があります。

ポイントは「どんなサービスを実現するのか」「どのような手段で実現するのか」、そして「マネタイズ方法」の3つ。戦略と業務、テクノロジーなど多角的な視点から検討しなければなりませんが、時間のかけすぎは禁物。60点のサービスであっても早期に提供を始め、顧客の声を聞きながら70点、80点に進化させていくのです。

顧客の声を可視化するものとして、データは極めて重要です。いち早くデータを蓄積してサービス改善を進めるためにも、サービスの迅速な立ち上げが求められます。

ウォーターフォールからアジャイルへ
デジタルプロジェクトに適したチームづくり

アクセンチュアは様々な企業のパートナーとして、新しいサービスの立ち上げをサポートしています。そのために、事業計画の策定、スモールスタートでの実行、改善サイクルを同時並行で進めるための体制を強化。戦略コンサルタントと業務コンサルタント、エンジニアなどが1つのチームとして、初期段階からクライアントと一緒に議論を重ね、新サービスづくりに関与します。


Accenture loT Vertical Offerings (1/2)



Accenture loT Vertical Offerings (2/2)


それは、ウォーターフォール型のプロジェクトとは大きく異なるスタイルです。以前は時間をかけて戦略を吟味し、業務コンサルティングに引き継いだ上で、IT構築のチームが編成されるという流れが一般的でした。現在もウォーターフォール型が適したものは少なくありませんが、デジタル時代を迎えたいま、アジャイル型のプロジェクトが急増しています。これに対応するために、アクセンチュアは組織やチームづくりの形を変えてきました。

ただ単にベンダー側の開発方式をアジャイルにしただけでは意味がありません。クライアント企業の決定権も持った方にプロダクトオーナーとして参画いただき、ビジネス戦略やそれに 基づく業務/システム仕様やテクニカルソリューションを一体となって判断して進められる本当の意味でのアジャイル開発体制を立ち上げることが成功のカギとなります。

新しいサービスやエコシステムを支える
IoTコアプラットフォームの進化

アクセンチュアはIoT分野における新ビジネスや新サービスのスピーディーな立ち上げ、パートナー企業との柔軟な連携を支えるIoTコアプラットフォームを提供しています。その中核をなすのがCPaaS(Connected Platform as a Service)と呼ばれるIoT基盤、AIP(Accenture Insights Platform)というアナリティクス基盤です。

Connected Platform As a Service (CPaaS)

Connected Platform As a Service (CPaaS)

CPaaSの提供が始まったのは2010年ごろ。以来、様々な機能強化を経て、より使いやすく充実したプラットフォームへと進化を続けています。

CPaaSは、エッジデバイス層、ネットワーク・ゲートウェイ層、クラウド上のオーケストレーション、API管理、データ管理、外部I/Fといったコアプラットフォーム層と、さらにその上位にAPIを介して業務アプリケーション層とつながり、エンドtoエンドでお客様の業務をカバーします。

業務アプリケーション層についても、アクセンチュアの過去の豊富な事例に基づいた業種別のユースケースやベストプラクティスが詰まった、すぐに動かせる様々なアプリケーションが用意されており、またその導入に向けた業務プロセス設計も合わせてワンストップで提供することが可能です。

CPaaSは、モジュール単位で抜き差ししやすい疎結合で構成されています。したがって、ビジネス環境や技術動向、法規制などの変更を踏まえた改修・機能拡張がしやすく、接続性はもちろん、柔軟性や拡張性にも優れています。

また、CPaaSは単一企業のビジネス基盤としてだけでなく、多くの企業が参加するエコスシステムの基盤としても活用されています。例えば、自動車メーカーと保険会社がIoTコアプラットフォーム上でつながり、リスク細分型の保険商品を提供するなど、異業種をまたいだエコシステムが次々に生まれています。API経由で他企業が運営するプラットフォームとの連携も容易であり、将来、他プラットフォームとの接続という要求が発生した場合にも、十分対応することができます。

お問い合わせ

お客様導入事例その他、開示可能な情報もあります。

詳細な資料をご希望の方はアクセンチュア製造・流通本部までお問い合わせください。

TEL:03-3588-4453 (製造・流通本部直通)