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テクノロジー新時代における
テスティングのチャレンジ

エンタープライズ・テスティングの未来

今日、IT部門のリーダーの方々を始め、多くのお客様がテスティングに高い関心を寄せています。業務システムの構築において、テスティングがシステムの品質やコストを左右する重要なファクターであることは言うまでもありません。アクセンチュアは「テスティング・センター・オブ・エクセレンス(Testing CoE)」を開設し、グローバル規模でテスティング・サービスを展開するなど、数々のお客様のテスティングをご支援してきました。当社のテスティング・サービスは、第三者の外部調査機関からも高い評価を得ており、「成長著しいスター・パフォーマー企業」(*)として、この領域のリーダー企業の1社という地位を獲得しています。

しかしテスティングの在り方はテクノロジーの進歩とともに変化します。特に近年はAIの利用拡大や音声系インターフェースの浸透などにより、テスティングには新たな標準を求められているといえるでしょう。本論考では「Accenture Technology Vision 2017」を手掛かりにエンタープライズ・テスティングの未来像を描き出すとともに、次世代のシステム構築における、あるべきテスティングを模索します。

* https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20170719
出典「アクセンチュア、独立系テスティング・サービスに関するエベレスト・グループの「PEAK Matrix™レポート2017」でスター・パフォーマー企業およびリーダー企業に認定」

テスティングの問題提議と「Accenture Technology Vision」

アクセンチュアは毎年、「今後3~5年の間にテクノロジーがどのように進化し、ビジネスはどのようなインパクトを受けるか」という内容のレポート「Accenture Technology Vision」を過去10年にわたって発表してきました。この論考では、テスティングに対する問題提議をテーマとして、「Accenture Technology Vision 2017」からの示唆を基にするエンタープライズ・テスティングの未来を探ります。

「Accenture Technology Vision」は2013年から「デジタル」をキーワードとして語っています。2013年のテーマである「すべてのビジネスがデジタルに」と、2014年の「デジタル時代の破壊的創造者(ディスラプター)」は市場を席巻しました。これらのキーフレーズは、企業は新たなマーケットを切り開くディスラプターへと自らを変革しなければいけないと示唆していました。

その後、2016年・2017年には、「やはり“ひと”が重要である」というメッセージが前面に押し出され、デジタルの時代においても“ひと”が中心であることが再定義されました。これは「AIによって人の生活が脅かされるのではないか」という懸念が広く囁かれたことに対するアクセンチュアからの回答であり、AIはけっして人間の脅威ではないことを説いています。

アクセンチュア・テクノロジー
コンサルティング本部
テクノロジーアーキテクチャ グループ統括
マネジング・ディレクター 
田畑 紀和

テスティングの問題提議と「Accenture Technology Vision」

とはいえテクノロジーの進歩のスピードは想像を絶するものがあります。我々は先進的なテクノロジーを自らコントロールし、デザインすることが必要です。我々“ひと”がテクノロジーに合わせていた時代は過ぎ、これからは“ひと”に寄り添うテクノロジーのデザインが求められるでしょう。

テクノロジーが“ひと”に合わせるとはどういうことでしょうか。それは我々がテクノロジーを学ぶのではなく、「テクノロジーの側が”ひと”と適切なインタラクションを行い、学習し、ユーザーである“ひと”に対して最適化する」という意味であり、我々はそうしたテクノロジーを設計する必要があるといえます。ここでいう“ひと”には、お客様だけでなく、従業員も含まれます。また、従来の様な企業視点のみでビジネス目標を設定するのではなく、お客様や従業員の目標と企業活動とを合わせることで、事業の業績が最大化されるのです。

“ひと”が主役になるには、多くのテクノロジーのサポートが必要となります。特に、ビッグデータを収集して解析し、次なる顧客サービスへと展開することなどは、テクノロジーの活用が欠かせません。

The Path to Partnership