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モビリティ・アズ・ア・サービス

未来の成功へのルートを切り拓く、 新たな自動車エコシステム



デジタルテクノロジーを活用したカーシェアリングやライドヘイリング(オンライン配車サービス)は、明日の自動車市場にとっての重要な成長源および収益源になろうとしています。その収益性は、従来の自動車製造事業の潜在的な収益性をはるかに上回ることが予想されます。

アクセンチュアの調査では、2030年までの見通しとして、自動車の製造販売事業の収益は現在の約2兆ユーロをわずかに上回る程度であること、また販売事業の利益に至っては、現在の1,260億ユーロから1,220億ユーロに若干の縮小が見られることが明らかになりました。

これに対し、モビリティ・サービスの収益は約1.2兆ユーロにまで急増し、利益もおよそ2,200億ユーロに達することが予測されています。自動運転技術の継続的な進化をバネに、MaaSのグローバル市場は今後10年間で急激な成長が見込まれています。

こうした市場において、すでに既存の自動車メーカーはモビリティ・サービスの持続的な開発と大規模な展開が可能な有利なポジションを確立していると言えます。この「規模」こそが、成功の鍵となります。しかしながら、俊敏性に優れた新規参入者たちがすでにこの新興市場を席巻している現状を踏まえれば、既存の自動車メーカーが市場をリードし続けるためには新たな戦略とビジネスモデルの導入が不可欠となります。

自動車メーカーが直面している3つの重要課題:
顧客の期待

顧客の期待は急速に高まり続けています。メーカーは、この期待を牽引する新規参入者に勝る新たなモビリティ・サービスを提供していかなければなりません。
収益性

メーカーは、この新たに提供するモビリティ・サービスの収益性を確保しなければなりません。これまで行ってきた実験的な類似サービスのように、社内の独立したベンチャー事業として扱わないことも大切です。
テクノロジー統合

新たなモビリティ・サービスを基幹ビジネスである「製造/販売事業」と統合すべく、ハードウェア、ソフトウェア、および新たな自動車エコシステムの適切なバランスを確立することのできる、最適なビジネスモデルを導入する必要があります。


新しくかつ大胆な戦略

自動車の大量生産技術を生かすことにより、既存の自動車メーカーは自動運転車の製造分野でも優位に立ち、MaaSをマスマーケットにシフトさせることができるでしょう。また自動車業界において、製品とサービス、ハードウェアとソフトウェアの重要な接点を担うのもメーカーです。さらにメーカーならではのブランド力、強力な流通網、カスタマーロイヤルティといった強みも、MaaSの大規模な展開とその維持、つまり成功の鍵をつかむ上で大いに役立つはずです。

とはいえ、自動車メーカーがこれらの強みを真の意味で生かすためには、大胆な戦略を新たに構築することも重要です。メーカーの幹部は、どの領域でどういったビジネスを展開するのかについて、賢明な選択を下さなければなりません。そして、それらの選択を基に迅速に実行に移していく必要があります。新規参入組はすでに市場のペースの主導権を握りつつあり、メーカーはカーシェアリングやライドヘイリングの分野で大々的に実験を展開しているとはいえ、現時点では追いつくだけで精いっぱいな状況です。

成功に向けてビジネスを拡張

長期的な成功の鍵を握るのは「規模」であり、自動車メーカーはこの「規模」を活用できる恵まれたポジションにいます。ただし、そうした規模を生かして勝利を収めるためには、まずメーカーは自動車の設計/製造に関する既存の能力を強化すると同時に、モビリティ/デジタル・サービスを開発/テスト/展開する新たな能力を身につけなければなりません。これを可能にするのが、自社の強みを補うことのできる別の強みを持った競合他社を含む戦略的パートナーとの協働です。実際、そうしたパートナーシップは多くの場合、プラットフォームやサービスを迅速に拡大するための唯一の方法でもあり、規模がモノを言うデジタルビジネスでは不可欠な施策だと言えます。

新たなビジネスモデル

自動車メーカーは5つの新たなビジネスモデルのいずれかを選択することで、高い収益性を備え、かつ既存のビジネスとの統合が容易な優れたサービスを提供できるようになります。

1.
高級車メーカー

プレミアム・ブランドを確立し、最高品質の自動車を求める顧客に提供する。

2.
B2Bアセット・プロバイダー

フリート・プロバイダー向けに次世代の自動運転車の製造/販売/サービス提供を手掛ける(航空機メーカーによる航空会社向け旅客機製造/販売ビジネスが好例)。

3.
フリート・オペレーター

サーキュラー・エコノミーのコンセプトを生かし、最適な製品ライフサイクルをモットーに設計された包括的なフリートを構築/所有/運用する。

4.
カー・モビリティ・サービス・プロバイダー

カーシェアリングで得られる顧客データの収益化、また強固なパートナーシップを活用することで、ロケーションベースの付加的サービスを提供する。これにより、メーカーは新車販売の促進や車両の利用効率の改善を図ることができます。

5. 
フル・モビリティ・プロバイダー

インターモーダル・エコシステムの中核であるモビリティ・アグリゲーターとして活動するビジネスモデル。このアプローチによって、メーカーはデータの取得源と利用方法を大幅に拡大させて、ユーザーとの接点を一層強化することができます。また、公共交通機関を含む複数のパートナーが、メーカーのブランドに完全統合されるようになります。



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赤羽 陽一郎

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