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成長を加速し競争力を向上させる「俊敏な組織」を目指して

多くの企業がコスト削減策と成長戦略の相関性を見落としています。

概要

持続可能な成長を達成するためには、企業は成長の源泉を見極めた上で、成長戦略と整合性が取れる形でコスト削減や再投資を行う必要があります。

アクセンチュア・ストラテジーの調査では、企業の82%はコスト削減に注力することで、成長を加速するための戦略的な投資への転換を図ろうとしていることが分かりました。しかしながら、期待した通りのコスト削減効果を達成できていると回答した企業は、全体のわずか36%にとどまっています。

企業は今、どのような課題に直面しているのでしょうか。いくつかの課題がある中で最も重要なのは、企業がコスト削減策と成長戦略の重大な相関性を正しく認識できていない点だと言えます。


主な知見

アクセンチュア・ストラテジーの調査により、成長と競争力の拡大に取り組む企業が直面する、いくつかの課題が明らかになりました。

  • 成長への再投資を目的としてコスト削減に取組む企業は多いものの、その意図どおり実行できている企業は少ない。

  • 経営層の間で何を優先すべきかの意見が食い違っており、どの分野に再投資すべきかの合意が無いため、企業全体としての価値創造が最適化されていない。

  • コスト削減により捻出した改革原資の再投資先は、ほとんどの場合事業戦略と整合性が取れておらず、いろいろな分野に分散してしまっている。

  • そのような中にあって、“デジタル化”への再投資については、経営層は一致して重要だと考えている。大多数の経営層が、デジタル化を、売上げを成長させ最先端のオペレーティング・モデルを実現する上での不可欠の要素として認識している。

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提言

成長の加速に向けたコスト削減戦略を実行することは困難を伴う取組みですが、競争力を高めるためには不可欠です。企業は、以下の3つの有効なアクションを取らなければなりません。

1. 成長に向けた態勢を作る

成長をもたらす収益源を明らかにして、長期的な戦略を策定する。コスト削減策と、それによって捻出した資金の再投資先に関する意思決定の整合を図る。

2. 成長への行程を管理する

コスト管理の実践と成長目標の達成に向けたプロセスにおいて、リーダー間の意思統一を図る。

3. 持続可能な成長に向けてデジタル化を促進する

デジタルケイパビリティの開発と伝統的なプロセスのデジタル化によって、かつてないスピードとスケール、コスト削減を達成する。


著者

クリス・ティマーマンス

クリス・ティマーマンス

アクセンチュア・ストラテジー – オペレーション戦略部門, シニアマネジング・ディレクター

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