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2016年 デジタル消費者調査

デジタル機器/サービスについて世界の消費者に聞いた市場調査の2016年版。スマートフォンなどの機器の成長が鈍化し、IoTへのニーズが当初の期待を下回る現状が浮き彫りになりました。

概要

アクセンチュアは、世界28カ国で約3万人の消費者を対象に、デジタル・テクノロジーを適用した最新の消費者向け機器/サービス市場について2016年度の調査を実施しました。この「2016 Accenture Digital Consumer Survey(2016年 アクセンチュア デジタル消費者調査)」は、購買パターンやライフスタイルの今後に対する消費者意識を定量化したものです。

今回の調査結果では、全体的に多くの製品カテゴリーで消費者のニーズが低下していることが明らかになりました。消費者向けテクノロジー業界は、次なる成長フェーズの加速に向け、今すぐ行動する必要があります。

成長を加速させるために必要なのは、“破壊的”なイノベーションです。それを実現するには、「パートナーと強く結びつき、真のイノベーションへ向けたプロセスや投資について見直すことによってのみ、最も強力なイノベーションが可能になるのだ」という事実を、今一度認識しなければなりません。

また、製品やサービスのクラウド化が進み、全てをサービスの形で提供するEaaS(Everything-as-a-Service)が現実のものとなる中、業界内外のプレイヤーと競争するためには、今以上に明敏なオペレーションと包括的なビジネスモデルの見直しが不可欠です。

PDF「2016年 アクセンチュア デジタル消費者調査」ダウンロード [PDF, 2.13MB]

主な知見

スマートフォンからタブレット端末、ラップトップに至るまで数多くの製品カテゴリーにおいて、消費者ニーズが鈍化しているばかりか、IoTを基盤とする次世代のデバイス製品へのニーズも、既存の製品カテゴリーにおけるニーズの低迷を相殺するほどの十分な成長を遂げるまでには達していません。

スマートフォンを購入しない4つの主な理由 スマートフォンを購入しない4つの主な理由


IoTデバイスやサービスの普及を妨げているのが、大別すると価格、セキュリティ上の懸念、そして操作性の3点です。多くの消費者は、IoTデバイス/サービスの利用価値に説得力を見いだせず、価格の高さにも懸念を示しています。さらに、セキュリティはもはや「ささいな問題」ではなく、消費者に製品やサービスの選択・購入を控えさせる最大の障壁となっています。そして、操作性と顧客体験については確かに向上しているものの、いまだに大きな障壁として残されているのが現状です。

IoTデバイス/サービスの購入を控える要因 IoTデバイス/サービスの購入を控える要因


とはいえ、暗い見通しばかりではありません。今後は新たな製品カテゴリーでの成長も予測されており、その予測は直ちに市場拡大への大きな起爆剤となる可能性もあります。

提言

消費者向けテクノロジーは、2000億米ドルを超える市場規模と高い利益率を兼ね備えた魅力的なグローバル産業で、製品はいつでも、どこでも、広くユーザーに使われています。

しかし、主力製品とIoTデバイスのいずれに対しても消費者の支出意欲が減退しつつある今、消費者向けテクノロジー企業は次世代製品の成長の起爆剤となる次の一手に向けた戦略を今すぐ実行に移さなければなりません。そのためには、企業は次なる破壊的イノベーションに乗じるためのアプローチを根本的に見直し、以下の3つのアクションを実践する必要があるでしょう。

  1. IoTデバイスの導入を妨げる主要な3つの障壁の解消(価格、セキュリティの懸念、操作性)

  2. イノベーションを加速させて、成長の鈍化を回避する

  3. エコシステムの活用:パートナーとの協業によるイノベーションの創出

PDF「2016年 アクセンチュア デジタル消費者調査」ダウンロード [PDF, 2.13MB]