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製造・流通本部

マネジング・ディレクター

平治 孝幸

アクセンチュア グローバリゼーション インサイト・プログラムにご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。

本プログラムでは、あらゆる分野のビジネスモデルやワークスタイルが、近年のグローバリゼーションの波によって大きく変革しつつある現在とこれからの潮流を、アクセンチュアの知見をもとに具体例を示しながら紹介させていただきます。

グローバリゼーションという言葉が日本でも聞かれるようになってから、すでに数十年が経過し、現在は、耳慣れた言葉となりましたが、その言葉が意味するものは、近年になって非常にバラエティ豊かな広がりを見せています。さまざまな環境変化やテクノロジーの進化によって、ここにきて本来のグローバリゼーションの時代がいよいよ到来していると言えます。

本プログラムでは、以下の5つのキーワードに焦点を当てて、次回以降のパートでアクセンチュアのエキスパートが、これからの未来におけるビジネスの潮流を詳しく紐解いていきます。

  1. オープン・イノベーション

  2. カスタマー・サービス

  3. ワークスタイル・イノベーション

  4. プログラム/プロジェクト・ガバナンス

  5. グローバルレベルのM&A

  6. グローバリゼーションの未来

加速するビジネスの「サービス化」

グローバリゼーションと一言で言っても、国、企業、個人といったさまざまなレベルでの捉え方がありますが、ここでは企業と個人レベルでのグローバリゼーションについて言及していきます。

まず企業レベルにおいて、グローバリゼーションが叫ばれ始めた当初、その実態は日本で設計/開発を行い、生産したものを海外で販売するという製造業を中心とした概念でした。

しかし、現在のビジネスに世界において、かつての「製造業」の概念はソフトウェア産業やプラットフォームビジネスを中心とした「サービス化」へと急速にシフトしています。この新たな世界では、新たに開発されたサービスを、いつでも、どこでも同じ品質で、同時多発的にワールドワイドで展開することが可能です。

わかりやすい例が、UberやWeWork、Amazonなどのイノベーション企業です。彼らは1つのプラットフォームを使って世界の市場に向けて同じサービスを提供しています。1つのプラットフォームを「何も変えることなく」、同じレベルのサービスを一気に展開できる。それがかつての製造業における国際化・多国籍化との大きな違いです。

オープンイノベーションがもたらすサービス変革

企業のR&D部門は、言うまでもなく独自の知見やノウハウが蓄積された、いわばビジネスの心臓部です。これまでは多くの時間とコストをかけて、このR&D部門で新しい技術やサービスが生み出され、それが日本の成長を支えてきました。しかし、こうした考え方でさえ、現在のビジネスでは通用しなくなっています。

それを象徴するのが「オープンイノベーション」の概念です。何よりもスピードが求められる現在のビジネス環境において、アイデア化やデザイン化のプロセスを1つの企業内で完結させようとしても、世界の市場競争で打ち勝つだけのアジリティを発揮することはできません。社内だけではなく学術機関や研究機関、小規模でも優れた技術を持ったスタートアップと協業することで、革新的なサービスを、スピーディに創出することを可能にするのがオープンイノベーションです。

産学共同のプロジェクトはかねてからありましたが、学術的な要素が強いため商用化には大きな時間を要していました。現在は、スタートアップやベンチャーキャピタル、あるいはアクセンチュアのようなコンサルティングカンパニーと協業することで、革新的な技術力と即時性を両立できるようになっています。

Liquid Workforce(液状化する労働力)という新たな環境

個人レベルのグローバリゼーションという視点でも、さまざまな考え方の変化が生まれています。ダイバーシティ(多様性)の時代という言い方をよく耳にしますが、当初はジェンダーの違いやLGBTなどを指していたこの言葉の意味も変わってきています。現在のビジネスで求められる「グローバル人材」は、人種や性別の違いを超えて、一人ひとりの個人が持っているスキルセットやケイパビリティが重要視されるようになっています。

例えば、米国を中心としたいくつかの企業では、1つのプロジェクトの推進に際して、優れたスキルを備えた人材を社外から登用して強いチームを作る手法が広がっています。こうした新たな人材活用のトレンドによって、「Liquid Workforce(液状化する労働力)」とも呼べる現象が生まれています。これはオープンイノベーションとも共通する考え方ですが、今後は日本企業も対応を迫られる課題となるはずです。

オックスフォード大学の研究によると、デジタル化の影響によって今後10年〜20年の間で、今ある職業のうち50%近くはなくなると報告されており、また、別の研究でも、これから生まれてくる人たちの60%以上は、まだ存在していない職業に就くことになるとされています。まさに、デジタル化がもたらすグローバリゼーションによって、企業も働く個人も大きな過渡期を迎えているのです。*1

さらに未来を見渡すと、このプログラムのテーマであるグローバリゼーションの概念や言葉自体が非常にファンダメンタルなものになり、ビジネスの現場においても語られることがなくなる時代がくるはずです。アクセンチュアは、こうした時代を先取りした先進的な知見とサービスで、常にお客様とともに成長するパートナーであり続けたいと願っています。

*1: The Future Of Employment: How Susceptible Are Jobs To Computerisation?’, Frey, C. & Osborne, M. (2013)
http://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf

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TEL:03-3588-4453 (製造・流通本部直通)


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