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2016年、証券業界を占う~原点回帰、そして差別化準備へ

FSアーキテクト Vol.40:FinTechや新たなデジタル技術の登場を、自社の戦略を改革する絶好の機会ととらえ、強みをいかしたデジタル戦略や構造改革にどう活かすべきか。
坂本 幸一

金融サービス本部
証券グループ統括
マネジング・ディレクター
坂本 幸一


証券業界ではリーマンショック後の収益回復基調が一段落。むしろ、米国の9 年半ぶりの利上げによるゼロ金利政策解除、中国経済の減速などを背景に景気不透明感が漂い、停滞気味である。この状況を打開するためにも、改めて原点に立ち帰り、自社の組織構造や経営態勢の最適化、ビジネスプランを中長期的に見直していく必要がある。また、目覚ましく発展する情報技術の金融業界への応用がFinTechという言葉で表され一つの潮流となっているが、この流れと共に本格的なデジタル・イノベーションという波が押し寄せてきている。

リテールビジネス領域では、本年はデジタルの波がビジネスを直撃する年になると考えている。若年顧客層の拡大や、ビジネスプロセスの改革など差別化に本格着手する重要な年になるであろう。

一方、ホールセールビジネス領域では、トップラインの拡大が進まない中、慢性的な規制改変やガバナンス強化への対応が続き、収益を圧迫している。本年は根本的な構造改革に取り掛かり、グローバル拠点別基幹システムの統合や効率的な規制対応への取り組みを進めるべきである。


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