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2014年の証券業界を占う

FSアーキテクト Vol.32:投資余力の生まれつつある証券業界のビジネスモデルについてアクセンチュアの論考。グローバルトレンドや日本でのITの動きに注目し、日本の証券会社について考察します。
金融サービス本部
統括本部長 兼 証券・資本市場グループ統括
中野 将志

欧州の経済状況が引き続き停滞する中、アベノミクスの影響により日本証券業界も恩恵を受けている。

リーマンショック以降、証券会社や銀行の市場部門でトレーディング領域への投資は滞ってきた。ここにきて、トレーディング領域への投資が見られるようになり、いよいよ投資モードに切り替わりつつあるように見受けられる。

一方、証券のIT・オペレーションには収益向上に直結しない領域に多くの課題があるようだ。各種マスターの散在、グローバルレベルで見た場合のインフラの散在、国内・国外を問わず散在するアプリケーション、各拠点で異なるオペレーション、等がそれだ。これらは収益部門や拠点中心のガバナンスと短期的視点による投資計画が招いた産物といえる。そしてこの産物は大きくなりすぎた感が否めない。

収益が確保できない時期には投資優先順位が下がるこれらの課題解決も、投資余力が生まれてきたこの時期だからこそビジネスモデルに即して解決すべきテーマではないだろうか。

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