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ハイパフォーマンスIT調査

アクセンチュアが2005年から実施しているグローバル企業202社のCIOを対象とした調査の2013年版。ハイパフォーマンス企業の共通点、IT戦略上の注目すべき10のポイントを紹介します。

概要

ハイパフォーマー企業が自社のITに対してどのような取り組みを行っているかを把握するために、アクセンチュアはグローバル企業202社のCIO(最高情報責任者、IT担当役員)に対して調査を実施しました。ここではその結果から、特に注目すべき10のポイントを紹介します。

アクセンチュアのハイパフォーマンスIT調査から、高いパフォーマンスを発揮している企業に以下の共通点があることが分かりました。

  • 近年に確立した優位性をさらに強化している。

  • イノベーションと売上高の成長を積極的に推し進めている。

  • 組織全体にわたるコストの低減と業務プロセスの合理化によって、最適化の新たな手法を生み出している。

  • 経営戦略に従来よりも直接的な形で応えるように取り組んでいる。また、その経営戦略は、「企業のデジタル化」という大きなトレンドの影響を強く受けている。

また、ハイパフォーマー企業は、 ITをオペレーション革新の生命線を担う戦略的資産としてとらえていることが明らかになりました。そのためハイパフォーマー企業は、利用価値の高いデータをより簡単に見つけ出し、評価・分析することでビジネスに意味のある洞察を引き出すとともに、それを実際の行動に落とし込むために、デジタル化のツールやケイパビリティ、スキルに投資しています。

10のポイント

アクセンチュアのハイパフォーマンスIT調査では、企業のITケイパビリティを、(1)ITの機動力、 (2)ITの実行力、(3) ITの変革力という3つの要素で評価し、全てにおいてスコアが平均値以上の企業を「ハイパフォーマー」と定義しています。

以下に、2013年版の調査結果から特に注目すべき10のポイントを示します。今回の結果の特徴は、「デジタルの力を生かしているかどうか」が、ハイパフォーマーとそれ以外の企業との分水嶺になりつつあるという点です。

顧客体験価値の向上に注力

顧客体験価値の向上に注力
多くの企業が未だにコスト削減・生産性向上に注力する中、ハイパフォーマーはこのステージを脱し、投資の優先度を顧客・ユーザー・取引先を含む“顧客とのインタラクション向上”に向けている

ビジネス目線のIT戦略策定

ビジネス目線のIT戦略策定
ハイパフォーマーの半数が、自社のIT戦略策定時にはITでビジネスを実現するとの認識を持ち、ビジネスと同じ目線で幅広く経済事情・ 社会情勢・地理的な事情を考慮する。

真の戦略的IT投資比率が拡大

真の戦略的IT投資比率が拡大
ハイパフォーマーのIT投資の半分以上が経営戦略やビジネスニーズの直接的な具現化、他社との差別化機会の創出に充てられている。他の企業の投資配分はIT投資の1/3程度にとどまる。

クラウドの積極活用による基盤の柔軟性強化
ハイパフォーマーの1/3はすでに基幹システムをビジネス環境変化に柔軟に対応すべく、外部サービスの利用を組み合わせたクラウド基盤に転換している。他の企業は5%に満たない。

デジタル・テクノロジーの深耕

デジタル・テクノロジーの深耕
ハイパフォーマーの半数以上は、ソーシャル、モバイル、アナリティクス、仮想化、クラウドなど、デジタル・テクノロジーの早期展開を試験的に実行・習得し続けている。

BYOD*推進でコラボレーションを強化

BYOD推進でコラボレーションを強化
ハイパフォーマーは、社員がいつでもどこでも個人の携帯・タブレット端末を業務利用できるようにし、社員コラボレーションの約70%をそれによって実現。他の企業におけるそれは、1/3程度にすぎない。
*BYODとは、従業員個人保有のモバイル・デバイスを職場に持ち込み、業務に使用すること。

アナリティクス活用による競争優位性の獲得

アナリティクス活用による競争優位性の獲得
ハイパフォーマーの46%はアナリティクスを業務プロセスに組み込み、リアルタイムに意思決定を実現することができている。他の企業ではまだ2%程度にすぎない。

アジャイル*の適用による機動力の獲得

アジャイルの適用による機動力の獲得
ハイパフォーマーの18%は、ITの作り方(アジャイル開発方法)や仕組みに柔軟性を持たせ、ビジネス変化やテクノロジー変化により早く適応できるようにしている。他の企業では3%にすぎない。
*アジャイルとは、経営環境変化に迅速に対応できるアーキテクチャや、効率的なシステム開発手法。

先進テクノロジー・スキルの早期獲得

先進テクノロジー・スキルの早期獲得
ハイパフォーマーの80%以上は先進テクノロジーに関するスキルの獲得を最重視し、またハイパフォーマーの18%は戦略的なITパートナーと提携した柔軟な必要スキル調達の必要性を認識している。

ビジネスリスクにアラインしたセキュリティ対策

ビジネスリスクにアラインしたセキュリティ対策
ハイパフォーマーの約6割は、デジタル・ビジネス推進に伴うセキュリティリスクを意識し、守備範囲を拡大。ハイパフォーマーの25%以上は、IP・商品・業務プロセスにまでセキュリティ・リスク管理機能のスコープを拡げている。