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デジタル時代のM&A:追うべきはウサギか、それともマンモスか

OVERVIEW

なぜ、デジタル企業を獲得する際には、従来とは異なる新たなアプローチが必要となるのか

業界を問わず、多くの企業がM&A戦略の見直しを図り、競争に打ち勝つためのスピード力を強化していますが、ことデジタル能力の獲得については苦戦している企業が多々みられます。多くの企業では、いまだに従来のやり方、すなわち、巨大な「マンモス」を狙うようなM&Aをしており、「ウサギ」のようなデジタル企業を獲得する競争では敗れてしまうリスクがあります。デジタル企業を買収し、その価値を創出することは、これまでとは次元の異なる競争であり、異なる戦略が求められます。このことは、対象企業の審査から買収手続き、統合管理など全行程においていえますが、とりわけ、対象企業のスピード感を競争力として活用する際には不可欠です。

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日本企業の72%が今 後3年で5社を超える「 先駆的 業の買収を 計画しています。

KEY FINDINGS

アクセンチュア・ストラテジーの調査によると、日本企業の80%が今後3年で5社を超える「デジタル企業の買収を計画しています。対象となるのは、従来にないイノベーションやデジタル、テクノロジーを活用する企業です。かれらは、しばしば業界の常識を超えた事業展開をしており、こうした企業を買収するにあたって、多くの企業が根本的な課題に直面しています。

  • (買収先を探す)「ハンティング」プロセスで、対象企業の審査に難航する事例が多くみられます。日本企業の67%が獲得すべきデジタルテクノロジーの特定に苦慮し、60%が新たなテクノロジーの評価は難しいと考えています。

  • 買収先を絞り込んだら、うまく獲得プロセスを進める必要があります。しかし、653社が対象企業の正確な評価が困難だと感じており、うち76%はM&Aが完了するまでに7カ月超をも要しています

  • 多くの日本企業で、買収によって価値を創出するために、新たなプレーブック(作戦ノート)が必要となります。小規模で機動力が高く、イノベーティブなスタートアップ企業の買収を成功させるポイントは2つあります。一つは、獲得したテクノロジーや製品、サービスを既存のポートフォリオに統合させること(77%)、もう一つは、彼らの持つイノベーション文化を維持すること(63%)です。

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Key Findings Chart

RECOMMENDATIONS

日本の大企業が、デジタルの創造的破壊に取り残されることなく、競争に一歩先んじるための唯一の道は、新たなM&A戦略を作ることです。
対象のスクリーニング

対象のスクリーニング

スタートアップのネットワークに参加したり、ベンチャーキャピタルファンドやアクセラレーターを調査したり、オープンイノベーションの支援・推進を通して、スタートアップ企業の動向を定期的に把握します。

M&Aのクロージング

M&Aのクロージング

テクノロジーの観点で対象企業をより深く審査、検証するとともに、M&Aの承認プロセスを合理化してスピードアップを図ります。

買収対象に合わせた統合

買収対象に合わせた統合

買収先企業の経営モデル全体を考慮し、標準化できる要素と、維持し、今後も伸ばすべき要素を決定します。

AUTHORS

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