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通信事業者の未来を切り開くデジタルネットワーク

パーベイシブネットワークの構築

今、マシン、人、センサーをはじめ、私たちを取り巻く環境を構成するすべての要素をネットワークで接続することで、かつてないスマートな世界の実現に向けて突き進んでいます。これはまさに「イノベーションのルネサンス」ともいえる時代の到来を意味しています。

テクノロジーの飛躍的な進化によって、衣類から家電、自動車、家に至るまで、ネットワークに接続できるようになっています。こうした状況の中、通信事業者がデジタルビジネスで成功を収めるためには、「パーベイシブネットワーク」の価値を見いだし、それを十分に活用することが重要となります。

既存のネットワークテクノロジーと無線コンピューティング、音声認識、インターネット機能、さらには人工知能を組み合わせたパーベイシブコンピューティングの目的は、常にアクティブな状態にある接続機能を、一見外部からわからないようにデバイスが組み込まれた環境を提供することにあります。

こうした環境の背景には、デジタルコンシューマやデジタルエンタープライズ全体から寄せられる期待のほか、従来の機器/キャリアモデルの急速な進化があります。さらに、通信事業者は収益の減少やコストの増大といった共通の課題に加え、オンデマンド動画サービスという全く新しいタイプの競合企業の台頭にも直面しています。彼らを後押ししているのがネットワークの「ソフトウェア化」です。これが顧客側の運用方法に大きな影響を与えています。一見外部からわからないようにデバイスが組み込まれた環境を提供することにあります。

通信事業者が将来収益を増大させていくためには、いくつもの困難な選択を行いながら、新たなデジタル体験の創出に向けたビジネスの転換を推し進めていかなければなりません。そのためには通信事業者のオペレーションそのもの、あるいはその基盤となるテクノロジープラットフォームも見直す必要があります。通信業界は順調な進歩を遂げつつある一方で、パーベイシブネットワークの実現という観点ではさまざまな課題に直面しています。その基本的な考え方は、シンプルかつユビキタスなネットワークの利用というものですが、これは実際には多くの課題が存在します。

アクセンチュアは、通信事業者がこれからのハイパー・コネクテッドな世界で生き残るためには、3つの分野に切り分け、それぞれにフォーカスしていくのが効果的であると考えます。

次世代プラットフォームと
エコシステムの整備

デジタルビジネスの基盤を確立するためには、次世代のプラットフォーム、ソフトウェアディファインドネットワーク(SDN)、そしてネットワークの仮想化(NFV)を通じた、エコシステムを構築する必要があります。これらは通信事業者が提供するサービスの提供能力に直接影響するだけでなく、導入の遅れは大きなリスクにつながります。

次世代ネットワークの構築と併せて、マルチベンダー環境でオープンな自動化を実現できるAPI環境の整備も重要です。このプラットフォームエコシステムこそが、デジタルエコノミーにおける新たな価値創出の基盤であり、通信事業者の次の成功を実現していきます。

新たなネットワークモデルの確立には、俊敏性と信頼性が必要です。コラボレーションやデリバリーの改善、迅速なソフトウェア開発、頻繁にテスト・リリース・改善を安全に行える環境および文化を実現するために、DevOps/アジャイルなアプローチを導入しましょう。
これにより、通信事業者は旧来のコアビジネスを伸ばしながら、収益の最大化を図ると同時に、新たなデジタルワールドへの移行が可能になります。

コアビジネスと新規ビジネスの運用のバランスを図る上で欠かせない数多くの要件の1つが、スムーズな移行を支えるオーバーレイソリューションの構築です

これからの通信事業者は
これからのデジタル消費者のために
新たなサービスを迅速かつ大規模に生み出し
いち早く市場に投入していかなければならない

デジタル・ディスラプターが新規参入し、いつでもどこでもネットワークを利用できるコネクティビティがますますコモディティ化される中で、通信事業者は革新的なサービスを市場に投入し続けなければなりません。
これは通信事業者を取り巻く様々な課題の中でも最優先の課題として扱わなければなりません。

次世代エンタープライズ、IoT統合、5G、およびコネクテッドホーム(ホームセキュリティなどのサービスを含む)に関連する消費者向けのサービスを提供していくことが急務となっています。これらの多くは、通信事業者にとって全く新しいビジネスモデル/プロセスであり、新たな収益の機会である一方、新しい課題や複雑性を含んでいます。高度なアナリティクスやコラボレーションツール/プロセスの活用で、プロセスの強化・合理化、効率化がますます重要です。

リアルタイムオペレーションの環境構築と管理

新たなビジネスモデルやデジタルテクノロジーに対応した環境へシフトするためには、既存プロセスの維持・強化も重要です。現行のシステムを廃止して、いきなり新規のシステムやプロセスに切り替えることは現実的ではありません。たとえば、ロボティクスによる運用プロセス/ツールを導入してリアルタイムのサービスデリバリーを実現すれば、運用を効率化しながら最高の消費者向けデジタルサービスと、究極の顧客体験を創出できるようになります。ここでは既存ビジネスの優先事項と、将来のビジョン/ニーズのバランスがポイントとなります。

こうした効率化によって、通信事業者はプラットフォームベースのデジタルエンタープライズを目指す長期戦略に焦点を当てると同時に、将来的な自社の強みも確保できるようになります。

通信事業者がこれらの3つの分野で変革を推し進めるためには、次の5つの領域で大きな発送の転換が必要です。

  • プラットフォームは、標準的かつ再利用可能なサービスを社内外のクライアントに提供する一連のプロセス、スタッフ、テクノロジーとして位置付けること

  • マルチスピードIT、およびアジャイル/DevOpsアプローチに基づくリーンな運用モデルを組織全体に導入すること

  • 複雑なシステムをユーザーフレンドリーなシステムに改善して、ユーザー、社内、社外スタッフのユーザー体験を向上させること

  • 新しい測定基準(デジタル度や流動性に関する指数など)を採用して、デジタル組織としての有効性を評価すること

  • 部門・部署の中核に、顧客中心の文化やワークフォースを育成する組織への転換を果たすこと


以上の理由から、パーベイシブネットワークを実現するためには、人、プロセス、測定基準、オペレーション、プラットフォームといった、組織を構成するあらゆる側面の本質的な変革が避けて通れません。しかし、こうした変革に着手できていない通信事業者にとっても、すでに手遅れということは決してありません。今からでも入念に計画を立案し、それを実行に移すことができれば、今後数年間にわたって市場における関連性や優位性を維持するための環境を構築することができるはずです。

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