Skip to main content Skip to Footer

LATEST THINKING


エンタープライズ・モビリティ時代の到来

バリューチェーンのモバイル化が生み出す新たな競争力――「エンタープライズ・モビリティによる経営の見える化」セミナー講演記録

注目高まる「エンタープライズ・モビリティ」

アクセンチュア株式会社
モビリティ サービスグループ
アジア・パシフィック統括
エグゼクティブ・パートナー
Jung-Wook Kim


スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスの普及が加速度的に拡大する現在、多くの企業がモビリティを使ったビジネスモデルの変革を模索しています。モバイルデバイスを活用し、新たなサービスを生み出し、顧客ロイヤリティを高めていくことで、企業の収益性を向上させる「エンタープライズ・モビリティ」への注目が高まってきました。

モバイルデバイスのビジネス活用の1つとして挙げられるのが、従業員とのコミュニケーション(B2E)サービスです。従業員やパートナーには、いつでもどこからでも必要な情報にアクセスできるリアルタイムな業務環境が提供され、GPSを活用した物流のトラッキングやモニタリングも可能になります。また、モバイルデバイスを使って、リアルタイムで現場のデータを収集、蓄積することで「組織の力」を強化することもできます。

コンシューマ向けビジネス(B2C)サービスでは、モバイルアプリを利用したマーケティングや、SNSを使った顧客サービス、モバイル決済システムなどによって、顧客ロイヤリティを増大させることができます。

このように、B2EとB2Cの両面からモビリティを活用することで、競合他社に対して優位なポジションの創出を可能にするのがエンタープライズ・モビリティの世界なのです。

このことを裏付けるように、モバイル機器市場も驚異的なスピードで成長しています。2008年のiPhone 3Gの発売をきっかけに、モバイル機器メーカーのトレンドは急速にスマートフォンへシフトしました。IDCの調査によれば、全世界におけるモバイル機器の出荷台数のうち、スマートフォンは2011年で4億5,300万台ですが、2015年には約2倍の9億2,600万台に達すると予想されています。モバイルは決して一時的な流行ではなく、ビジネスの世界に深く根付こうとしている重要なトレンドなのです。

image

モバイル化が業務効率改善や生産性向上につながる

モバイルをキーワードにビジネスのバリューチェーン全体を分析すると、モバイル化には業務の効率や生産性の向上につながる、さまざまな可能性が潜在していることがわかります。

モバイルをキーワードにビジネスのバリューチェーン全体を分析すると、モバイル化には業務の効率や生産性の向上につながる、さまざまな可能性が潜在していることがわかります。

17年前にWindows 95がリリースされ、インターネットが普及しはじめた頃には、多くの人がEビジネスやEコマースにどう取り組めばいいのか、試行錯誤を繰り返しました。ところが、現在はモバイルを活用したMビジネスやMコマースの時代です。すでに世界規模でモバイルベースのビジネスが成立し、インフラが構築されています。SAPやオラクルをはじめ、大手メーカー、通信キャリアは、競ってモバイルソリューションを打ち出しています。

アクセンチュアにおいても、世界で約3,000名の人材がモビリティ・サービスに従事しており、世界15カ国以上でサービスを提供しています。このうち2,500名はノキアから統合した人材で、モビリティ・ソフトウェアサービス(アプリケーション、デバイス・プラットフォームの開発)などを担当しています。

業種別の経営コンサルティングを縦串とすると、モビリティ・コンサルティング、モビリティ・ソフトウェアサービス、モビリティ管理運用サービス、モビリティビジネス統合サービスを横串に、総合的なモビリティ・サービスを提供するための体制を整えています。市場を詳細にサポートするソリューションサービスの用意もあります。

業種別の経営コンサルティングを縦串とすると、モビリティ・コンサルティング、モビリティ・ソフトウェアサービス、モビリティ管理運用サービス、モビリティビジネス統合サービスを横串に、総合的なモビリティ・サービスを提供するための体制を整えています。市場を詳細にサポートするソリューションサービスの用意もあります。

モビリティはすべての市場に関わっていくものであり、加速するテクノロジーが新たな挑戦の機会を与えています。2015年には、世界のインテリジェント端末が150億台を超えると予想されています。同時に、テクノロジーの複雑さ、ソフトウェアやハードウェアとビジネスプロセスの連携に対処するためのリソースが不可欠です。なかでも専門性の高いモビリティ・コンサルティングのニーズは、今後ますます高まっていくはずです。