CFOの76%が、財務プロフェッショナルに求められるスキルは、財務からデジタル、高度な統計、コラボレーション能力に移行していくと回答

【ニューヨーク発:2018年9月12日】
アクセンチュア(NYSE:ACN)の最新調査によると、企業がデジタル化による破壊的変革を推進する上で、最高財務責任者(CFO)の重要性が増していることが明らかになりました。今日のCFOは財務領域の総責任者であるのみならず、企業全体のデジタル投資を指揮し、投資に対する成果と影響を管理するという重要な役割へと拡大しています。

アクセンチュアの最新調査レポート『パラダイムシフトするCFO:金庫番から、企業価値創出プロデューサーへ(The CFO Reimagined: From Driving Value to Building the Digital Enterprise)』によると、CFOの81%が、ビジネス全体に新しい価値をもたらす分野の見極めを、自身の主要な役割の1つと捉えていることが判明しました。また77%が、自らの権限内で全社規模の業務改革を促進できると考えています。CFOの職掌範囲は従来の財務の枠を超え、組織全体に影響を及ぼす分野へと広がっていることがうかがえます。

アクセンチュアのシニア・マネジング・ディレクターで財務・リスク管理事業のグローバル統括であるスティーブ・カルプ(Steve Culp)は次のように述べています。「ここ数年で、CFOの役割は経理担当から企業全体のビジネス・パートナー、さらには戦略的アドバイザーへと進化しており、デジタル投資で計画された成果を導き出すガーディアン(守護者)的な存在となっています。さらには、CFOが企業におけるデジタルの推進役となる動きが急速に進んでおり、予測分析や人工知能を活用してデータを正しく解釈することで、財務部門の枠を超えて、価値創出、効率化、戦略の実践に向けた重要な意思決定に影響を及ぼすようになってきています。」

財務改革

デジタル投資をけん引するCFO

CFOは今や企業におけるデジタル化を推進しており、回答者の77%がデジタル技術の導入による業績改善に向けた取り組みを統括しています。また、同じく77%が先進技術で創造的破壊を引き起こし、自社や他社を巻き込んだエコシステムに恩恵をもたらす方法を模索しています。CFOはまた、自動化を推進し、担当部門における業務処理速度の向上や改善を図るだけにとどまらず、他部門のデジタル化を先導し、ビジネスモデルの変革と新しい収益源の創出に向けた、テクノロジーの新たな活用法も積極的に探っています。

データ活用により企業価値創出をプロデュースするCFO

従来の会計、管理、法令順守といった定常業務の自動化に伴い、CFOの役割は戦略的計画策定、アドバイス、分析といった職務へとシフトしています。定常業務を自動化することで、財務部門では新しく、よりやりがいのある仕事に集中できるようになり、データ分析から見えてきた課題に経営幹部と連携して取り組めるようにもなってきています。現在、財務関連業務の34%が自動化されており、2021年にはその割合は45%に達すると見込まれています。

アクセンチュア・ストラテジーの財務・経営管理のシニア・マネジング・ディレクターであるクリスティアン・カンパーニャ(Dr. Christian Campagna)は次のように述べています。「CFOのデータ活用の範囲は、社内の他部門にまで広がっています。それに伴い、CFOには人工知能やアナリティクスといった変革を促す技術や手法への理解を深め、企業全体のデジタル化と、新しいビジネスモデルの構築、そして新たな収益源の創出を先導していくことが求められています。こうしたチャンスに積極的に取り組むCFOは、企業にとって真のガーディアン(守護者)となることでしょう。」

今後の財務人材に求められるスキル

CFOの役割が進化を続けるなか、求められるスキルも変化しています。今日の財務部門では、データの可視化から柔軟な考え方まで、幅広い能力を備えた人材が求められています。76%のCFOが、財務スキルは今後、現在の財務中心のものから、デジタル、統計、オペレーション、コラボレーションに関する高度なスキルへと移っていくであろうと考えています。また、CFOの78%が、従来の財務職務はやがて陳腐化し、変化が今後急激に進むであろうと回答しています。

CFOにとって今後最大の課題は、データを収集し、そこから洞察を得られる人材の採用や教育です。CFOの81%が、今日の財務プロフェッショナルに欠かせないスキルは、データからストーリーを読み取るスキルであると回答しています。柔軟な考え方と協調的な態度で、他部門のリーダーと効果的に連携し、戦略的アドバイザーの役目を果たすことが、何より重要になってきます。

Halliburton CompanyのCFO兼エグゼクティブ・バイスプレジデントのクリス・ウェバー(Chris Weber)氏は次のように述べています。「CFOに求められるものは、2つあります。管理や会計の経験、そしてCEOと連携するための戦略的な役割です。会計などの知識はトレーニングで身につければいいというわけではないものの、徐々に2つ目の役割が重視されるようになってきています。」

レポートの詳細はhttps://www.accenture.com/us-en/insights/consulting/cfo-research-overviewでご覧ください(英語のみ)。

調査方法

本レポートは、日本を含む10か国の700人以上の財務管理、および200人以上の有望な財務管理職候補(未来の人材)を対象に行なったオンライン調査の結果をまとめたものです。さらにCFO、上級財務管理職、CEO、最高データ責任者を対象に、50件近くの定性的なインタビューを実施しました。
インタビュー対象者は、業界分野と世界の地域が偏りなく反映されるように選定し、数十億ドル規模のグローバル企業の社員であることを前提条件としました。調査は2017年12月から2018年4月にかけて実施されました。

調査対象企業の規模:

調査対象企業の規模

アクセンチュアについて

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する45万9,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

【報道関係の方のお問い合わせ先】

アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション部 広報室
松元涼子、山田和美
TEL: 045-330-7157(部門代表)
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