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座学にはない現地で学べる貴重な体験

私たちは、全世界において統一されたブランドとビジネスモデルによる高品質なサービスを、国や地域の隔たりなくすべてのお客様に提供します。世界各国で活躍するアクセンチュア・ジャパンの社員の声をご覧いただけます。

全体を見渡す仕事をしたいと転職を決意

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Hiroki.M
テクノロジーコンサルティング本部
業界特化システムコンサルタント
シニア・マネジャー

(中国)


私がアクセンチュアに入社したのは2007年。それまでの8年間は、外資系ソフトウェア会社でERPの導入に携わりました。会計や販売といった領域に限定されたプロジェクトが多く、しかも、私に求められるのは自社ソフトウェアに特化した知識でした。そうした仕事を続ける中で、クライアントのビジネス全体を見渡す立場で仕事をしたいと思うようになりました。それが転職の動機です。

前職時代は、クライアントの課題を聞きながら「別のやり方があるのではないか」と思ったとしても、自社製品を勧めざるを得ません。その意味で、アクセンチュアの中立的な立ち位置は魅力的でした。世の中のさまざまな製品や技術を比較検討した上で、クライアントに対して最適な提案ができるからです。

アクセンチュアへの入社後、前職時代との大きな違いを実感しました。例えば、クライアントとの関係。以前はソフトウェアに関わることしか聞かれませんでしたが、いまではあらゆる質問が飛んできます。転職したばかりのころは答えられずにつらい思いをしましたが、そこは勉強して知識を増やすしかありません。

仕事の仕方も変わりました。キャリアを積むにしたがって、細かい部分は部下に任せるようになりました。いまでは、プロジェクト全体をハンドリングする、あるいはクライアントの本質的な課題を掘り起こすといった役割が求められるようになっています。

グローバルに展開する各拠点のシステムを統合する

アクセンチュアに入社後、いくつかの国内プロジェクトを経験してから、海外プロジェクトに参加しました。グローバルに事業展開する日本企業のシステム統合プロジェクトでした。同社は世界中で工場を動かしており、その多くがアジアに立地しています。各工場のシステムはバラバラで、生産の全体像を把握しにくいなどさまざまな課題がありました。これらをグローバルに統合すれば、経営のスピードアップを図ることができます。

第一段階は、中国他地域の工場におけるシステム刷新。このプロジェクトは2012年に終了し、現在は中国南部の工場やベトナムの工場などへの展開が進められています。

このグローバルプロジェクトはクライアントの日本本社主導で進められています。現地の人たちの中には、「本社が勝手に決めたこと」という思いもあるでしょう。プロジェクトを前進させるには、粘り強い説得や交渉が欠かせません。

その交渉の中で、アクセンチュアの担当外のことを依頼されることもあります。「それは契約に含まれていない」と断ることもできますが、現地との協力関係など総合的に判断して引き受ける場合もあります。その都度難しい判断を迫られますが、どのような判断をするにしても、相手の立場を尊重しながら丁寧に何度でも説明するという姿勢を大事にしています。

当初は乗り気薄、でも現地で働けば楽しみが見つかる

実を言うと、当初は中国での仕事には戸惑いがありました。

ただ、実際に現地で働いてみると、面白いことが見つかるものです。仕事が終わってからチームのメンバーと飲みに出掛けたり、休日に集まって遊んだりすることも楽しい息抜きになりました。何よりも、自分の成長を実感することができます。例えば、現地の人たちとのコミュニケーション。

お客様の現地スタッフの中には、英語が話せない方もいて、とにかく単語を覚えて話しかけるようにしていました。

ちょっとした言葉をかけるだけでも、私の中国語に相手は驚いてくれます。それが面白くて、もっと単語を覚えたくなる。そんなコミュニケーションを続けているうちに、現地の人たちとの距離が縮まり、「一緒に仕事をしている」という実感が湧いてきました。小さなことかもしれませんが、仕事の面白さを感じる瞬間です。

プロジェクトが始まったころとは違い、いまでは「また海外で仕事をしたい」と思っています。

相手を分かろうと努力することが大事

中国で仕事を始めてから、『中国人と上手に付き合う方法』という類いの本を読んだり、中国人メンバーにいろいろ教えてもらったりして、自分なりにコミュニケーションを工夫してきました。大事なことは、やはり相手の文化や気質などを知ること。深い理解は望めないとしても、分かろうと努力することだと思います。

言葉と同じ。ヘタでもいいから一生懸命話そうとしていると、「この人は自分に歩み寄ろうとしている」と思ってくれるものです。外国人のそんな態度を見れば、日本人も同じように感じるでしょう。

いまや、日本の企業にとって海外の生産拠点は欠かせない存在です。こうした環境変化は個人の働き方にも影響を与えます。「グローバルで仕事をする」ということは選択できる問題ではなく、個人がプロフェッショナルとして生きていくために避けて通れない道になりつつあります。特に若い人たちはそんな時代認識を持った上で、異文化にチャレンジしてもらいたいと思います。