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CAREERS

アプライドインテリジェンス事例紹介

目指したのは“命を救う、社会を変える アナリティクス”
佐賀・会津・八丈島・アメリカのリモートワークで社会課題解決に挑む!

アナリティクスの力で自治体の社会課題解決に貢献

左:Shinichiro M.
シニア・マネジャー

右:Ai I.
マネジャー

プロジェクトの概要と背景、お客さまの課題を教えてください。

Shinichiro M.私たちは佐賀県をお客さまとして、同県庁が進める「データ分析に基く政策立案導入プロジェクト」にアナリティクス・アドバイザーとして参画しました。また、佐賀県小城(おぎ)市のデータ分析、アナリティクス研修などの業務も行いました。

これらのプロジェクトは、全国的な「エビデンスに基づく政策形成」の流れに先駆けて佐賀県で発足したものであり、アクセンチュアは、データ分析を利活用したPDCAサイクルの構築に向けて、幅広く、全庁的に支援しました。そして、県の課題の中からデータ分析を行う先行テーマを設定し、県庁の担当課の方々と一緒になって、課題の洗い出しや、課題解決のための施策立案を科学的アプローチにより行いました。県の重要課題、生命に関る課題にデータサイエンスが答える、という取り組みでした。また、先行テーマの活動から得られた実績を基に、机上のデータではなく、佐賀県独自の現場感のあるアナリティクス研修プログラムを作り上げて、データ分析に係る知見やスキルなどが庁内に浸透・定着することを目指しました。

Ai.I具体例を挙げますと、実は佐賀県は、肝がんによる死亡率が全国で最も高いという状態にありました。(肝がんの原因となる)肝炎の受療促進に向けて、アクセンチュアのチームはアナリティクスを用いるアプローチに取り組みました。

また、佐賀県は人口10万人あたりの交通事故件数もワースト1位であるということもあり、「なぜ交通事故が多いのか」、「どうしたら交通事故を減らせるのか」といった政策課題をかねてから認識していました。私たちは、県庁が進めているそれらの課題解決を、データ利活用の面で支援してきた、ということになります。

Shinichiro M.現在、国の方針もあり、日本では各地の自治体でデータの利活用が進んでいます。なかでも佐賀県はいち早くアナリティクスに着手し、データ分析による行政の問題解決への活用に真剣に取り組んでいる先進的な県です。

リモートワークのチームで、ハイバリューを実現

このプロジェクトは、働き方改革の点でも非常にチャレンジングな試みがあったとのことですが、詳しく教えてください。

Shinichiro M.はい、このプロジェクトにはもう1つ大きな特徴があります。距離の制約をITで超えて、メンバーがそれぞれの専門性を発揮する“リキッド・ワークフォース”にチャレンジしました。

お客さまは、県庁のある佐賀県佐賀市。分析業務の実務は、会津アナリティクスセンター(福島イノベーションセンターの内部組織)のある福島県会津若松市。そして、プロジェクトの中心メンバーであるAi I.さんは、伊豆諸島の八丈島。佐賀、会津、八丈島のそれぞれの拠点をSkypeなどのリモート・コミュニケーションツールで結び、プロジェクトを進めてきました。

つまり、「東京を介さない、地域連携でのアナリティクスプロジェクト」を推進したテレワークの事例でもあり、佐賀-会津-八丈島モデルと呼んでいます。そして、アナリティクス領域のリードである工藤卓哉はシアトルとニューヨークを拠点にしており、アメリカのデータサイエンティストとも連携してプロジェクトを進めました。

Ai I.会津アナリティクスセンターには4人のアナリティクスメンバーが勤務しています。メンバーは全員現地雇用で、従来は東京で行っていたデータクレンジングや予測分析などの業務を移管しています。

私は大学院時代にデータ分析を少し勉強していたのですが、今回のプロジェクトに参画するにあたり、改めて勉強し直して実践を積み重ねていきました。八丈島で働きながらも、自己研鑽の日々を続けることができています。

リモートワークならではの苦労した点、工夫した点を教えてください。

Ai I.音声とチャットのツールが業務上の主なコミュニケーション手段になるため、交わされる会話が“仕事の話だけ”になりがちです。そのため、業務以外の面でチームメンバーのケアがしにくい点がデメリットとして挙げられます。たとえば、メンバーのモチベーションが下がっているような場面で、メンタルのかすかな変化をキャッチしにくいといえます。

つまり、フェイス・トゥ・フェイスならば見逃さないようなことが見落とされやすくなる点がコミュニケーション上の注意点です。

Shinichiro M.そこをカバーするのが私の役割です。お客さま先と福島、東京を行き来きしてプロジェクトが円滑に進むよう、支援しています。

Ai I.チームメンバーにはとても感謝しています。私は役職がアナリストやコンサルタントだった頃からアクセンチュアの中国チームのメンバーと仕事を進める経験を積んでいたので、リモートで業務を進めること自体には慣れていました。

様々な情報のアップデートもShinichiro M.さんとのコミュニケーションを通じて行っていますので、どんなに短くても、1日1回は話すようにしています。ほかにも仲の良い同期社員との会話などからも、情報を得ています。

Shinichiro M.もちろん、リモートだけでなく、重要な打ち合わせやプレゼンなどの際には、Ai I.さんも同席しています。八丈島から羽田空港までは片道約50分。羽田空港から飛行機を乗り継げば全国どこへでも容易にアクセスできます。

Ai I.こうした働き方が認められ、そしてバリューを出せるプロジェクトで仕事できるのは、アクセンチュアならではだと思います。

私は埼玉県出身で、八丈島へ移住したのは夫の仕事の関係でした。ですが島での生活に抵抗はなく、周囲の人々も温かく迎えてくださっています。都心にいるのと何ら変わらずにパフォーマンスを発揮できる働き方があることは、離島に暮らす方々にとっても、新鮮に映っているようです。


社内表彰イベント「Greater Than Award」を受賞

グローバル規模の社内表彰イベント「Greater Than Award」で最優秀賞を受賞したチームの1つとなりました。決め手になった要素は何だったのでしょうか?

Shinichiro M.このプロジェクトは、『命を救う、社会を変える アナリティクス ― The power of data science』としてアクセンチュアのグローバル全体に紹介され、2017年の「Greater Than Award」で表彰されました。

決め手は2つありました。先端技術を活用して、社会的意義のある価値の創出に取り組んだことが1つ目です。県庁の政策検討にアナリティクスを活用した科学的アプローチを導入して、生命に関わる県の重要課題に取り組みました。具体的には、救急搬送活動の15万件以上のデータを分析することで時間短縮の可能性を見い出し、医療機関、消防本部を巻き込んだ活動につなげていきました。

2つ目は、リモートワークで成果を出し、「働き方の多様性」を生かした成功例である点も評価されました。

本事例は動画も公開されていますので、ぜひご覧ください。