We celebrate PRIDE MONTH
June 18, 2021
June 18, 2021
6月は世界的にPRIDE MONTHと呼ばれていますが、アクセンチュア全体でもインクルージョ&ダイバーシティ(以降:I&D)について考え、アクションを起こすためのイベントを社内外で実施しています。
アクセンチュアは様々な国や地域、業種の企業に対してサービスを提供しています。お客様のイノベーション創出を支援する総合コンサルティング企業であり、サービスを提供する社員一人一人が財産の会社です。
そのため、職場において真の平等を実現していることが何よりも重要です。平等な職場環境が、一人ひとりの社員が能力を十分に発揮し、結果を出すことにつながると考えています。みんなが自分らしく働くことができれば、才能ある個人やチームの生産性を高め、創造的なアイデアをビジネスの場で実現することができる。アクセンチュアでのI&D活動は、事業の根幹に強く根ざした重要な活動だと感じています。
私たちはI&D、LGBTQ Prideの活動を通じて、そんな職場環境が当たり前である企業を目指し、社会に向けても発信しつづけ、誰もが自分らしくいられる社会を実現することを願っています。
最近、国内ではLGBT平等法についての議論が活発に行われていますが、アクセンチュアではLGBT平等法が目指す「性的指向や性自認による差別的取り扱いを禁止し、LGBTもLGBTではない人も平等に扱う」という法案の想いに賛同しており、早く、より良い形での成立を望んでおります。アクセンチュアは当事者の方々が働きやすい環境を整えるべく、BME(Business for Marriage Equality)、「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言 Business Support for LGBT Equality in Japan」への賛同やWork with Pride 2021実行委員会へも参画しています。また、この活動だけではなく、今後も多方面で精力的に活動していく予定です。
今回のブログでは、LGBTQ Prideの領域に課題や関心のある社員で構成されるLGBTQ Ally Committeeの活動についてご紹介させていただこうと思います。
LGBTQ Ally Committee の活動紹介
アクセンチュアのLGBTQ Prideの活動は、「アドボカシー」をキーワードにしています。「アドボカシー」は擁護/弁護、支援運動という意味です。社内、社外の二つの軸で活動しており、社内ではより多くの社員にAlly(アライ(支援者))へ賛同してもらえるような情報発信と、アライとして登録した社員がより理解を深め、仲間と交流できる機会を提供しています。
また、社外に向けてはソーシャルセクター(NPO、NGOなど)との協働や情報発信も積極的に取り組んでいます。現在は新型コロナウイルスによる社会状況に鑑みながら、その中でもできること・やるべきことに取り組んでいます。
1.社内に向けた活動
イベント: コロナ渦において直接顔を合わせてイベントを開催することができなくなりましたが、Teams(社内で利用しているコミュニケーションツール)を活用し、オンラインイベントを定期的に開催しています。対面式のイベントとして開催していた時には、参加者が30~50名程度でしたが、オンライン化したことにより、アクセンチュアの日本国内で勤務する、全ての社員が参加できる環境になり、毎回100名以上が参加しています。また、Teamsを使うことで参加者からの感想や質問チャットに、パネラーや運営側が回答するようになり、一方的だった対面イベントの時とは違い双方向のやり取りができるようになりました。今後も気づきや学びのあるイベントを開催していく予定です。
コミュニケーション(啓蒙活動):社内向けの発信としては社員に向けて、LGBTQを取り巻く状況や、アライとは何か、といった視点での学びや気づきを共有し、そこから次の一歩に向けての行動を一緒に考え、伝えていくことを目指し活動しています。ここ一年の取り組みでは、アライとして登録した社員の想いをまとめた「Allyになった理由」をリリースしました。どれも胸に響くものばかりでした。そのほかには、アライ登録はしたものの、アライとして何をしたらいいの?と疑問を持っている社員に向けて「アライ宣言」としての行動のヒントをご提示する取り組みも始めました。現在は、定期的にニュースレターを発信して LGBTQ、アライを取り巻くリアルな想い、生の声を共有しています。今後の活動としては、社員がLGBTQに関連する情報にアクセスできるサイト「社内LGBTQポータル」を整理していく予定です。
2.社外での活動
プライドハウス東京:「プライドハウス東京」というLGBTQに関する総合情報発信センターの企画・検討を、60を超えるNPOや専門家・企業・大使館と一緒に進めています。2020年10月11日(日)の国際カミングアウト・デー(National Coming Out Day)にあわせて、日本で初めてとなる常設の大型総合LGBTQセンター「プライドハウス東京レガシー」が、東京都新宿区にオープンしました。この「プライドハウス東京レガシー」において、アクセンチュアは運営の仕組みづくりを担い、組織としての基盤を支えています。
nijit:「nijit」はIT業界のLGBTQと アライの交流及びLGBTQが働きやすい環境を実現するための情報共有や発信を企業の枠を超えて行う団体です。アクセンチュアを含め全10社の幹事会社で運営されています。四半期に1度、幹事会社定例会・懇親会を実施しており、コロナの影響を受けながらも、オンラインでの交流を継続しています。これら以外にも、他のコンサルファームや大学等、幅広く多様な主体と協働をしています。
イベントへの協賛・参加:Prideに関連するイベントへの協賛・参加、その様子をAccenture Japan Life Blogでなどで発信し、アクセンチュアの取り組みを通して社会へ提唱していく活動をしています。昨年2020年から多くのイベントがコロナの影響で中止・延期になりました。このような状況の中でも、オンラインイベントで開催されることで、参加の機会が増えてきており、その利点も活かしながら活動を継続していきます。
直近ではアクセンチュアが主催するオンラインイベントを企画しており、近日中に開催できるよう準備を進めているところです。今後も、皆様へいろいろな情報を発信し、一緒に活動できる機会を作っていければと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
アクセンチュアのLGBTQ Prideの取り組みはこちらから。