アクセンチュアで環境に関する取り組みを担当している早川です。 

世の中で、サステナビリティという言葉を聞くことが増えてきています。 

アクセンチュアも10年以上にわたりサステナビリティに関する目標を立ててきました。また、弊社会長 兼 最高経営責任者 ジュリー・スウィートも「あらゆる活動にサステナビリティを取り入れていきます。」というメッセージを発信しており、実際に、環境担当の部署にとどまらず、多様な部署での環境取り組みや啓発を進めています。 

今回は一例として、自分で日本のサステナビリティ軍団を立ち上げた社員をご紹介いたします! 

 

アクセンチュアのサステナビリティ目標

まずは、アクセンチュアが掲げるサステナビリティの目標をご紹介します。アクセンチュアは10年にわたり環境目標を掲げてきました。2025年に向けては、下記3つを掲げています。

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ネット・ゼロ・エミッション

2025年までにネット・ゼロ・エミッションを達成

アクセンチュアの直接排出・電力使用に伴うCO2排出(Scope 1・2)に加えて、購入したサービスや出張を含む間接的なCO2排出(Scope 3)も対象。

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廃棄物ゼロ

廃棄物ゼロを目指して

CO2だけでなく、廃棄物削減にも取り組む。社員が使うPCやサーバー、オフィスで利用する家具を100%リユース・リサイクルするなど。 

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水害リスク計画

水害リスク計画の施行

自社の環境影響を抑える上述の取り組み以外にも、気候変動の影響で水災害が増えた場合の対応も計画。

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れらの大きな目標のもとで、社員はどんな想いをもって働いているか、今日はその一端をご紹介いたします。インダストリーX本部所属の杉本さんです。 

 

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サステナビリティと私

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アクセンチュアのインダストリーX本部に所属する杉本です。 

インダストリーXは、デジタルの力でサプライチェーンを次世代のあるべき姿に変革するコンサルティングをしています。 

前職では飛行機の製造に関わる仕事に就いていたので、アクセンチュアでもその縁があって工場やものづくりに関わる部署に配属いただきました。これからは自分が関心を持っているサステナビリティという観点も交えて業務を行いたいと思っています。 

サステナビリティを自分のスペシャリティにしたいと思ったきっかけは、業務が巧くこなせず、ふさぎこんでしまった時期があった事です。今後、再起して頑張る為には、大好きなことをやらねばと考えました。自分の心のよりどころや、大事なものはなんだろうと考え、その中で、自分が山や海を見て元気・やる気をもらう事の重要さ、またそのような資源を守っていきたいという思いから、サステナビリティ分野で仕事がしたいと発信するようになりました。

 

無かったから作っちゃった、Sustainability Squad 

私は今、アクセンチュアのコンサルティングとサステナビリティについてディスカッションする場所である、Sustainability Squadでメインメンバーとして活動しています。

サステナビリティを仕事にしたいと私が最初に思ったタイミングでは、まだ社内での組織がなかったんです。アクセンチュア・グローバルのいくつかの国で「Sustainability Squad(サステナビリティ軍団)」が発足していることを知り、日本でも発足させることになりました。

アクセンチュアの会長 兼 最高経営責任者 ジュリー・スウィートも「アクセンチュアは、ステークホルダーとともに創出したサステナビリティ・ バリュー・プロミスを指針として、あらゆる活動にサステナビリティを取り入れていきます。」というメッセージを発信しているとおり、アクセンチュアがこれからお客様向けにコンサルティングをして行くにあたっては、サステナビリティはすべての文脈で必須となってきています。このシステム一つだけを取り入れたらいい、ここに投資をしたらサステナビリティは完了できる、ということはなく、事業経営全体が環境に対する負荷が低いのか検討する必要があります。

Sustainability Squadは色々なスペシャリティを持っている人たちが自分たちの得意なところを活かし、お客様向けに提供しているサービスの中に、どうやってサステナビリティを入れられるかをディスカッションする場所になっています。環境問題・社会問題に興味がある社員が集まり、現在200人ほどで活動しています。

具体的な活動としては、過去プロジェクトで構築した知見や各スペシャリストが自分の知見を共有し、さらに大きな変化を起こす方法をカジュアルにディスカッションしています

Sustainability Squad活動内で、お客さまからの要望にどのように応えようか悩んでいる社員同士が相談をするうちに、普段の業務でのつながりを越えて話し合う機会が増えてきました。そんな活動を積み重ねて、今は複数プロジェクトをまたがって相談しあえるつながりをもつ社員が生まれてきていると感じています。

また、Sustainability Squadは、若手社員にとって自分が構想する学び・交流の場を企画・実行できる場にもなっています。各々が持つ関心を活かして、行動を起こす経験を私が応援できる事はとても嬉しいです。

Sustainability Squadを立ち上げた話をすると、よく「すごい、そうやって手を挙げるって本当にできることなのですね。」と驚かれる事もあります。こういった組織を立ち上げるには、部長以上の立場でないといけないと思っている方も多いのかもしれません。自分の小さい例ではありますが、手を挙げて実現した例を見て、いろんな立場の方がチャレンジする気持ちを繋いでいけたら良いなと思います。

 

使い捨てプラスチックを削減!PCバッグに直接ネギ

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サステナビリティと私

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日常生活でのサステナビリティ取組ですが、やはりまずは食ですね。一番楽しくてやりがいがあるので。産直でローカル野菜を買ったり、プラントベースの食事を増やしたり。

(ある人の受け売りですが)、食というもの自体に、人と人をつなげる効果があるそうですし、それを実感しています。

例えば、産地直売所に買い物に行くと、野菜を作っている生産者の方に会うようになりました。

プラスチックの袋を受け取りたくないので、いつも、小さいハンドバッグに玉ねぎを詰めたり、ある時は長ネギが入らず、アクセンチュアのパソコンの横にぶっ刺していました。

小分け用のビニール袋も断って、全部ゴロゴロ生で入れてくださいと産直のレジでやっているうちに、農家の方にもプラスチックフリーの人と覚えられてきました。ただ、ある日、本当にどうしても鞄に収まらなくて困っている時、「もう今日は仕方ないから君、これに入れて行きなさい」と、野菜を入れられる大きい袋を無料で頂いたことがありました。こちらの準備不足でご迷惑をおかけしました。いつも無理を言って、小さい鞄に詰め込むのをはらはら見守ってくれる農家さんに感謝しています。

このように、食を通じるとなかなか生まれづらい会話が生まれるほか、食べ物を一緒に食べることが、自然に人を繋ぐと考えています。

2022年の目標は「環境配慮意識のある人を増やすこと」です。つい最近、自分と一緒に過ごす時間の増えた人が「カフェ行く時にタンブラーを持っていなかったら、今日は買うのをやめておこうと思うようになった」と報告してくれました。あれこれしないといけないよ、ということは一切言っていなかったのですが、一緒に会話する中でそのような意識が芽生えたのかなと思い、小さなことかもしれませんが、とてもうれしくなりました。こういう身近な取組と業務での取組を合わせて「自分なりのサステナビリティ」をこれからも楽しんでいこうと思っています。

アクセンチュアの環境に関する取り組みはこちら: 環境サステナビリティ

 

早川 詩音

総務部 シニア・アナリスト

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