クリスマスにサステナビリティを取り入れ、廃棄物ゼロを実現
February 3, 2023
February 3, 2023
アクセンチュアは10年以上前から環境問題への対策を積極的に取り組んできました。2020年には「ネット・ゼロ・エミッション」「廃棄物ゼロを実現」「水害リスク計画の施工」の3つを2025年まで達成するという目標を追加し、会長 兼 最高経営責任者 ジュリー・スウィートは「あらゆる活動にサステナビリティを取り入れていきます」というメッセージを発信しました。そのメッセージを受け、私は業務や日常生活の中においてこれまで以上にサステナビリティを意識するようになりました。
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毎年9月頃に、年末年始の行事に関するアイテムの調達が始まります。クリスマス用のデコレーションとクリスマスツリーの手配は私たちのチームタスクの一つで、上司から「今年はサステナブルなクリスマスツリーを取り入れてみよう」とのアドバイスがありました。これまでは輸入された海外産のもみの木を調達していたため、運搬の際に発生するCO2や利用後の処理などに課題があるのではないかと仮定し、まずはクリスマスツリーの問題について知ることから始めました。とはいえ、個人的にはサステナブルなツリーに切り替える=何度か使いまわせるプラスチック製のクリスマスツリーへ切り替える事以外にアイデアを思いつきませんでした。
調べてみてわかったことは、もみの木がクリスマスツリーとして市場に出るまでには10年~12年かかる、ワンシーズンで数千万本のもみの木が伐採・廃棄されている、成長過程では二酸化炭素を吸収するものの輸送や焼却処分の過程で二酸化炭素が排出される、でした。また、クリスマスが伝統行事として行われるのヨーロッパや北米では、年々増加する消費と廃棄量に対する問題提起の声が高まっており、2018年頃からリユースやリサイクルの取り組みが始まっているものの、人々の意識を変えるためにはまだまだ啓蒙活動が必要であることを知りました。
その中で、イタリアの間伐材で作るサステナブルなクリスマスツリーの記事を見つけ、日本の関連会社の「グリーン・ワイズ」にコンタクトをしました。アクセンチュアの環境への取り組みや目標を伝え、我々で何ができるかを相談し、結果、廃棄物ゼロを実現できる2種類のクリスマスツリーを導入することができました。
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従業員からは、「毎日ツリーを見るのが楽しみだった」「家にスワッグを飾って子供たちと一緒に楽しみたい」などの感想が寄せられ、会社としての環境に対する取り組みについて社員同士でコミュニケーションを図ることができました。根付きのツリーを展示したオフィスの従業員からは、「来年もまたこの木に会えるのが楽しみ」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったです。
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今ではすっかり日本にも定着しているクリスマスですが、「クリスマスツリーとはこういうもの」という固定観念を疑い、これまでとは違った形でツリーを提供した結果、従業員にとっても新しい気づきが多く、反響が大きかったようです。
たとえ、自分の会社のクリスマスツリーをサステナブルなものに置き換える、といった小さなアクションでも、行動を起こすことで大きな力になっていきます。この記事を読まれた皆さんもぜひご自身の身近でできることについて、何か新しいチャレンジを始めてみてはいかがでしょうか。
アクセンチュアには会社全体でサステナビリティへの取り組みを推進する意識が強くあり、このような新しいチャレンジに自ら取り組むことができる環境に私自身、働きがいを感じています。これからも担当業務を通じて社内外への良い影響を与えられるような取り組みにチャレンジし続けたいと考えています!
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