企業市民活動の1つ、「イノベーション創出型STEM人材の育成」の取り組みとして、福島大学で「教員免許更新講座」を実施しました。今回はその模様をお届けします!

広い校庭を飛び交うボール、チョークの粉が舞う黒板消し、茶色のプリントを後ろへと回していく様子……皆さんが小学校と聞いてイメージする姿はどのようなものでしょうか。
私にとっての小学校時代はだいぶ昔のことになってしまいましたが、いまだにアナログなイメージを強く持っています。同じようなイメージの方も多いのではないでしょうか。
実際に、小学校の現場に電子黒板や電子教材等の検討は進んではいるものの、機材やネットワーク環境などはハードルの高さもあり、まだまだ導入過程の状況です。

そんな小学校ですが、もう気が付けば来年の2020年からプログラミング教育が必修化されます。算数や国語のような教科としてプログラミングの教科が設けられるわけではありませんが、既存の算数などの教科の中にプログラミングを取り入れたり、各教科とは別に時間を設けて実施したりということが求められています。
これは、プログラマーを育成するということではなく、デジタル化、グローバル化の推進、それに加えて日本においては高齢化社会に伴う労働力減少に対する危機感を背景として、主体的に課題に向き合い解決していくことができる力や、論理的な考え方を身に着けることの必要性が高まってきたことがあります。読み書きプログラミングと評されたりもしますが、プログラミング的思考やテクノロジーを使いこなすことが当たり前のように求められる時代になってきました。

アクセンチュアは、その中でも特に重要なのは、テクニックとしてプログラミングを習得することではなく、論理的な思考を身に着けること、そしてイノベーションを起こすため必要な力である周囲の人(特に異なるバックグラウンドを持つ人)との協業や、身の回りから課題を抽出して解決に向けて何度も調整を繰り返す力を習得することにあるとの考えのもと、数年前から主に公立小学校において、「課題解決型ロボットプログラミング講座」というプログラミング教育(イノベーション創出型STEM人材の育成)を実施してきたところです。
https://www.facebook.com/RobostarC/

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今回は、来年に迫ったプログラミング教育の必修化を前にして、現職の教員の方の「教員免許更新講座」を福島大学にて行いました。
これまで小学校の現場で実施してきた事例・ノウハウに加えて、昨今のデジタル化の事例や最新のトレンド、STEM教育・プログラミング教育の必要性や重要と考えるポイント、機材を使わないアンプラグドと呼ばれる方法からロボットプログラミングまで様々なプログラミング教育の実施例について、演習を交えながら丸1日かけて実施しました。
そして、チームで議論を重ね、決めた課題を解決するためのロボットをプログラミングも含めて作成し……先生方もこの瞬間は子どもに戻り、頭を悩ませたり声をあげて喜んだりしていました。

「これまで苦手意識があって何をしたらいいかわからなかったが不安が解消した」、「プログラミングの考えかたはどの教科にも、さらには生活の中にも取り入れていけるということが分かった」といった声をいただき、非常に有用な時間を過ごしていただくことができたのではないかと思います。
加えて、プログラミングの考え方を用いて既存の教科にどのように取り入れるかというアイデアもたくさん上がりました。社会の発表についてプログラミングを用いてプレゼンテーションを行ったり、体育でのダンス創作の過程でプログラミング的思考を活用したり、給食の準備の効率化・最適化にプログラミングを用いて取り組んだりとあまりここでは紹介できませんが、現職の先生ならではの様々なアイデアがあがりました。
私たちにとってもとても有用な時間になりましたし、この活動が子どもたちの学びにつながれば、これほどの喜びはありません。

アクセンチュアでは様々な企業市民活動を実施しています。その中の1つ、STEM人材育成チームにおいては、小学校から大学生、そして先生方のような大人までを対象にした活動を行っています。

教員免許更新講座や小学生向け課題解決型ロボットプログラミング講座については、こちらまでお問い合わせください。
CCJapan_STEM@accenture.com

 

福井 洋志

テクノロジー本部 シニア・マネジャー

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