こんにちは。金融業界のお客様への業務改善・デジタル改革などのコンサルティング業務やシステム導入の支援を行っている岡嵜です。
2019年12月5日、アクセンチュアのオフィスにて「国際障がい者デー」に合わせたイベントが開催されました。今日はそのイベントの様子を、写真と共にお送りします!


「国際障がい者デー」とは?

毎年12月3日は国連が定めるInternational Day of Persons with Disabilities(国際障がい者デー)です。

アクセンチュアでは、すべての社員にとってのインクルーシブでバリアフリーな職場環境、また障がいのある社員の方々がより職場に適応し、長く働き続けることができる環境の構築を進めています。世界中のオフィスが、「国際障がい者デー」にちなんで12月をCelebration Monthと位置づけ、理解度向上やネットワークの促進を目的としたプログラムやイベントを展開しています。
日本では(昨年)12月5日に、アクセンチュアみなとみらいオフィスをメイン会場として、通算9回目となるPwD* Dayイベントを開催しました。
*PwDとは、Persons with Disabilitiesの略で、障がいのある方のことです。

各地から150名以上が参加!

イベント当日は、メイン会場のみなとみらいオフィス(横浜)を中心に、熊本BPOセンターや東京ソリューションセンターなどアクセンチュアの各拠点をつなぎ、オンラインでの参加も含めて150名以上が参加。過去最大の参加者数となり、大いに盛り上がりました!

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<集合写真@メイン会場>

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様々な社員によるタイバーシティ推進の取り組み

今年のイベントテーマは"One Team, One Accenture"。
社員ひとりひとりが能力やその個性を最大限に発揮し、生き生きと働ける職場の実現についてパネルディスカッションやワークショップを通し考えていきます。

イベントは、アクセンチュアの各拠点で働く障がいのある社員の方々のインタビューをもとに構成されたオープニングビデオの上映からスタート。戦略コンサルティング本部マネジング・ディレクターであり、PwDイニシアチブのリードを務める海老原城一さんの挨拶では、障がいのある社員の方々が働く拠点が日本全国に拡大し、その活躍の場が広がっていることが紹介されました。

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<テクノロジー部門が社内開発したAIを活用したコミュニケーションツール「Trans Communicator」を用いながら挨拶をする海老原さん。発話内容がリアルタイムに字幕として表示されます。>

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また、社員による当事者組織であるPnet(PwD Network)、障がいの有無にかかわらず様々な社員が自発的に参加して活動を盛り上げているPwD Committee、人事部などから、1年間の活動報告が行われました。
Pnetの1チームである衝突防止対策チームからは、点字ブロックマット設置による効果が発表されました。オフィスの中の曲がり角など、社員同士の衝突や転倒の恐れがある危険箇所をサーベイによって洗い出し、点字ブロックマットを設置したところ、設置前(2018年)と設置後(2019年)では、ヒヤリハット経験率が72%から24%に大きく減少したことが共有されました。

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<衝突防止対策チームの和田さんと、点字ブロックマット設置の効果>

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当事者ならではの気づきを課題として抽出し、具体的な改善策を提言するPnet、 立候補した社員によって多様な社員が活躍できる環境づくりを推進するPwD Committee、制度の面から社員の働きやすさを実現する人事部というように、様々な立場の社員が積極的に参加するというアクセンチュアのインクルージョン&ダイバーシティ活動の特徴を感じられる時間でした。

デザイン・シンキングのワークショップ

イベント後半は、今回のメインであるデザイン・シンキングのワークショップ。
オンラインでイベントに出席している社員もチャットやツールを用いて参加します!

テーマは「多様性を活かしながら、自分たちだからこそでき、未来につながる一歩を描く」。
ファシリテーターは、デジタルコンサルティング本部マネジャーの秋山由希子さんです。

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まずは、「PwD社員として働くこと、PwD社員と働くこと」について、”いいと感じる点、前向きな考え”をピンク、”日々感じる正直な課題”をブルー、”機会と感じる点”をグリーンの付箋に書き出す個人ワークです。

初めてのワークショップ体験に戸惑う参加者も、「付箋は友達!」「まずやってみて、やってみてから考える」というファシリテーター秋山さんのアドバイスにより、各々の経験を元に書き込んだカラフルな付箋を増やしていきます。

次は、書き出した付箋の内容をグループ内でシェア。
模造紙に貼りつけた付箋をカテゴリー毎にグループ化し、皆が感じている気づき・課題を明らかにしていきます。
その後、自分が取り組みたい課題を1つ選び、その課題が解決されてどのような状態になっていたら良いのか、をアクティビティシートに記入します。

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<各テーブルで白熱するワークショップの様子>

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最後は、グループ内で意見交換をしながら、目指す姿・状態を実現するために「個人として取り組みたいこと」「会社に働きかけたいこと」「社会に働きかけてみたいこと」という3段階のアクションに各々が昇華し、あらためてチーム内で共有します。

個人のアクティビティやチーム内シェア、発表を聞いたメンバーによるフィードバックやアイデアの種の交換を繰り返すことにより、グループ内での交流が活発になり、新しい視点・気づきがいくつも生まれました!

ワークショップの最後は、オペレーションズ本部マネジング・ディレクターの孫藝瑗さんからの総評です。
「アクセンチュアで何をやりたいのかを常に考え、会社に対する要望や改善点があればどんどん声を上げてほしい」と、今回のワークショップに限らず、社員による継続的な意見の出し合いや提言を期待するコメントをいただきました。

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<ワークショップの総評をする孫さん>

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イベント参加者の感想

参加者によるイベントの感想をご紹介します。

「(ワークショップでは)自分では考えつかない意見が出たりして楽しかった」
「普段とは違う時間を過ごすことができ、とても新鮮だった」
「皆さんからいろいろな意見を聞けて、なるほどーそういう視点もあったのか、と思いました。こういう機会はとても良いですね。年に1回だけではなく、四半期毎に実施しても良さそう。」
毎年規模を拡大している国際障がい者デーイベント。障がいのある社員数の増加のみならず、アクセンチュアの社員の間でのインクルージョン&ダイバーシティ活動への関心の高まりを実感します。そして、多くの意見交換が生まれたワークショップを通して、異なる考え方や強み、専門性を持つたくさんの仲間の存在がアクセンチュアの醍醐味である、と改めて感じました。
私が参加しているPwD Committeeでは、今後も年間を通じて様々なイベントを企画していく予定です。
Committeeの活動に興味がある方はもちろん、お互いが支え合い刺激を受けるアクセンチュアのインクルーシブな環境を体験したい方、ネットワーキングをしたい方も、ぜひ気軽にイベントに参加いただけたらと思います!

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<イベント終了後のネットワーキングでは、パラリンピックの正式種目であるボッチャを楽しみました!>

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■本件に関するお問い合わせ先
Japan.HR.TS.mailbox@accenture.com

岡嵜 瞳子

テクノロジーコンサルティング本部 シニアアナリスト

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