社内イベントは自分たちの手で作り上げる。それがアクセンチュア流

アクセンチュアでは、年間を通じて多くの社内イベントを開催しています。日本だけでなく、グローバル全体で開催されるイベントについては、グローバルの共通テーマが設定され、そのイベントに興味を持つ社員が各国でコミッティと呼ばれる実行委員会を作り、社内外の意見を取り入れつつ、自分たちでイベントを作り上げています。

38日の「国際女性デー」を記念して行われた「International Women’s Day (IWD)」も、社員で作り上げたイベントの一つ。アクセンチュア ジャパン内のコミッティが主導し、今年は311日にオンラインで開催されました。

今回のブログでは、IWDイベントがどのように作られたのか、コミッティの中心メンバーに話をお聞きしました。

和気あいあい! 笑い声が途切れないコミッティメンバー

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IWD ジャパン 2022

みんなでアクセンチュアのロゴにある「アクセントマーク」ポーズ!

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酒井 くらら 梅田 翠
テクノロジー コンサルティング本部のアソシエイト・マネジャーとして、主に統合基幹業務システムのグローバル導入を通じた業務改革を支援している。今回初めてIWDチームに参加。 2012年に入社し、現在はビジネス コンサルティング本部のマネジング・ディレクターとして、経理・財務を中心としたコンサルティングをしている。IWDイベントではコンテンツの企画立案を担当。
小原 紗代子 松橋 由香里
公共サービス・医療健康本部のマネジング・ディレクターとして、中央省庁や自治体のコンサルティングを担うとともに、新規営業プロジェクトにも携わる。今回のIWDイベントではプランニングチームのリードとして統括。 テクノロジー コンサルティング本部のアプリケーション開発スペシャリストとして、プロダクト管理システムの業務運用支援を行っている。IWDイベントではアナウンスチーム兼、プロジェクト全体的のPMOを担当。

 

「ただ聞く」のではなく、「ヒントが得られる」イベントを目指す

 

――IWDイベントは、「働く女性」に焦点を当てているんですよね?

小原 はい。年に一回、イベントを通じて自身のこれまでとこれからのキャリアに向き合う機会を作ることで、一人ひとりの仕事に対するモチベーションを高めたり、キャリアアップを促したりすることがいちばんの目的です。今年は「働く女性」の中でも、特に「プロモーション(一般でいう昇進)に悩む女性」にスポットを当てることにしました。キャリアを積み重ねる中で、プロモーションは大きな節目ですから、悩む女性もたくさんいます。私自身も、悩んだ経験があり、社員の興味関心が高いと思っていました。

梅田 年明けにコミッティがキックオフした際、メンバーにはこれまでの経験などを元に「イベントで何を伝えたいか」意見を書き出してもらったのですが、どれも長文で、熱い思いが綴られたものばかりだったんです。あれは印象的でした。みんな、悩んでいるんだなって。

小原 そうですね。だからこそ、みんなイベントをより良いものにしたいと、コミッティの中でも活発なコミュニケーションが自然と生まれていましたね。

松橋 今回はメンバーが女性だけということもあって、話しやすく、赤裸々な話も出ましたね。メンバーの話をお互い聞き合っているうちに、「イベントでただ講和を聞くのではなく、問題解決のヒントが見つかるようにしたい」と、みんなの心が重なった感じでした。

梅田 私もそう感じました。やっぱり社員のリアルな経験談は今現在悩みを抱えている社員に役立つはず、と身をもって実感したので、「リアルな声や実体験から生まれたTips(明日から仕事に活かせそうなコツ)を届けること」「社内・社外両方の目線で女性社員の活躍を促すこと」の2つを企画の方針に据えることにしたんです。

松橋 企画の方針が決まってからは、コンテンツの企画立案担当、イベントの周知担当、イベント運営と、役割別にチームを作って準備を進めました。グローバルの方針や日本での取り組みについてもHRマーケティングチームなど関係者と調整をとったりチームごとにこまめに進捗確認をして、遅れや新たに必要になった作業があれば、みんなでカバー。メンバー間で頼りあえる関係性はとても心強かったですね。

小原 準備期間が例年より短かったこともあってとても忙しかったですが、私たちの日々の仕事はプロジェクトワークが基本となっています。プロジェクトの特性に応じてクライアントを含むさまざまなメンバーでプロジェクトチームが組成され、プロジェクトのゴールに向かってそれぞれが役割果たしながら、お互いコラボレーションして活動することに慣れているため、今回のイベントも普段のプロジェクトのように、初対面のメンバーともすぐに打ち解け、団結しながら進められました。

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IWD ジャパン 2022

五十嵐 慎二(取締役副社長:右)、堀江 章子(常務執行役員 金融サービス本部 兼 インクルージョンダイバーシティ日本統括:左)によるメッセージからイベント・スタート

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――みなさんの熱い思いから、イベントの方針が決まっていったんですね。イベントのコンテンツはどのように決めたのですか?

小原 梅田さんはコンテンツの企画立案担当として、多くの社員からヒアリングをしていましたよね?

梅田 はい、リアルな経験談を集めることに特に時間を割きました。コミッティメンバーやその周りの方に協力してもらい、時にはオンラインミーティングで夜ご飯を食べながら聞き出したことも。これまでのキャリアで壁にぶつかった経験や仕事をうまく進めるための工夫などを雑談ベースで聞き出して、ディスカッションのトピック決めに活かしていきました。

酒井 第二部のピープルリード(旧称キャリアカウンセラー)とカウンセリー社員による座談会は好評でしたね!ピープルリードとは社員一人ひとりに必ずつくキャリア形成の相談役のことで、プロモーション前後のフォローアップの視点から赤裸々にトークしていただけましたし、座談会トピックの一つ「今すぐ使える仕事術」は、梅田さんが集めた実体験に基づいていたからこそ、たくさんの人が共感してくれたんだと思います。

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IWD ジャパン 2022

パネルディスカッションでは、それぞれの実体験に基づいた話から、聞く側も共感できる話が満載。

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梅田 第一部のパネルディスカッション企画では、酒井さんも積極的に意見を出してくれましたよね。初めてコミッティに参加されていろいろ大変だったかもしれませんが、とてもありがたかったです!

酒井 グローバル企業ですから、アクセンチュアの中だけに目を向けるのではなく、他の企業の女性活躍事例にもたくさんのヒントがあると思い、パネルディスカッション形式を提案しました。

松橋 当日は、2名のゲストスピーカーに国内、海外からそれぞれオンラインで参加いただき、「成功を掴む女性のリアルなキャリアトーク」のテーマでパネルディスカッションを実施しました。外部有識者の方の視点はとても参考になる話ばかり。すばらしい企画でしたよ!

酒井 ありがとうございます! それに私自身、今年からコミッティに入った新参者なのですが、若手の意見も吸い上げながら進めてくださったことがとても嬉しかったです。

小原 酒井さんは持ち前の英語力を活かして、スライドやメールの翻訳業務も担当してくれましたね。他のみなさんもそうですが、自分の強みを活かした活躍をしてくれたことで、無事開催できたのだと思います。まさにOne Teamでした!

 

イベントをきっかけに、一人ひとりの可能性を広げていく

 

――とてもいい雰囲気で準備が進んだんですね。そんなコミッティでの活動を通じて得た学びや、魅力とは何でしょうか。

松橋 私はこれまで経験がなかったクライアント以外の社外の方への参加交渉・調整業務に携わることができました。今回はシンガポール在住の有識者の方にオンラインでご登壇いただいたのですが、メールの送り方ひとつとっても学ぶことがたくさんありました。こうした普段の仕事ではあまり経験できないことにチャレンジできるのは、コミッティに携わったからこそですよね。

梅田 そうですね。コミッティ参加は自分の可能性や業務の幅が広げられるチャンスです。そして、部署を超えたコラボレーションが生まれることも大きな魅力だと思います! コミッティには普段なかなか関わることがないメンバーが多かったのですが、今ではお互いのキャリアのために腹を割って話せるような関係性になりました。

酒井 私は入社以来、ずっとIWDイベントの運営に興味がありました。今回コミッティに入って、企画立案から告知メールの作成まで、約18千人に届ける大規模なイベントを一から作り上げていく感覚に感動しました。

小原 メンバー全員が女性ということもあって、仕事だけでなく、オンライン会議の時の服装などプライベートの話も盛り上がりましたよね。みんなでわいわい楽しみながらの準備は、まるで高校の文化祭気分でした!

一同 わかる〜〜!

酒井 最近は在宅勤務が定着していることもあって、どうしてもアクセンチュアの一員としての誇りや一体感がなかなか生まれにくくなっていると思います。ですが、今回みんな一緒に一つのことをやり遂げたことで、帰属意識も高まったんじゃないでしょうか。私自身、「アクセンチュアでもっといろいろ挑戦したい!」という気持ちになりました。

松橋 私もイベントが終わった後、すぐにピープルリードとの面談を予約しましたよ! 運営に携わったことチーム・マネージメントを体験し、よりプロモーションが自分ごと化されたと感じています。

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IWD ジャパン 2022

当日のイベントステージ。色とりどりの花で春のイベントらしさを演出。

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IWD ジャパン 2022

イベント準備の様子。久しぶりのオンサイトでのイベントでは、スタッフもそれぞれソーシャル・ディスタンスに留意しながらの活動となった。

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――これからに活かせる、活かしていきたいことがあれば。

松橋 今年はオンライン開催でしたので、男性社員もイベントに参加しやすいとの声をいただきました。一昨年までのIWDイベントは社員や内定者などが集まる対面形式だったのですが、女性が圧倒的に多かったこともあり男性はなかなか参加しづらかったようです。今後は男性社員も気軽に参加でき、ともに学びを深められるようなイベントにしていきたいですね。

小原 そうですね。 部署や役職、性別に関係なくプロモーションやキャリア形成に対する悩みを少しでも減らし、一人ひとりが成長し続けられるアクセンチュアジャパンを目指していきましょう。 また私としては、このイベントをきっかけに社内の交流が活発になることも期待しています。アクセンチュアジャパンでは多くの女性が活躍していますから、より気軽に相談できる風土が生み出せたらうれしいですね!

酒井 若手社員にとってロールモデルとつながりが増えることはとても心強いことだと思います。私自身も、プロモーションをより前向きに捉えられるようになりました。また、コミッティは全社員からメンバーを募集しているので、IWDイベントに運営側から携わりたい、興味があるという方はぜひ手を挙げていただきたいですね。

今後もアクセンチュアは、グローバル全体で平等な職場環境の実現を目指し、さまざまな活動を展開していきます。

アクセンチュアのジェンダー平等への取り組みはこちら:平等の文化のある職場環境を目指して

 

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